相撲観戦をガイドしました!

昨日は有給休暇を使い、相撲を観戦したいという外国からのお客さんをボランティアでガイドしました。私が所属しているボランティアの団体は基本的には名古屋城でガイドをしているのですが、イレギュラーでこういう依頼も入ってくるのです。相撲観戦のガイドを募集とあり、無類の相撲好きで知られる私は即立候補しました。幸いにも他にやりたい方は居なかったようで、私に決まりました。

お客さんは、ベルギーから来た4名でした。比較的年配の方々でしたが大きな荷物を持って新幹線から現れました。この日は私は名古屋駅の新幹線のホームで出迎えたのでした。新幹線の出迎えって、「入場券」という切符を買う必要があるんですね。初めて買いましたよ。140円でした。

聞けば日本には21日滞在し、東京、名古屋、京都、大阪、広島、金沢に行くとのこと。日本の主要観光地、全制覇できる勢いですね。

ホテルに行き荷物を預けた後、矢場とんで昼食を取りました。欧米の人はトンカツ、焼き鳥、すき焼き等のハッキリした味の物を好むと本で読んだので、愛知県民の鉄板である矢場とんをチョイス。カツは良くても味噌ダレはどうかな?と一抹の不安がありましたが、美味しかったとのことでした。

矢場とんは英語メニュー完備しており店員さんも注文程度なら英語は問題無く、慣れていました。最近は本当にインバウンドブームなんだなぁと感じましたね。

矢場とんの後は、お馴染みの名古屋城に行きました。暑かったのですっ飛ばして回り、涼しいベンチで休憩を取ったりしていました。それでも、私は初の長時間ガイドの緊張感からか、肩こりで頭が痛くなってしまいました。

天守閣も極力カットしつつ、私は頭痛が治るというツボを押しながら、なんとか名古屋城見学を終え、すぐ隣にある相撲の会場である愛知県体育館へ行きました。名古屋城は、そこそこ楽しんでいただけたようです。

会場へ着くと、もう幕内の土俵入りが始まっていました。ちょっと遅かったですね。タイムマネジメントはやはり難しいです。

さて、相撲観戦の始まりです。最初の取り組みは2秒ぐらいで終わり、私は仕切りの動作の説明とかをしていたため相撲の勝敗のルールを説明し損ねてしまい、

「もう終わり?何が起こったの?」

みたいに言われました。そうか、相撲のルールって以外と難しいんだなと思い、土俵から出たり足の裏以外が地面についたら負けだよと説明しました。

取り組みが進むにつれ、現在の大相撲の状況を説明しました。モンゴル人が強すぎて、日本人のチャンピオンが居ないんだよと言わざるをえませんでした。でも稀勢の里という力士が強くて、多くの日本人が応援していると伝えました。

途中、ルールを教えた後は、ちょっと高度な話をしました。まわしを掴むと有利になるから、ぶつかった後にまわしの取り合いをしていること、中には突っ張りが得意な力士もいること。こんな説明が必要なのか分かりませんが、相撲マニアとしてはやはり説明してしまいますね。

失敗だったのが、うちわを持って行かなかったこと。建物の中だから油断していましたが、名古屋場所の会場である愛知県体育館、暑いんですね。狭い会場で密集してるし、椅子席は欧米人には狭いし、暑くて死にそうでした。出かける前に母ちゃんが、お客さんにあげるために風呂敷を私に持たせていました。お客さんがベルギーのお土産をくれた時に、すかさず風呂敷を渡しましたが、持っていくべきお土産はうちわでしたね。

そうこうしている間に、稀勢の里の取り組みが始まりました。前日まで4連勝していたので勝つと思っていたのですが、負けました。

負けた瞬間、私はよく分からない声で叫んでました。そして一斉にがっかりする会場の皆さん。そしたら次の白鵬も負けたので、再び私は叫んでました。座布団は飛ぶし、私の反応が面白かったようで、ゲストは私を見て笑っていました。日本人がいかに相撲が好きか伝わったと思います。波乱の日だったので、ゲストも、久しぶりに見に来た私もラッキーだったと思います。

弓取り式まで見て、相撲観戦は終了。ホテルまでゲストを送り届け、私の初の名古屋城外のガイドは終了しました。ちょっとしたプロの通訳案内士気分でした。

最後に、ゲストは2ヶ月まるまる夏休みだと言っていました。対して私の夏休みは5日。5日でもちゃんと取れていれば、場合によっては羨ましがられますよね、日本では。

なぜヨーロッパ人はこんなに休んでいるのに、ちゃんと経済が成り立っているのでしょうか?日本はただでさえ不景気なのだから、彼らみたいにいっぱい休んだら経済が立ち行かなくなるのでしょうか?

