ネイティブっぽい自己紹介

数年前から、アメリカのドラマなどを見て、気になる英語表現がありました。ちなみに『アグリー・ベティ』を見ていました。

それは、自己紹介の仕方です。それも、趣味とか仕事とかの付加情報以前の、自分の名前の名乗り方です。

名乗り方と言うと、何と言うでしょうか。昔から日本では

My name is Taro Suzuki.

と言う表現が教科書に載っており、支配的に使われていたと思います。それがいつからか

I’m Taro Suzuki.

という言い方が取って代わった感があります。さらには極端なことに、”My name is 〜” という自己紹介はもう古くて使われていないという噂が日本で蔓延るようになりました。

ですが”My name is 〜” という名乗り方は全く古くないばかりか、仕事などある程度フォーマルな場での最初の自己紹介ではネイティブは”I’m 〜 ” よりも好んで使うそうです。こちらのサイトでとても分かりやすく解説されていました。

「My name is」は使わないって本当? (Hapa Eikaiwa)

と、ここまでは前置きです。すいません長くなりました。

冒頭の、私がアグリー・ベティで見た自己紹介ですが、それは

John Smith. Nice to meet you.

というものです。名前だけ名乗る自己紹介です。初対面の2人が会話する時などに見られます。I’m とかいちいち言わなくても良かったんですね。

あと同様に気になったのが、3人で会話していて、人を紹介する言い方です。例えば、BettyとAmandaとMarkが話すシーンで、BettyとAmandaは既に知り合いで、BettyがAmandaにMarkを紹介するようなシーンです。

Hello Amanda, this is Mark. Mark, Amanda.
(こんにちは、アマンダ、こちらはマークよ。マーク、アマンダよ。)

こういう言い方は、中学校でも高校でも習わないので、私は度肝を抜かれました。しかも、映画などを見ていると、こういう紹介の仕方って、けっこう多いんですよね。

以上のような話を、こちらの英語教材を読んでいてふと思い出しました。

上記の話で1つ目に紹介した、 ”John Smith. Nice to meet you.”といういきなり名前を言う自己紹介が、この本に書いてありました。これはかなり実践的な本じゃないか?と思いましたね。

重厚で硬派な作りになっているのでまだ通読していませんが、良い本だと思います。読了したら改めて紹介したいと思います。

『英単語マニア』のレビュー

英英辞典の暗記をしていて、単語を覚えるのって難しいなあと感じる日々です。覚えても覚えても忘れるイタチゴッコですね。

そこで、少しでも単語を覚えやすくする工夫をしようと、語源の本をいくつか買ってみました。中でもお気に入りの本を紹介します。

『英単語マニア』

3巻合計すると1000ページ以上になる大作です。

書店で見たことが無いので、この本の存在を全く知りませんでした。Amazonでも評価が高くなく、全然目立っていません。TOEICの対策書なんかだと、特急シリーズのように、Amazonで検索した時に表示されやすく、また評価も高くて値段が安い本がそのまま名著だったりしますが、語源を活用して英単語を覚える本と限定してしまうと、良い本がたくさん売れているとは限らないのではないかと思います。

この本は、対話形式で語根の知識を活用して英単語を学ぶという意欲作になっています。対話形式の本は読みやすいので、私は好きです。また、一見すると雑談のような時に本質的なことをポロッと言っていたりするところも対話形式の本の好きなところです。

語根というのは、単語の構成要素で、その単語の意味の中心を示す要素です。

例えば fer という語根があり、この語根は「運ぶ」という意味を持っています。これを使った英単語がいくつか紹介されています。

prefer (pre + fer = 前に運ぶ)  〜の方を好む
refer (re + fer = 持ち帰る)  参照する、言及する、関連する
transfer (trans + fer = 他所へ移す)  転居する、乗り換える

と言った具合です。語根の中心的な意味と、それに接頭辞や接尾辞(語頭のinや語末のantなど、よく見る英単語のパーツ)を付けて構成される意味が解説されます。

prefer が、前に運ぶのがなぜ好むの意味になるかと言うと、気に入った物を前に運んで目立つようにしたからでしょう。また、referは、持ち帰って参照したからre(後ろへ、を表す接頭辞)+ fer で参照するの意味になったのでしょう。このように、語源を活用した英単語の暗記には、推測が欠かせません。

