TOEICスコアと年収の関係

今日もTwitterでは、TOEICについてみんなガヤガヤと議論していますが、TOEICのスコアを取るとどんな良いことがあるのかということはあまり語られていないような気がします。それなのに、TOEICなんて意味ない、いやある、みたいにケンカが絶えません。みんな仲良くできないものですかね。

この記事では、TOEICスコアと年収の関係について考えてみます。

そもそもTOEICで高スコアを取ると年収が上がる人と、年収が上がらない人が居ると私は思います。

まず年収が上がる人の例を挙げると、就職活動前の大学生なんかが挙げられます。ある一人の大学生が、TOEIC600点だった場合と、900点だった場合を考えて、確率的に考えて900点の場合の方が年収が高い会社の内定を得られるでしょう。そもそも1社内定を得る確率が上がるので、無職になるリスクが減るので、年収期待値は上がると言えるでしょう。

次に、トヨタ自動車の正社員のケースを挙げます。

噂に聞いたのですが、昇進するのにTOEICの点数の基準があるらしいです。昇進すれば年収が上がりますので、まさにTOEICスコアで年収が上がる人の典型例でしょう。

また、トヨタ自動車で営業をやっている社員だったら、TOEICスコアが上がることによって海外駐在員になって年収が上がったり、他の会社に転職して年収が上がるチャンスも増えるでしょう。

TOEICスコアは年収を上げると言えますね。

では次に、TOEICスコアで年収が上がらない人の例を考えてみます。

市役所の正規職員が挙げられます。市役所で税金の計算をしている部署の人や、市役所の予算の管理をしている人は、英語を全く使いません。そういう人たちがTOEICのスコアを上げても、上司と面談した時に

「で、君は何がしたいの?」

と言われるだけです。では市役所で英語を使って仕事をしている人の場合はどうでしょうか。「国際〇〇課」という部署がある市役所は多いです。そういう英語を使う部署の人でも、TOEICのスコアが高いからという理由で給料は上がりません。給料の昇給を決めている人は英語ができない人なので、TOEICのスコアで給料を決めてしまうと自分の給料を下げないといけなくなるので、そういうシステムになりようがありません。市役所では偉い人が英語ができないので、若い人も英語が必要になることはありません。

私は英語がしゃべれたので、外国人の市民向けに英語で接客をしていましたが、これは英語を活かして仕事をしているとは言えません。何故なら私が居なくなれば、後にその仕事をやっている人は別に英語で接客などしないし、する必要も無いからです。単に私の趣味でした。

また、市役所の職員は、営業や経理の経験が無いため、そもそもそういう英語を使う可能性がある会社のポジションに転職することがほぼできません。英会話の講師や通訳案内士に転職できるだけです。そしてだいたい年収は下がります。

他にも、TOEICのスコアが上がっても年収が上がらない職業はたくさんあるでしょう。例えば中学校の英語の先生とか、信用金庫の職員とか。

世の中にはTOEICのスコアが上がると年収が上がる人と、別に上がらない人が居るなぁと、今日はそういう話でした。

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