これは某メルマガに書いてあったのですが、適度に休みを取った方が生産性も上がるので日本人がたくさん休んでもアウトプットは変わらないと思われるが、日本人は仕事の生産性よりも会社でみんなと過ごす時間を大事にしているのです。これはかなり面白い考え方だと思いますね。別に休んだら良いのに、好きで長時間仕事しているのです。けっこう私の同僚にも

「仕事休んでもすることがない」

と言っている人がたくさん居ます。なのでかなり頷ける話ですね。頭おかしいですね。でも有給を連続で20日使って土日と合わせて1ヶ月とか休んだら、そっちの方が頭おかしい扱いされるんですよね、日本では。

という実感も得られ、とても有意義な初ガイド体験となりました。またこういうチャンスがあれば手を上げてみたいです。

名古屋城でボランティアガイド 5回目

先週の土曜日、いつものように名古屋城でボランティアガイドをしてきました。

オーストラリアから来た女性を1人案内しました。ネイティブを案内したのは初めてです。

ネイティブの英語がここまで聞き取れないとは!衝撃を受けました。速いし、使ってる語彙や文の構成が、いつも見ているTOEICを始めとしたテキストに載っている英語と違うのでしょうか、相手が何を言ってるのか分かりませんでした。ネイティブの英語ってこうも違うのか、と思いましたね。

しかしこちらもボランティアとはいえ、ガイドの端くれ。ゆっくりしゃべってくれとはなかなか言いにくかったです。今思えば、言った方が良かったのでしょうが…。

考えてみれば、ネイティブと1対1で2時間も英語を話すことなんて、人生で初でした。それが中1で英語を勉強し始めてから15年が経過して初めてって一体……。まあそんなもんですよね。

何だかこちらが話す英語も調子が出ず、途中で案内した忍者隊のショーも先に終わってしまっていて、イマイチなガイドになってしまいました。これも勉強ですね。

いつも自分が勉強しているのはTOEIC語で、ネイティブの話すのが英語である、と隔世の感を感じました。音も違うし言い回しも違うので、TOEIC語をどれだけ頑張ってもネイティブの英語を聞き取れるようにならないのではないか?と言う気さえしました。

しかし、そもそも私はTOEIC語でさえ満足に聞き取れていないんですよね。まずはこれを完璧に聞き取れるようにすること。これができればネイティブの英語も、もうちょっと聞き取れるようになるでしょう。

一層の英語学習の必要性を感じた日でした。

どういう人が通訳案内士の客なのか

高山に旅行に行ったのは、外国人旅行客が非常に多いと言われる高山市で、ガイドしている通訳案内士をどれくらい見るのか?ということが気になったから、という理由もありました。

3日間で、2人の通訳案内士を見ました。少ないですね……。いや、これは多いでしょう。ここが日本の田舎であることを考えれば。

ただ、外国人観光客はめちゃくちゃいっぱい居る割に、ガイドは少ないと思いました。高山ってエリアが小さくて観光地の場所が分かり易いから、移動の面ではガイドは必要無いんですよね。

では、一体どのような外国人観光客が通訳ガイドを必要とするのでしょうか?

私が泊まったゲストハウスの客はほとんどが外国人でしたが、通訳案内士を雇って旅行する人とは対極にあるように感じました。ゲストハウスに泊まるのは、バクパッカーです。ガイドブック見ながら、どうやって明日の観光地に辿り着くかを宿で確認してました。1日ぐらい予定がずれても問題無さそうな雰囲気でした。

そもそも、私も海外旅行に行く時にガイドは雇いません。地球の歩き方とかで調べて、独力で観光地に辿り着くのが楽しいんですよね。それも含めて旅行なわけです。一度失敗して台湾で電車の中で無駄に6時間過ごしましたが、まぁ今となっては良い思い出です。