この手の足し算のように英単語の意味を紹介する本は他にもたくさんあります。語源で覚える英単語3600語源中心英単語辞典など。ちなみにこの2冊もなかなか良い本です。

『英単語マニア』が画期的なのは、対話形式で印象に残りやすいのと、全巻併せると1000ページを超える分量の多さでしょう。記憶しやすさと網羅性を兼ね備えています。

でもこの本は、実力の割に有名でないような気がします。これは、人を選ぶ内容だからではないかと思います。

二人の対話が気に入らない人には全然合わない本でしょう。まずこの2人というのが、メルライン・フライダ氏という語学の達人のオランダ人と、藤田修司氏という70歳ぐらいの語学に詳しい日本人です。おっさん2人の会話を延々読み続けるのが性に合わないという人は居るのではないかと思います。

会話をそのまま活かしたような編集構成になっていて、これを読みにくいと感じる人も多いと思います。いきなり話題が飛んだりしますからね。これは私なんかは、自分がやっているインタビュー「満点ホルダーに会いに行く」で会話を活かしたインタビュー記事を書いているので自分も好きな手法であり、読む立場になっても好きです。まあでも、好き嫌いが分かれると思います。

あとたまに、下ネタが出て来るんですよね。jectの語根のところでわざわざejaculate(射精する)という単語を強調して紹介いたりします。これなんかは、「e (外に) + jac (投げる)」という接頭辞と語根を覚えやすく、良い例だと私は思いますが、こういうノリが嫌いな人は居るでしょうね。

このように、『英単語マニア』は影の名著であると言えるでしょう。今後もこの本が多くの人に読まれることは無いと思いますので、他人と差をつけるような尖った英語知識を身に付けたい人は、ぜひ読んでみてください!!

『スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界』のレビュー

スペイン語の勉強が意外と続いています。同時に、英英辞典を使って難しめの英単語を暗記していて、難しい単語と言うとやはりラテン語から英語に流入している語彙が多いので、どうせならラテン語と似ているスペイン語の単語と難しい英単語を同時に覚えてしまおうと思い、この本を読みました。

通して読んでみたところ、なかなか良い本でした。スペイン語と英語を両方とも勉強している人にはとてもオススメです。

スペイン語の基本的な動詞は、英語の基本的な動詞と、似ているわけではありません。なぜなら、英語の基本的な動詞はゲルマン系の語彙が元になっているため、ラテン語が元になっているスペイン語と同じ単語が派生して分かれたわけではないからです。

例えば、英語のcomeにあたる動詞はスペイン語ではvenirと言うんですが、comeとvenirは似ても似つかないので、英語と関連させようとすると覚えにくいですね。comeというスペイン語の単語もありますが、これは「食べる」という意味で、英語のcomeとは全く違った単語です。しかし、venirの「ven」というパーツは、英語のadvent (到来する)やvenue(会場)など、「来る」ことと関係のある単語の語源になっています。英単語の「ven」というパーツを見て、来ることと関連させて暗記する手がかりになります。長めの英単語はラテン語が語源になっている単語が多いですね。ちょうど、難しい日本語はだいたい中国語からの外来であるのと似ています。

venirの例では、逆に、adventという英単語を既に我々は覚えているので、venirというスペイン語を覚える手がかりにできます。comeと関連付けるのではなく、adventと関連付ければ良かったのです。

あと、これは!!と思った単語に、英単語のcurfew があります。これは英検1級の語彙問題の頻出単語として、よく単語帳に載っている単語で、意味は「夜間外出禁止令」です。よく単語帳で見るのですが、「夜間外出禁止令」という日本語を人生で使ったことが無いため、なんだそれ!?と思っていました。「門限」という意味もあるのに、だいたい単語帳には夜間外出禁止令と載っているので、馴染みが無いなぁと思っていました。

curfewの語源も、この本で紹介されていました。スペイン語ではこの単語はcubrefuego という単語です。その語の成り立ちは、cubre (coverに相当する) + fuego (火) です。火にカバーするから消灯、消灯して夜間外出禁止令をするわけです。curfewと言う単語は英検1級出題単語の中でもかなり覚えにくいこの単語は、この説明を読んで、ようやく覚えられました。難しい英単語は、語源の話などで記憶のきっかけを作った方が良いことがあるのです。

そんな感じで、スペイン語の基本的な語彙と英単語の語源の関連をたくさん紹介してくれる本でした。

英語とスペイン語を両方勉強している人、もしくは英語のラテン語由来の語彙に興味がある人は、是非読んでみてください!

