TOEIC L&RテストYBM超実践模試リーディング1000問のレビュー

最近、この問題集を解いています。

韓国で発売された問題集が、日本語解説が付いて日本で発売されました。

近年のTOEICはリーディングの難化が顕著です。私なんかはTOEICの勉強はリーディングしかしていないのに、何故かリスニングは運良く満点が取れてしまい、一方リーディングでは毎回苦戦しています。リーディングを集中的に対策しようと、この問題集を買いました。

買って正解でした。公式系問題集や既出問題集に準ずるTOEICっぽさです。極端に文章が長かったりしないところや、たまにTOEICにこんな単語が出るのかという単語が出るところなど、TOEIC本番で感じるのと同じ印象を持ちます。

改めて感じたのが、TOEICにおける推論が絡む問題の難しさです。リーディングでは大抵、本文に書いてあることがそのまま答えの選択肢と一致するか、別の表現で言い換えられている選択肢が答えになります。しかし、中には本文にはっきりと書かれていないことを推論しないと解けない問題が数問、ほぼ毎回出題されます。この、推論すべきところと本文のみに集中すべきところの絶妙なバランスが、TOEICらしさですね。

この問題集は全問に日本語での解説が付いているのが良いところです。TOEICマニアの間では韓国の本は韓国語のものを取り寄せて買うのがもはや当たり前になっています。韓国のTOEIC本は公式問題集並のTOEICらしさを持つ問題集が日本よりもたくさんありますので、マニアの人は韓国産に拘ります。

しかし韓国産の本には欠点があって、それは解説が韓国語で書かれていることです。問題と、正解の選択肢の記号は英語のみで完結しますが、解説だけはどうにもならないんですね。

900点を超えるぐらいの上級者になれば日本語訳が無くても自分で調べて正解根拠まで辿ることはできます。私もそう思って韓国語版のTOEICの本を今まで買ってきました。特にオススメは事実上の過去問である『既出問題集』です。

参考:TOEIC既出問題集(過去問) リーディングのレビュー

ですが、解説に日本語訳が無いのは思ったより不便で、間違えた問題の復習をする効率が悪いな、と感じていました。

公式問題集に匹敵するクオリティの問題が1000問収録されていて、日本語解説も付いている、YBM超実践模試は、買いの一冊です。

ただし、ここまでやるのは、990点を目指すようなマニアの人だけで良いと思います。900点を目指すならば、日本で発売されている公式問題集や、上記の既出問題集などを優先すべきでしょう。

あと、このYBM模試は、リスニングも出ています。

このリスニング模試は、音声のクオリティが低いという噂を聞きました。昔、私もメガ模試という韓国産の模試を買った時に、リスニング音声のクオリティの低さに驚愕したことがあります。なのでこのリスニングの模試は買いません。噂なので、実際にどんな音声なのかは分かりませんが。

『単語特急』と『金のフレーズ』はどっちが良いのか

今まで単語特急シリーズには手を出していませんでしたが、最近買ってみたら良い本で、かなり気に入っています。

単語特急をやらなかった理由は、単語なら金のフレーズをやれば良いと思っていたからです。

ですが、この2冊の本は、使い方が違うようですね。

単語特急は、Part5の問題形式になっているという特徴があります。この4択問題という形式が、かなり覚えやすくしているように思えます。やっぱり穴埋め問題だから、見ると穴を埋めたくなるんですね。

単語特急の問題文は、全てTOEICの重要単語で構成されています。例えば

ETX’s sales figures have dropped sharply over the last three months since CEO Michael Kirk resigned.

という問題文ならば、空欄の箇所はsharplyですが、それ以外にTOEICでよく出る語がたくさんあります。sales figures とか over the last three months とか resign とか。それらの単語の意味がすぐ下に載っていてレイアウトも見やすくてありがたいですね。これらの単語はPart5に限らず、全パートで重要な語です。

これは、TOEICにおけるDUO的な本とも言えます。一つの例文に、TOEICの中で重要な単語を詰め合わせているわけですから、例文を暗記すれば、重要単語を3つ、4つと覚えられます。

例文を覚えるように繰り返し音読すれば、どんどんTOEICに強くなっていくでしょう。

対して金のフレーズは、王道の単語帳ですね。重要単語が余すところなく掲載され、フレーズでまとめられているのも覚えやすいです。

フレーズで覚えるのは有効なんですが、センテンスで覚えるのも捨てがたいな、と最近私は思っております。TOEICの、特にリーディングセクションでは、センテンス毎にSとVを発見することが重要であるからです。例えばassure 人 that S V という形を知っていなければいけない問題文では、assure という単語と、そのS Vの取り方をセットで覚える必要があります。すると、センテンスで読んでおいた方が、その感覚を養えるのではないかと思うのです。