しかしそういう失敗をしたことによって、ガイド付きの旅行も良いかなと思い改めました。自分で調べるのは楽しいけど、面倒臭いんですよね。面倒臭いからガイドに頼むという人の気持ちもよく分かります。

少人数の旅行客は、バックパッカーみたいな人たちが多く、あまり通訳ガイドを雇わないように思います。少人数だとガイド料も割高に感じられますしね。

少人数で頼む人というのは、家族連れが多いのではないかと予想します。安全に効率よく旅行したいですからね。

あとは実際に高山で見たんですが、団体旅行も通訳案内士の出番ですね。アメリカから来た20人ぐらいのグループを、ガイドしていました。お客さんはだいたい50歳ぐらいでした。これぐらいの年齢層だとバックパック旅行などしませんので、こういう旅行の需要があるんですね。もしくは、年配の方は少人数の旅行でもガイドを雇うかもしれません。

まとめると、若い旅行客はあまり通訳案内士を雇わないんじゃないかな、と思いました。バックパッカーみたいな旅行は楽しいですが、ガイドを雇って安全に、かついろいろ教えてもらえる旅行も良いと思います。今度海外旅行する時は、私もガイドを雇ってみようと思います。

名古屋城ボランティアガイド 3回目

昨日は名古屋城でボランティア通訳ガイドをやりました。

いつものように入り口で外国人観光客に、無料ガイドやりますよと声かけをしましたが、なかなかガイドして欲しいという人が居ませんでした。ゆっくり一人で回りたい人もたくさん居るし、無料でガイドすると言われると怪しいと思う人も多いですからね。

40分ぐらい声かけをして、中国から来た夫婦の方がガイドしてもらいたいとのことで私の出番が回って来ました。桜が満開の3週間前と比べて、お客さんの数は5分の1ぐらいでしたが、それでもけっこうな数の観光客が来るんですね。

旦那さんは英語がかなりしゃべれたのですが、奥さんは全くしゃべれず、大丈夫か?と思いました。奥さんを放置して私が城の解説をすることになるからです。なので私は無理に説明せず、夫婦には自由に会話してもらうよう努めました。

日本の戦国時代や城について興味がある方だったようで、金鯱は名古屋城以外にもあるのかとか、名古屋城を建てた後に家康はどこに居たのかとか、いろいろと質問されました。私は名古屋城やそもそも日本史全般に対する知識が少ないので、資料を調べたり時にはググったりしながらなんとか質問に答えました。

そもそも彼は秀吉、信長、家康の三人を知っているとのことでびっくりしました。でも我々も始皇帝とか項羽と劉邦とか中国の歴史上の人物を知っているわけで、まぁ家康や信長ぐらいは知っていても良いかな、と思いました。

経験の少ない私のガイドで大丈夫だったかな、とは思いましたが、とても満足してもらえたようで、こちらも楽しかったです。お礼にソフトクリームを買ってくれたり、中国のお茶をくれました。無料でやっているので、相手のお礼の気持ちは割と素直に受け取る方が良いかな、と思います。

今回のゲストはセントレアから来て名古屋観光をして大阪、京都、奈良に行かれるとのこと。関西空港から帰るのでしょう。そういうコースのお客さんも居るんですね。

ボランティアガイドは1回やるたびに新たな気づきがあります。しばらく毎週参加して修行を積もうと思います。

名古屋城ボランティアガイド 2回目

昨日は名古屋城で英語ボランティアガイドをして来ました。2回目の参加です。香港から来た女性1名を案内しました。

まだまだ私は一人でガイドする力が無いため、先輩ガイドに付いて回り、時にはゲストと雑談したり、補助的な役割をしました。

徳川家康、豊臣秀吉、織田信長の三英傑の説明など、ところどころガイドにチャレンジしてみました。

実際にガイドをしてみると、思うように英語を話せないことに気づきます。なんとかなるだろうと思って話し始めたのですが、途中で詰まること続出。ボランティアと言えど、グダグダなガイドをしてしまうと、せっかく日本に来てくれた人に申し訳ないですね。

自分なりの名古屋城ガイド資料の作成と、英会話力の向上が急務だと感じました。

この日は桜が満開で、名古屋城を訪れるのにおそらく1年でも最も良い日でした。おかげで観光客の数も凄く多くて、入場券を買うのに凄い行列ができていました。海外からのお客さんもたくさん居ました。

