ネイティブっぽい自己紹介

数年前から、アメリカのドラマなどを見て、気になる英語表現がありました。ちなみに『アグリー・ベティ』を見ていました。

それは、自己紹介の仕方です。それも、趣味とか仕事とかの付加情報以前の、自分の名前の名乗り方です。

名乗り方と言うと、何と言うでしょうか。昔から日本では

My name is Taro Suzuki.

と言う表現が教科書に載っており、支配的に使われていたと思います。それがいつからか

I’m Taro Suzuki.

という言い方が取って代わった感があります。さらには極端なことに、”My name is 〜” という自己紹介はもう古くて使われていないという噂が日本で蔓延るようになりました。

ですが”My name is 〜” という名乗り方は全く古くないばかりか、仕事などある程度フォーマルな場での最初の自己紹介ではネイティブは”I’m 〜 ” よりも好んで使うそうです。こちらのサイトでとても分かりやすく解説されていました。

「My name is」は使わないって本当? (Hapa Eikaiwa)

と、ここまでは前置きです。すいません長くなりました。

冒頭の、私がアグリー・ベティで見た自己紹介ですが、それは

John Smith. Nice to meet you.

というものです。名前だけ名乗る自己紹介です。初対面の2人が会話する時などに見られます。I’m とかいちいち言わなくても良かったんですね。

あと同様に気になったのが、3人で会話していて、人を紹介する言い方です。例えば、BettyとAmandaとMarkが話すシーンで、BettyとAmandaは既に知り合いで、BettyがAmandaにMarkを紹介するようなシーンです。

Hello Amanda, this is Mark. Mark, Amanda.
(こんにちは、アマンダ、こちらはマークよ。マーク、アマンダよ。)

こういう言い方は、中学校でも高校でも習わないので、私は度肝を抜かれました。しかも、映画などを見ていると、こういう紹介の仕方って、けっこう多いんですよね。

以上のような話を、こちらの英語教材を読んでいてふと思い出しました。

上記の話で1つ目に紹介した、 ”John Smith. Nice to meet you.”といういきなり名前を言う自己紹介が、この本に書いてありました。これはかなり実践的な本じゃないか?と思いましたね。

重厚で硬派な作りになっているのでまだ通読していませんが、良い本だと思います。読了したら改めて紹介したいと思います。

『英単語マニア』のレビュー

英英辞典の暗記をしていて、単語を覚えるのって難しいなあと感じる日々です。覚えても覚えても忘れるイタチゴッコですね。

そこで、少しでも単語を覚えやすくする工夫をしようと、語源の本をいくつか買ってみました。中でもお気に入りの本を紹介します。

『英単語マニア』

3巻合計すると1000ページ以上になる大作です。

書店で見たことが無いので、この本の存在を全く知りませんでした。Amazonでも評価が高くなく、全然目立っていません。TOEICの対策書なんかだと、特急シリーズのように、Amazonで検索した時に表示されやすく、また評価も高くて値段が安い本がそのまま名著だったりしますが、語源を活用して英単語を覚える本と限定してしまうと、良い本がたくさん売れているとは限らないのではないかと思います。

この本は、対話形式で語根の知識を活用して英単語を学ぶという意欲作になっています。対話形式の本は読みやすいので、私は好きです。また、一見すると雑談のような時に本質的なことをポロッと言っていたりするところも対話形式の本の好きなところです。

語根というのは、単語の構成要素で、その単語の意味の中心を示す要素です。

例えば fer という語根があり、この語根は「運ぶ」という意味を持っています。これを使った英単語がいくつか紹介されています。

prefer (pre + fer = 前に運ぶ)  〜の方を好む
refer (re + fer = 持ち帰る)  参照する、言及する、関連する
transfer (trans + fer = 他所へ移す)  転居する、乗り換える

と言った具合です。語根の中心的な意味と、それに接頭辞や接尾辞(語頭のinや語末のantなど、よく見る英単語のパーツ)を付けて構成される意味が解説されます。

prefer が、前に運ぶのがなぜ好むの意味になるかと言うと、気に入った物を前に運んで目立つようにしたからでしょう。また、referは、持ち帰って参照したからre(後ろへ、を表す接頭辞)+ fer で参照するの意味になったのでしょう。このように、語源を活用した英単語の暗記には、推測が欠かせません。