ただ、TOEICで高得点を狙うなら金のフレーズは紛れもなく必須の本です。

単語特急は金のフレーズとは違った角度で勉強できる良い本なので、両方買って勉強しましょう。

『TOEIC(R)テスト リーディング プラチナ講義』のレビュー

毎日リーディングの練習をしていますが、なかなかパート7で最後までたどり着きません。そこで、遅ればせながらこの本を買いました。

『TOEIC(R)テスト リーディング プラチナ講義』

この本はかなりの名著でした!なんでもっと早く買わなかったんだろうという感じですね。

今や書店に行けば山のようにTOEIC本があります。それなのに、パート7の問題文の読み方を丁寧に解説した本はほとんど無いように思います。

TOEICが新形式になり、ほとんどの受験者が塗り絵するようになりました。パート7は最難関のパートだと思います。ここを時間内に解き切るリーディング力は、高得点を取るために最も大事な要素ではないでしょうか。

それなのに、文の読み方を説明した本は少ないと思います。問題集はたくさんあって、問題を解いて解説を読むという方法でなら勉強できます。しかしそれは、学習者のセンスの有無で成果に差をつけてしまうでしょう。センスがある人は問題集を解くだけで自分で英文の読み方に気づき、読解力を上げていきます。そういう帰納的な学習をするセンスがあるということです。

しかしセンスが無い人は、いくら問題を解いても、一体どういう風に英文を読んでいる時の自分の脳の使い方を変えれば良いのか全然気づきません。読み方を教えてもらわないと分からないんです。良い参考書とは、先に方法論を示し、後からそれの使い方を解説する、演繹的な本のことです。

そこでリーディングプラチナ講義。

この本の秀逸なところは、TOEICに出て来る文の主語の探し方を教えてくれることです。

英文を読む時に大事なことは、主語と動詞を見つけることです。予備校の講師がSとかVとか英文に書いて解説しますが、問題はSとVをどうやって探すかです。

SとVを探すコツは、まずSを見つけることだと思います。

我々は高校で5文型を習いますが、5文型の欠点は、長文読解問題の本文は、例文のように分かりやすい文ばかりではないということです。だいたい、SVOにしてもSVOCにしても、なぜいつもSから始まってるの?ということです。英文はいつも親切に主語から始まるわけではありません。

リーディングプラチナ講義では、TOEICに登場する構文が網羅的に解説されています。構文というと、分詞構文やso that 構文が有名ですが、そういう有名なやつは逆に目立つので分かりやすく、厄介なのは有名な名前がついていない構文です。

そういう有象無象の構文の中で「不定詞で始まる文」と「前置詞句で始まる文」がこの本でフィーチャーされているのは素晴らしいと思います。そういう文に遭遇したら、後で主語が出てきてさらにその後に動詞が来ることを予期しながら読まなければいけません。この本の解説はTOEICに限らず、本物の英文を読む時の気付きをくれます。まさにプラチナに値しますね。

その部分に関しては、私が最高だと思うこの本

と似ていると思いました。

リーディングプラチナ講義は、TOEICのパート7対策書の決定版でしょう。時間切れに悩む学習者のみなさんは、すぐにでも買った方が良いと思います。

でる模試のリーディングが難しすぎる

今日からこの問題集を解き始めました。

パッと見た感じ、全パートにおいて、文章の量が多いと感じました。

テスト1だけ解いたのですが、全く時間内に終わりませんでした。最後15問も残して75分経過のタイマーを聞いてしまいました。

この問題集は難しすぎると思います。これを時間内に終わるような読み方をしていると、TOEIC本番で適切なペースで読めないんじゃないかな、と思うぐらいです。

私は模試として一気に解くのは止めて、問題集として文章1つずつ解いて答え合わせをしながらやっていこうかと思います。

それにしてもこれが時間内に終わる人ってどれくらい居るのかな?と思ってしまいました。そんな問題集です。この本を買ったこと自体、失敗だったかもしれません。

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング のレビュー

既出問題集のリーディングが終わったので、この模試をやってみました。

これは、公式問題集や既出問題集よりも難しいですね。やはり最後までたどり着かず、毎回塗り絵してしまいました。

パート7の英文の分量が多いと思います。さらに、設問も本文の色んな箇所を見ないと解けない問題が多く、難しいです。

これをやった後に公式問題集や既出問題集をやると、あれ?TOEICってこんなに素直な問題だったのか、と気付きます。

難しいからと言って、役に立たない問題集では決して無いと思います。TOEICが新形式になってからの信頼できる問題集を探している人にとっては有効な問題集となるでしょう。価格も若干安いですしね。