『英単語連想記憶術』のレビュー

引き続き、この英英辞典を暗記しています。

難単語も機械的に暗記対象に選んでいるため、非常に覚えにくい単語ばかり暗記しています。今までの勉強で、語源で覚えられる単語や、出現頻度が多い単語は、既に覚えてきました。今回の辞書暗記プロジェクトは、それでも覚えなかった、比較的マイナーな単語がターゲットになります。なので常に苦戦しております。

前回の記事では、こちらの暗記に関する本を紹介しました。

こちらの本で、

「意図したときに情報を思い出せるようにするには、手がかりと関連付けなければならない。」

ということが記憶に関する基本的な理論として紹介されていました。

これを英単語の暗記に当てはめると、単語を見た時に、意味を思い出す手がかりと結びつけば、意味を思い出しやすいということになります。

これは何のことを言っているかと言うと、語呂合わせですね。英単語を見た時に、語呂を思い出し、それが意味と結びついていれば、意味まで思い出せます。

単語の語呂合わせというと、大学受験では古来より使われてきたテクニックですよね。私も、古文に関してはゴロ513(後にゴロ565)という参考書で語呂合わせによって古文単語を大量に暗記しました。

この参考書、アホくさいゴロがたくさん載っていて、お気に入りでした。全てのゴロを覚えた時、古文はかなり得意科目になっていました。ちなみにお気に入りのゴロは

「「あ」から「さ」までは、ついちょっと」

です。古文単語の「あからさま」というのは、ついちょっと、という意味になります。それを、語呂合わせによって覚えてしまうわけです。

古文単語の暗記は、古文と言っても日本語なので古語と現代語で意味的な繋がりが大きく、良いゴロがたくさんあったように思います。英単語をゴロで覚える暗記法があるのは当時から知っていましたが、古文と違ってムリがあるだろうと思って敬遠していました。

しかし、今やっている英単語の暗記は本当に取り付く島もない単語ばかりなので、あらゆる暗記テクニックを総動員してやる必要があると思いました。そこで私もようやく、この本を買いました。

語呂合わせで英単語を覚えることを趣旨とした単語帳です。

正直、この本自体は、そこまで有用な本では無いと思います。それは以下の理由によります。

  1. しょーもないゴロが多い
  2. 掲載単語が基本的過ぎる
  3. 掲載している語義説明がイマイチ

しょーもないな、と思ったゴロを紹介します。

persuade パスへ努力するよう説得する

reason 理存とは理性が存在すること

recover 理科(の成績)ば回復する

これらのゴロは、ゴロ自体があまり覚えやすくなく、またこういう重要な単語は普通に暗記してしまった方が早いのです。

ですがそれでも、私はこの単語集をオススメしたいです。特に、単語をたくさん覚えようとしている人に。

ゴロとしてよくできているものも、イマイチなのもありますが、全ての掲載単語にゴロを付けていることに執念を感じます。

また、実はイマイチなゴロこそ、我々の勉強のヒントになります。語呂合わせ暗記に挑戦すると、

「こんな英単語でどーやってゴロを作ったら良いんだよ!」

という難題に必ずぶち当たります。それを、「理科(の成績)ば回復する」とか、無理やりゴロにするセンスを養うことができます。「ば」という方言を使うところがポイントですね。こういう発想が大事です。

単語集としてはイマイチでも、ゴロ作りのセンスを養うためにはかなり良い本なのでオススメです!!