私のゲストは、山崎川の桜を見に行ったと言っていました。山崎川って、おそらく名古屋在住の人しか知らない地名でしょう。私も知りませんでした。しかし外国からの観光客が意外と来ているようです。これは発見でした。

私の所属しているボランティア団体は活動システムが上手くいっているように思います。行けば海外からのお客さんをガイドできるわけですから。これは、プロの通訳案内士を目指す人にとってかなり良い修行の機会だと思います。

では今後ボランティア通訳活動が流行り、ますます通訳ガイドの仕事で生計を立てるのが難しくなるかと言うと、そうではないと思います。ボランティアガイドは質にムラがあるからです。私のようにまだガイドを始めたばかりの人にグダグダにガイドされる可能性もあるわけです。せっかくの日本旅行で、失敗したくない人はお金を出してでもプロの質の高いガイドを雇うでしょう。

いろんな気づきのあるガイド活動でした。早く名古屋城をガイドできるように頑張ります。

名古屋城でボランティアガイド!!

先月、通訳ガイド新人研修を受けてからというもの、私の頭にはガイドのことが常にありました。何かしようと思い、ボランティアガイドを始めてみることにしました。

早速、名古屋で主に外国人を相手にボランティアでガイド活動をしている団体を見学してみました。名古屋城のガイドです。

見学のつもりでしたが、実質私も案内を手伝うような感じでした。私は名古屋城に来るのは3回目で、全然ガイドできるほどの知識がありません。なので世間話などをしていました。

私の初めてのお客さんはタイから来た親子で、両親はあまり英語に堪能ではありませんでしたが、なんとか話すことはできるぐらいで、スムーズな会話というわけにはいきませんでした。英語が得意ではない人とのコミュニケーションは、ひたすら正しい英語を暗記しまくるTOEIC学習や、映画や本でネイティブの英語を学ぶのとも違い、別のトレーニングが必要だと思いました。ガイドとしては必要な能力だと思います。

名古屋城って、3年前に本丸御殿を公開開始したんですね。歴史的建築物を見に来たのに3年前にできたピカピカの建物を見るというのもなんとも……。しばらく行っていないという人は、また行ってみると新たな発見があると思います。

今回私と組んだ先輩ガイドは上手な英語を話し、ボランティア団体のレベルの高さを感じました。他の会員の方々も英語力の水準は高く、改めて、英語を話せる人ってたくさん居るんだなぁと思いました。

ボランティアとはいえ、先月行ったプロガイドの研修との決定的な違いは感じませんでした。ボランティアガイドは、プロを目指している人にとって格好の練習場だと思います。この団体に入会して、ガイドの経験を積もうと思います!

『通訳ガイドというおしごと』のレビュー

最近、通訳ガイド業界について調べています。そこで、この本を買いました。

医者になる方法は、簡単に分かります。医学部に行って医師国家試験に合格すればなれます。

サラリーマンになる方法も分かります。採用面接で合格すれば良いです。

しかし、通訳ガイドになる方法はよく分かりません。資格を取るだけでは仕事が無いですから。

この本『通訳ガイドというおしごと』はその疑問についてかなり詳しく説明してくれている本でした。

先日私は通訳ガイドの新人研修を受けて来ました。そこでは、座学で通訳ガイドがどうやって仕事を取るのかの説明もありましたが、この本の内容とほぼ同じでした。この本はかなり密度の濃い情報を提供していると思います。

かと言ってこの本を読んだらガイドの新人研修に行かなくて良いということはありません。新人研修は仲間ができますし、現場でのシミュレーションができますので。

『通訳ガイドというおしごと』は通訳ガイドの仕事について知りたかったら真っ先に買うべき良い本だと思います。

オンライン英会話で通訳ガイドの練習をする

オンライン英会話で通訳ガイドの練習をする方法を紹介します。

基本的には、以前書いた通訳案内士の試験の勉強をする方法と似ています。方法は以下のとおりです。

  1. ガイドブックで、ある観光地について学び、2分ぐらいで1つのスポットを紹介するスクリプトを作る。
  2. オンライン英会話の授業で、たとえば「今から浅草寺という寺について説明するから、それを聞いて何かコメントしてください」と先生に頼み、スクリプトでプレゼンする。その時、Googleの画像検索でその観光地の写真を一緒に見ながらやると良い。
  3. 5分ぐらい質疑応答する。外国人の先生は、外国人旅行者と同じような素朴な疑問を投げかけてくれる。