韓国系の問題集をやっていると、日本語の解説が無いので復習しにくいという難点を常に抱えることになります。たまにはこういう日本の問題集を解いて、日本語の解説や日本語訳を読んでみると良いのではないでしょうか。

リスニングの既出問題集(過去問)の音声ダウンロードの仕方

リーディングの既出問題集を一通り解いたので、リスニングの既出問題集をやっております。TOEICの過去問が手に入るというのはありがたいことですね。

この問題集、CDが付属しておりません!従って、韓国の書店のホームページから音声をダウンロードする必要があります。ダウンロードの方法が本に書いてあると思うんですが、全て韓国語なのでよく分かりませんでした。

なのでとりあえずホームページに行き、サイトを日本語訳したら、ダウンロードできました。

もしダウンロードの仕方が分からなくて困っている方が居たら、このサイトに行ってください。ダウンロードできます。インターネットブラウザの機能で日本語訳すれば、どこからMP3ファイルをダウンロードするか分かると思います。

まさか問題を解き始める前からこんな難関が待ち構えているとは思いませんでした。

気を取り直して問題を解いていきたいと思います。

TOEIC L&R TEST 900点特急パート5&6のレビュー

今日紹介する本はこれです。

この本は、以前、『900点特急』というタイトルで発売されていた本の改訂版です。TOEICの形式が変わったため、書き直されました。旧版には私は本当にお世話になり、一時期音読をやりまくって初めて900点を超えたということもありました。その様子はこちらの記事です。

900点特急の音読を3ヶ月終えて

TOEICにおいてパート5の重要性が非常に大きいことは間違い無いのですが、やはり現行の形式になって40問から30問に減ったことによって、存在感は減りました。代わりにパート6が4問増えて、重要度は増しました。

以前は書店にパート5に特化した本がたくさんありましたが、今はパート6が難しくなったので、パート5&6の本が増えてきたかなという印象です。改定前の900点特急もパート5&6でしたので、それをパート6の新形式問題を盛り込んで正統に進化させた本と言えます。

私の印象では、改定前の本と7割ぐらいの内容が同じのように感じました。あとの3割で、新形式の問題や、同じ問題でも微妙に表現が違っていたりしました。細かいところまでTOEICの変化に対応しようとした著者の職人魂を感じますね。

例えるならば、スーパーマリオのクリアした後の「裏面」みたいな感じです。バブルが1匹だったのが2匹になっていたり、ファイアバーの本数が増えたりといった、細かい変更があるんですね。旧版との違いを探しながら読み、TOEICの語彙がどのように変化しているかを探るというのも一つの楽しみ方です。

現在発売されている本の中で、パート5&6を扱った本としては非常に質が高いと思います。以前の900点特急を持っている人も、買い直しても無駄にならないでしょう。オススメの1冊です。

TOEIC既出問題集(過去問) リーディングのレビュー

リーディングの既出問題集の問題を全て解き終わりました。

この問題集は韓国で発売された、言わばTOEICの過去問になります。

あらゆる試験で最も重要な問題集は過去問であるため、これを買わない手は無いですね。何故か日本国内ではTOEICの過去問は発売されないので、Amazonの販売業者から買う必要があります。上記のリンクから買えます。

それにしても最近のTOEICは難しいですね。

私は5回分の試験を解いて正解数が

77, 84, 74, 76, 86

でした。満点を目指すとか言っておきながらこの点数は恥ずかしいですね。

全然最後まで終わりませんでした。毎回10問近く塗り絵をしてしまいました。でもこの5回の問題で、何かを掴みかけたような気がします。やはり実際に出題された問題というのは得るものが大きいですね。

本物のTOEICは、模試よりも素直な問題が多い気がします。模試の方が凝ったひっかけ問題が多い印象があります。

この問題集の欠点は、解説が韓国語しか無いことです。韓国語ができないと、英語のみで理解する必要があります。そのため、復習では私は辞書を引きまくりました。考えても結局、本文の文意が分からなかったり、正解に至る根拠が分からない問題がいくつかありました。しかたがないですね。辞書を引いて調べて、自分のできるところまで理解するしか無いでしょう。