実はもう1冊、ゴロで覚える英単語の本を買いましたので次回の記事で紹介しますね。

『ナチュラル・イングリッシュ』のレビュー

プロの通訳ガイドになるにあたり、丁寧な英語を身につけようと思い、いくつか本を買いました。

日本語は敬語が複雑な言語なので、基本的な日本語を覚えただけでは、大人がビジネスで話すような日本語を話すことはできません。覚えたての日本語では、失礼な言葉を話してしまう危険性があると思います。 それと同じことを、私が英語を話す時にやってしまうのではないかと思い、この勉強を始めました。 かなり勉強になった本を紹介します。

ナチュラル・イングリッシュ

80年代に書かれた本です。世の中はグローバル化し、テクノロジーも発達してオンライン英会話教室もできました。日本人の英語力は、この30年で飛躍的に上昇したはずです。 にも関わらず、この本に書かれていることは、今の日本人が話してしまいがちな、不自然な英語を指摘しています。

特に分かりやすく、即座に使える便利だった章は、日本人が使いすぎな英語表現と、ネイティブがたくさん使うのに日本人があまり使ってない表現をまとめた章です。これには、そういうことか!と納得の連続でした。

例を挙げます。まず、日本人が使いすぎの単語です。

diligent 「勤勉な」という意味は、works very hard や a hard workerと表現されることが多い。

member 特に組織の一員という意味を強調しないならば、person という言葉で良い。memberという単語は、チ○コを遠回しに言う単語でもあるため要注意。

scold 叱るという意味で使いがちだが、一般的には「叱る」はtell off などと表現される。

enter 入るという意味でよく使ってしまうが、堅苦しい感じがするのであまり使われない。入る、ならcome in などが一般的。

will 未来のことを言うときに頻繁に使ってしまうが、~ing やgoing to ~、または単に現在形など、未来を表現するには様々な語彙があって、それぞれ意味が違うからwillで代用できるわけではない。

さて、次はネイティブがよく使うけど日本人があまり使わない表現です。

so far 今まで、という意味を言うとき、until now と言ってしまいがちだが、so farの方が自然である。(もちろん、使い分ける必要はある)

rather 副詞として、a little の意味や 時にはextremely という意味でも、幅広く使われる。

chicken feathersなど、いわゆる複合名詞 ネイティブは割と複合名詞を使って何かを表現するらしいです。複合名詞と言えばTOEICのPart 5で要注意ですね。

さて、使いすぎと使用不足を紹介しましたが、心当たりがあるのではないかと思います。特に、未来を表すwill なんかは、中学生の時に学校のテストで、未来のことを書く問題は全部will を使えば正解だったため、will をよく使う癖が付いていました。また、そもそも中学校ではwill とgoing to は意味が同じだと習いました。これは学校英語の弊害ですね。

全体を通してこの本は、30年前に書かれたと思えない、鋭い指摘がたくさんの良書でした。英語を仕事で使い始める人などに特にオススメです!

『中上級者がぶつかる壁を破る英語学習最強プログラム』のレビュー

英検1級を受験し終わったので、今後の英語学習について考えなおそうと思って、この本を読みました。

これはなかなか濃い英語学習本でした。

この本の中で読むべき部分は、辞書を1冊丸ごと暗記するという単語学習でした。こちらの辞書

に載っている単語を全て覚えてしまうわけです。

その具体的な方法は、まず知らない単語をマークしていき、覚える単語を決めます。

あとは地道に単語と語義を暗唱したり語義を隠して単語の意味が分かるかチェックしたりして覚えます。復習は、例えば毎日10日前に覚えたページの単語ぐらいまで遡ってチェックします。覚えられない相性の悪い単語は電子辞書で調べて、ヒストリー機能に残し、毎日ヒストリー機能に残っている単語を復習します。覚えていない単語についてはヒストリーから語義の画面に移る度にヒストリーの上に残るので覚えるまでチェックできます。

非常に地道な学習方法ですね……。途方に暮れそうな話です。500ページ超ある辞書を覚えてしまうのですからね。

しかし、これは不可能な話ではないと思います。私もとりあえず、上記の辞書、LONGMAN HANDY LEARNERS DICを買ってみました。辞書暗記に挑戦してみようと思います。

ただ、やはりこういう強引な勉強法は、若干、前時代的なものを感じますね。鉄下駄をはいて走りこみをするようなイメージです。まあ実際、辞書1冊覚えればかなり英語力は上がると思いますが。

他の、文法やスピーキングに関しては今回読んだ本の学習法はそこまで目新しい話は無かったと思います。

辞書暗記の話だけでも読む価値アリでした!!