これを繰り返します。1つの観光地についてじっくり練習したいなら、先生を変えて同じことを繰り返します。

私は、通訳ガイドの採用試験を受けたことがあるのですが、模擬ガイドを課せられ、上記の方法で練習して試験に臨みました。現場でも、練習しておいて良かったな、と思いましたので方法論としては間違ってなかったと思います。不合格でしたけどね(笑)

オンライン英会話(その他の言語も)は本当に色んな使い方ができる、人類の究極の発明だと思います。有史以来続いてきた、外国語の勉強、という行為を再定義するビッグバンなんじゃないかと思います。

どんどんやりましょう!

通訳ガイドの研修に来ています

今、通訳ガイドの新人研修に来ています。

そもそもガイドの仕事ってどういうものなのか?とかガイドのロールプレイとか、ガイドとして必要な知識とか、いろいろ勉強しています。

宿泊費と交通費入れたら10万円近く出費していますが、これはここに来ないと得られない情報だと思ったので払いました。

毎日ガイドの先生たちの話を聞いていて、ガイドとして必要なのはホスピタリティだな、と思いました。常に相手のことを気遣う姿勢が大事です。気が利く営業や接客業の人なんかが向いているんじゃないかと思いました。

ガイドってもっと職人芸みたいなのを想像していたのですが、そうではないですね。技術的なことよりも気が利くことの方が大事だと思いました。特に英語は、英語の通訳案内士の有資格者はたくさん要るので、そういうところで差が出るのではないかと思います。これがタイ語やスペイン語だったら競争率も低く、多少は違うのかもしれません。もちろんホスピタリティが大事なのは言うまでも無いですが。

あと面白いのが、研修に参加しているメンバーの多様性ですね。通訳案内士って本当に様々なバックグラウンドの人が居るので色んな話が聞けて面白いです。一緒に研修を受けているので連帯感もあります。私は最年少で、歳が離れた人ばかりなので、普通に生活していたら会わない方々なので、余計に面白く感じますね。

ガイドになるかならないかはひとまず置いといて、参加して良かったと思いました。

『プロが教える現場の英語通訳ガイドスキル』のレビュー

前回に引き続き、通訳ガイド関係のオススメ書籍の紹介です。

プロが教える現場の英語通訳ガイドスキル

この本も、通訳案内士試験に受かった人が、実際にガイドの仕事をするために勉強するのに良い本だと思いました。

ガイドの仕事は、英語のネイティブスピーカーを相手にすることが多いと思います。

我々は外国語の運用に関して、ネイティブレベルに達することはほぼありません。かなり勉強して、自分の伝えたい意味を相手に伝えることができる程度です。繊細な感情は外国語では表現できません。また、英語で何かを言われても、それが失礼な表現であるとか滅多に気にしません。母語では、単に文字通りの意味を超えてそれら繊細な付加情報も含めてコミュニケーションしていることになります。

ノンネイティブ同士のコミュニケーションでは、意味をはっきりと伝えることが大事でした。海外出張に行った時のこちらの記事にGlobal English の特徴を書きました。婉曲的な表現など一切使わず、はっきり意味を伝達すれば良いです。聞く相手も、それについて失礼だと思ったりしません。意味を伝える記号としての英語です。

ガイドの仕事はネイティブスピーカーを相手にするため、ネイティブEnglish に近いものを話す必要があるのではないかと思っています。失礼な言い回しを避けなければなりません。英語は日本語と比較すると婉曲的な表現は少なく、はっきりと意味を伝える言語であり、また英語のネイティブスピーカー達の国民性も日本人よりもはっきり物を言うのを良しとしています。しかし、当然、英語にも婉曲的な表現はあるし、ネイティブスピーカー達は失礼の無いように丁寧に会話しています。

この本には、そういった、直接的すぎて失礼な物言いを避けるための例文が掲載されています。ネイティブスピーカーに対して失礼の無い英語を学ぶ必要が生じたら、この本は役に立つと思います!