この手の足し算のように英単語の意味を紹介する本は他にもたくさんあります。語源で覚える英単語3600語源中心英単語辞典など。ちなみにこの2冊もなかなか良い本です。

『英単語マニア』が画期的なのは、対話形式で印象に残りやすいのと、全巻併せると1000ページを超える分量の多さでしょう。記憶しやすさと網羅性を兼ね備えています。

でもこの本は、実力の割に有名でないような気がします。これは、人を選ぶ内容だからではないかと思います。

二人の対話が気に入らない人には全然合わない本でしょう。まずこの2人というのが、メルライン・フライダ氏という語学の達人のオランダ人と、藤田修司氏という70歳ぐらいの語学に詳しい日本人です。おっさん2人の会話を延々読み続けるのが性に合わないという人は居るのではないかと思います。

会話をそのまま活かしたような編集構成になっていて、これを読みにくいと感じる人も多いと思います。いきなり話題が飛んだりしますからね。これは私なんかは、自分がやっているインタビュー「満点ホルダーに会いに行く」で会話を活かしたインタビュー記事を書いているので自分も好きな手法であり、読む立場になっても好きです。まあでも、好き嫌いが分かれると思います。

あとたまに、下ネタが出て来るんですよね。jectの語根のところでわざわざejaculate(射精する)という単語を強調して紹介いたりします。これなんかは、「e (外に) + jac (投げる)」という接頭辞と語根を覚えやすく、良い例だと私は思いますが、こういうノリが嫌いな人は居るでしょうね。

このように、『英単語マニア』は影の名著であると言えるでしょう。今後もこの本が多くの人に読まれることは無いと思いますので、他人と差をつけるような尖った英語知識を身に付けたい人は、ぜひ読んでみてください!!

『勝間式超ロジカル家事』のレビュー

勝間和代の『超ロジカル家事』という本を最近読みました。これはかなり面白い本でした。

ちょうど10年前、勝間和代の自分をGoogle化する方法という本を読んで英語の勉強を始めました。勝間和代という人は、私の人生を変えてしまった人だと言えますね。

その後の勝間和代は女は結局キレイが勝ちとか、よく分からない本をたくさん出していましたが、これは久々に私的にヒットする本でしたよ。

これは、効率のいい家事を追求する考え方、具体的なテクニックについて書かれた本で、料理、洗濯、掃除、片付け、家計簿(お金)について、小さな工夫が書かれています。

勝間和代という人は、本当に小さな工夫を積み重ねていく人なんですね。例えば魚焼きグリルにトレイを使うだけでグリルの片付けが劇的に簡単になるという話が書いてあって、早速私もこのグリル用のトレイを買ってみました。(本で紹介されているトレイとは微妙に違います)

これが大正解で、本当にグリルの油汚れの片付けが簡単になりました。魚焼きグリルの油汚れを落とすのって本当に面倒臭いですよね。

あと、勝間和代が力説しているのが、ヘルシオオーブンと、圧力IH鍋です。

蒸し料理にハマっているそうで、野菜はほとんどヘルシオで蒸してから、圧力IH鍋で自動で煮込むそうです。

これに関しては私は、やり過ぎかな、と思いました。レンジで蒸すなら電子レンジでやれば良いし、圧力IH鍋よりも普通に鍋で煮た方が片付けが簡単なんじゃない?と思いました。とはいえこれらは、本当に仕事が忙しくて、それでも家事もしたいと言う人にとっては便利だと思います。私のような暇人は、鍋でぐつぐつ煮て料理をすることにします。

総じてこの本は、本当に買って良かったと思います。家事を効率化したい人は買って損はないでしょう!