欠点があっても、現状これは地球上に存在する最良のTOEIC問題集でしょう。スコアを上げたいなら、今季のマストバイアイテムだと思います。

ちなみに、リスニングは解説に英語でスクリプトが書いてあるので、それ以上に解説って特に必要ないとも言えるので、リスニングの方が欠点が小さいです。こちらも併せてどうぞ。

TOEICの既出問題集(過去問)を買いました

3月のTOEICに向けて毎日勉強しています。

今回の私は、秘密兵器を買いました。

韓国で発売されたTOEICの既出問題集です。言わば過去問です。なんで過去問って言わないのか不思議ですね。とりあえずリーディングを買いましたが、リスニングもあります。Amazonのマーケットプレイスから普通に買えました。

TOEICは試験終了直後に問題が回収されることもあり、一般的に過去問が存在しない試験だと思われています。でも実は、3年前にも韓国では既出問題集が出ていたんですよね。

あらゆる試験において最も大事な問題集は過去問です。今回はこの既出問題集を対策の軸にしてみようと思います。

韓国の書籍ですので解説は全て韓国語で書かれています。そもそもTOEICは全て英語で行われる試験なので問題を解く時は良いのですが、復習の時は困りますね。自分が間違えた理由が分からないから。なので自分で辞書などで調べて復習できる上級者向けの本ではあります。

韓国は公式系のTOEIC教材がたくさん出ていて羨ましいですね。私が公務員だった時に、出張で中国に行ったことがあります。その時、韓国の公務員とも交流し、少しTOEICについて聞いてみました。やはりみんなTOEICを受けるとのことで、非常に興味深かったです。私の年代の日本の公務員は、公務員試験の対策をガリガリやっていた人ばかりなのでTOEICを受けていた人は少数派でした。公務員の人までTOEICの勉強をしていたと言うぐらいですから、韓国の方がTOEIC熱は高いかもしれませんね。ちなみに韓国のTOEIC本を日本のTOEICマニアが取り寄せて買っているという話はしませんでした(笑)

まだ解いていませんので、問題を解いた感想はまた別の記事で書きますね。

『新TOEICテスト文法問題でる1000問』のレビュー

今日は、昨年出た非常に注目度の高いこの本を紹介します。

新TOEICテスト文法問題でる1000問

オススメ度(5段階) ★★★

問題集供給過剰のTOEIC界に、『金のフレーズ』でお馴染みのTEX加藤先生が投入した究極のTOEIC対策書!!

TOEICのPart5形式の問題が全部で1019問収録されているという物凄い分量の問題集です。この本の定価は2,300円(税別)と高めですが、1問あたりの値段は安いです。

流石にPart5の問題パターンは網羅されていて、この問題集の問題を全て解けるようにしておけば、Part5の文法問題で失点は無くなるでしょう(語彙問題では失点するかもしれません)。

しかしこの本は、問題が多すぎます。1周終わらせるのがかなり大変です。1周目は普通に解きながら解説を読んでいたら、最後まで読むのに19時間かかりました。

TOEICの勉強をしていると、不思議な事に、100問ぐらいの問題集をひたすら繰り返し解いていた方がスコアが上がることがあります。広く浅く色んな問題を解くよりも、100問の問題を完璧に暗記した方が試験本番でも応用が利きやすく、スコアが伸びるのだと思います。

問題集は、1周解くだけではスコア上昇にほとんど貢献しません。最低でも5周ぐらいしてようやくスコアが少し上がるぐらいの感覚が現実的だと思います。すると、1000問もあるこの本は、5周する前に挫折してしまう可能性が高いため、要注意です。全くスコアに貢献せずに終わってしまうかもしれません。

かと言って、1問目から100問目を何周も解くということをやっていては、1000問も収録された問題集をやる意味がありません。だったら100問の問題集をやれば良いです。この本は、著者が意味を込めて配列した1000問を、何度も解くことで初めて意味を成すと思います。

その意味で、この分厚い本を何周も読み込むという覚悟を持った人にしかオススメできない本です。万人にオススメではありません。そもそも私は、『900点特急』シリーズを使い込むことで900点、950点を達成してきました。

900点を狙うのであれば、900点特急の方がオススメです。

『でる1000問』は、満点を狙う人が網羅的にパターンを学習し直すための本かな、と思っております。

とはいえ私自身、この分厚い問題集はまだ2周目を読んでいるところですので、繰り返し学習することで何が起きるのか想像つきません。引き続き、この本と向き合うことで自分の中で起きる変化を伝えていきたいと思います。