『即戦力がつく英文ライティング』のレビュー

英検1級の英作文の勉強に最適な本を発見しました。

英作文に関して、まさに教科書と言えるべく内容でした。

大きく分けて、センテンスの組み立て方、パラグラフの組み立て方、複数のパラグラフの組み立て方の3つの内容を説明しています。英語らしいセンテンスの書き方、必須表現の説明、論理的な文章の構成について学べます。

等位接続詞、接続副詞、従属接続詞の覚え方が書いてあって、これにはなるほどと思いました。

等位接続詞は頭文字を取ってFANBOYSと覚えます。

for, and, nor, but, or, yet, so

接続副詞はCHIN FAT TO MOMです。

consequently, however, indeed, nevertheless, furthermore, as a result, therefore, thus, on the other hand, moreover, otherwise, meanwhile

最後に従属接続詞は、BE WISE AT WARという覚え方があります。

because, even if, when, if, since, even though, although, though, while, as, whereas

これらの分類は、英作文でBecauseやButから始まる文章を書いてしまわないために重要です。また、TOEICのPart5でも接続詞と副詞の区別は大事なので、TOEIC対策にも役に立ちますね。

FANBOYSのくだりは、英語で書かれた英語ライティングの本に近い内容かな、とも思いました。この本なんかそういう内容だったと記憶しています。

が、『即戦力がつく英文ライティング』の方が日本語で書かれているので学習効果が高いと思いました。やっぱり学ぶなら日本語の本の方が良いですね。英語で英語を学ぶのは理想ですけど。

上記は覚えるための語呂合わせですが、この本は文章の本質的なあり方にも触れていて、なかなか深い内容になっています。特に、全ての文というのはWho + What の要素があるという話です。何か主題に挙げて、それについて記述するということです。これは、文章の読み書きに関して非常に本質的な記述だと思いました。

かなり良い本に出会えたな、という感想です。英文のライティングを学びたい方は、買ってみることを是非オススメします!!!

 

『キクタン 英語でコレ言える?【身のまわり編】』のレビュー

今日は軽めの本の紹介です。

昔、大学生だった時、推薦で入学した子が

「クラスメートがlettuceの綴りが書けなかった。英語の授業のレベルが低い」

と言っていました。それを聞いた私は、

「確かにレタスなんて書けないわ、そんな余計な情報で脳の容量無駄遣いしてたら一般入試で早稲田には受かんねーわ」

と思いました。

私は大学受験にしてもその後のTOEICや英検にしても、試験対策が好きなので、知ってる英語の語彙が偏っています。気付けば、「人差し指」も「まぶた」も英語で言えないことに気付きました。これでは、英語を実際に使ってコミュニケーションをする時に恥ずかしい思いをするような気がして、上記の本を買ったわけです。

この本は、そういう、幼児向けの早期英語教育に出てきそうな英単語が載っていて、私のような試験大好き野郎には良い勉強になります。

特に、音声は車の運転中に聞くのに適しています。ポッドキャストのニュースとか聞いてると英語のリスニングに集中して人を轢きそうになりますが、キクタンシリーズは単語を言った後に空白があるので、絶えず音声に集中することが無いので安全です。

ちょっといつもと毛色の違う方向性の英語教材ですが、英語を実際に使ってコミュニケーションするならば、なかなか意味のある本だと思いました!