唯一欠点があるとすれば、家事が楽しくなってしまって、余計に家事に時間を使うようになってしまう可能性があることですかね。

『スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界』のレビュー

スペイン語の勉強が意外と続いています。同時に、英英辞典を使って難しめの英単語を暗記していて、難しい単語と言うとやはりラテン語から英語に流入している語彙が多いので、どうせならラテン語と似ているスペイン語の単語と難しい英単語を同時に覚えてしまおうと思い、この本を読みました。

通して読んでみたところ、なかなか良い本でした。スペイン語と英語を両方とも勉強している人にはとてもオススメです。

スペイン語の基本的な動詞は、英語の基本的な動詞と、似ているわけではありません。なぜなら、英語の基本的な動詞はゲルマン系の語彙が元になっているため、ラテン語が元になっているスペイン語と同じ単語が派生して分かれたわけではないからです。

例えば、英語のcomeにあたる動詞はスペイン語ではvenirと言うんですが、comeとvenirは似ても似つかないので、英語と関連させようとすると覚えにくいですね。comeというスペイン語の単語もありますが、これは「食べる」という意味で、英語のcomeとは全く違った単語です。しかし、venirの「ven」というパーツは、英語のadvent (到来する)やvenue(会場)など、「来る」ことと関係のある単語の語源になっています。英単語の「ven」というパーツを見て、来ることと関連させて暗記する手がかりになります。長めの英単語はラテン語が語源になっている単語が多いですね。ちょうど、難しい日本語はだいたい中国語からの外来であるのと似ています。

venirの例では、逆に、adventという英単語を既に我々は覚えているので、venirというスペイン語を覚える手がかりにできます。comeと関連付けるのではなく、adventと関連付ければ良かったのです。

あと、これは!!と思った単語に、英単語のcurfew があります。これは英検1級の語彙問題の頻出単語として、よく単語帳に載っている単語で、意味は「夜間外出禁止令」です。よく単語帳で見るのですが、「夜間外出禁止令」という日本語を人生で使ったことが無いため、なんだそれ!?と思っていました。「門限」という意味もあるのに、だいたい単語帳には夜間外出禁止令と載っているので、馴染みが無いなぁと思っていました。

curfewの語源も、この本で紹介されていました。スペイン語ではこの単語はcubrefuego という単語です。その語の成り立ちは、cubre (coverに相当する) + fuego (火) です。火にカバーするから消灯、消灯して夜間外出禁止令をするわけです。curfewと言う単語は英検1級出題単語の中でもかなり覚えにくいこの単語は、この説明を読んで、ようやく覚えられました。難しい英単語は、語源の話などで記憶のきっかけを作った方が良いことがあるのです。

そんな感じで、スペイン語の基本的な語彙と英単語の語源の関連をたくさん紹介してくれる本でした。

英語とスペイン語を両方勉強している人、もしくは英語のラテン語由来の語彙に興味がある人は、是非読んでみてください!

『英単語連想記憶術』のレビュー

引き続き、この英英辞典を暗記しています。

難単語も機械的に暗記対象に選んでいるため、非常に覚えにくい単語ばかり暗記しています。今までの勉強で、語源で覚えられる単語や、出現頻度が多い単語は、既に覚えてきました。今回の辞書暗記プロジェクトは、それでも覚えなかった、比較的マイナーな単語がターゲットになります。なので常に苦戦しております。

前回の記事では、こちらの暗記に関する本を紹介しました。

こちらの本で、

「意図したときに情報を思い出せるようにするには、手がかりと関連付けなければならない。」

ということが記憶に関する基本的な理論として紹介されていました。

これを英単語の暗記に当てはめると、単語を見た時に、意味を思い出す手がかりと結びつけば、意味を思い出しやすいということになります。

これは何のことを言っているかと言うと、語呂合わせですね。英単語を見た時に、語呂を思い出し、それが意味と結びついていれば、意味まで思い出せます。

単語の語呂合わせというと、大学受験では古来より使われてきたテクニックですよね。私も、古文に関してはゴロ513(後にゴロ565)という参考書で語呂合わせによって古文単語を大量に暗記しました。

この参考書、アホくさいゴロがたくさん載っていて、お気に入りでした。全てのゴロを覚えた時、古文はかなり得意科目になっていました。ちなみにお気に入りのゴロは

「「あ」から「さ」までは、ついちょっと」

です。古文単語の「あからさま」というのは、ついちょっと、という意味になります。それを、語呂合わせによって覚えてしまうわけです。

古文単語の暗記は、古文と言っても日本語なので古語と現代語で意味的な繋がりが大きく、良いゴロがたくさんあったように思います。英単語をゴロで覚える暗記法があるのは当時から知っていましたが、古文と違ってムリがあるだろうと思って敬遠していました。