『ポレポレ英文読解プロセス50』のレビュー

ここ1週間ぐらいは『ポレポレ』ばかりを読んでいました。

オススメ度(5段階) ★★★★★

この本は本当にオススメです。入試問題のような難しい英語の読み方を解説した本としては、応用の効きやすさが群を抜いていると思います。

解説は決して分かりやすくはありませんでした。ところどころ、どういう意味だ?と思うことがあります。しかし、自分でじっくり考えて、意味を理解した時に1段階読解力が上がります。

西きょうじ先生は、この本のはしがきで「入試英語はほとんどが類題にすぎない」と言っています。つまり、この本の50パターンをマスターすれば、あらゆる入試問題が読めるということです。

そして、大学入試問題は意外と実戦的だと私は思っています。ポレポレが洋書を読むための勉強として最適であることはこちらの記事に書きました。

今回、久々に大学入試の英文に触れてみて、やはり入試英語はゴチャゴチャしていて難解な構文を読ませるものが多く、TOEICとは違うと思いました。よってポレポレはTOEICの対策としては決定的な効果は得られないかと思います。しかし、根本的な英文の読み方を考えなおす本として、とてもオススメです。

こんな名著を今までスルーしてきたことを本当に悔やみましたね…。是非読んでみてください。

読みたい洋書を読めるようになるためにはどうしたら良いのか

英語学習の目的は人それぞれかと思います。会社で課長に昇進するためにTOEICで730点必要な人、東大に合格したい人、アメリカ人の美女をナンパしたい人、パッと思いつくだけで色んな理由があります。それだけ英語を学ぶメリットは多いということでしょう。複数目的がある人も多いかと思います。

私が英語を勉強する目的の一つに、洋書を読みたいというのがあります。もともと日本語の本を読むのは好きで、どうせ本を読むなら英語でやれば英語の勉強と読書が同時にできるぞ、と思ってからずっとそれを目指しています。

洋書を読めるようになるためにはどうしたら良いでしょうか?

村上春樹や茂木健一郎なんかは、いきなり原書を読めと言います。私ももちろん挑戦してみました。当時は日本でKindleが発売されていなかったため、アメリカのAmazonから取り寄せて、興味のある本をダウンロードして読みました。

しかし、本物の洋書は難しく、すぐに挫折しました。Kindleは古典のありがたい本は特に、タダだったりタダみたいな値段だったりするので、挫折するたびに他の本をダウンロードしてトライしてました。

それが溜まっていって、今までに100冊ぐらいダウンロードしました。でも全部読みきったのは10冊ぐらいしかないです。自己啓発やビジネス書は読みやすかったので最後まで読めましたが、ちょっと高度なことを書いた本はもう無理でしたね。で、私としてはやっぱりそういう高度な本を読みたいわけです。例えば、『資本論』みたいな本が読めないのはまだ分かるんですが、特別高度な本では無いハズの、

邦題『ワーク・シフト』という本ですが、この本すら何か読みにくいと感じて、あまり意味を理解して読めないんですよね。村上春樹や茂木健一郎のように

「いきなり洋書を読め」

と言う人のアドバイスがアテにならないのは、彼らがある種の天才だからです。普通の人は読むための勉強をした方が良いです。

私は並行して英語の勉強は続けていました。しかし、TOEICで950点を取れた今も、自分が読みたい洋書は満足に読めません。私が読みたい英語とTOEICの間には大きな隔たりがあります。

ところが最近、『ポレポレ英文読解プロセス50』

を読んでいたら、これこそ私が読みたいと思っていた英語の読み方を解説した本なんじゃないかと思いました。倒置、挿入、強調構文、関係代名詞が多様されていて、ゴチャゴチャしたパズルみたいな英文です。そういえば大学受験の時に勉強していたのはこういう英語でした。

今、私が買っては挫折している洋書も、構文が分からず、いつもつまづきます。よく英語は語彙力だと言いますが、Kindleで読んでいるので分からない語彙はタッチすれば単語が出てくるのに、それでも読めないんです。だから英語は語彙力じゃなくて、文の構造を掴む力の方が大事だと思います。それを解説した本は、大学受験の参考書が最高です。というか入り組んだ難しい英語の解釈の仕方を解説した本なんて、大学受験の参考書しか無いんじゃないでしょうか。しかも、前提として初見の入試問題を解けるようにするための本だから、応用が利くように普遍的法則を解説しています。

というわけで、自分の読みたい洋書を読むためには大学受験英語という原点回帰が必要だという結論に達しました。ポレポレ、英文解釈教室、ともに読み込んでいこうと思います。