しかし、今やっている英単語の暗記は本当に取り付く島もない単語ばかりなので、あらゆる暗記テクニックを総動員してやる必要があると思いました。そこで私もようやく、この本を買いました。

語呂合わせで英単語を覚えることを趣旨とした単語帳です。

正直、この本自体は、そこまで有用な本では無いと思います。それは以下の理由によります。

  1. しょーもないゴロが多い
  2. 掲載単語が基本的過ぎる
  3. 掲載している語義説明がイマイチ

しょーもないな、と思ったゴロを紹介します。

persuade パスへ努力するよう説得する

reason 理存とは理性が存在すること

recover 理科(の成績)ば回復する

これらのゴロは、ゴロ自体があまり覚えやすくなく、またこういう重要な単語は普通に暗記してしまった方が早いのです。

ですがそれでも、私はこの単語集をオススメしたいです。特に、単語をたくさん覚えようとしている人に。

ゴロとしてよくできているものも、イマイチなのもありますが、全ての掲載単語にゴロを付けていることに執念を感じます。

また、実はイマイチなゴロこそ、我々の勉強のヒントになります。語呂合わせ暗記に挑戦すると、

「こんな英単語でどーやってゴロを作ったら良いんだよ!」

という難題に必ずぶち当たります。それを、「理科(の成績)ば回復する」とか、無理やりゴロにするセンスを養うことができます。「ば」という方言を使うところがポイントですね。こういう発想が大事です。

単語集としてはイマイチでも、ゴロ作りのセンスを養うためにはかなり良い本なのでオススメです!!

実はもう1冊、ゴロで覚える英単語の本を買いましたので次回の記事で紹介しますね。

『一流の記憶法 あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく』のレビュー

引き続きこちらの英英辞典の暗記をしています。

相変わらず、なかなか単語が覚えられず、忘れまくる自分に腹が立ちます。これだけたくさんの単語を暗記するのだから、何か記憶法を使った方が良いと思い、記憶法の本を買ってみました。

『一流の記憶法: あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく』

この本、298円で買えましたが、内容は大当たりでした。何かしらの試験勉強をしている人は必読と言っても良いぐらいの優れた内容です。

構成は、まず記憶のメカニズムを説明し、その次に実践的な記憶法を紹介しています。

まず記憶のメカニズムですが、覚えるためには、思い出す訓練が大事のようです。であるので、単語を見ながら何度も声を出すというのは、あまり意味がありません。思い出す訓練をしていないからです。

ただ、何度も声を出すのは、経験上、有効だと思っている人も多いと思います。私もそうです。今までそうやって単語を覚えてきました。これは、何度もテキストを見て、その度に、少しずつだけど意味を思い出す訓練もしていたので、覚えることができたのだと思います。

有効なのは、時間を開けて、何度か思い出す訓練をすることらしいです。それによって長期記憶に定着します。脳科学者の池谷裕二先生も、記憶するためにはアウトプットすることこそ大事だとこちらの対談で言っています。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9640

ちなみにこの対談、ライフネット生命創業者の出口治明氏と池谷裕二先生の対談で、めちゃくちゃ面白いのでオススメです。

本の後半では、実践的な暗記法が紹介されます。オカルトに走ること無く、非常に正統派かつ、有効な方法が紹介されていて素晴らしいです。

暗号化したり、記憶のひっかかりを作る方法などが紹介されています。こららは訓練が必要な方法ですが、練習すれば必ず記憶の強力な補助となります。そしてこういう方法で記憶していくことが、記憶力そのものを強化する訓練にも繋がります。

身体の部位に番号を振って、順番に物事を覚えていく方法や、頭文字を取って並べる方法は、順番を覚える必要がある歴史の試験などには有効ですが、我々が目的としている英単語の暗記にはほぼ使えません。

英単語の暗記に使えるテクニックと言えば、やはり語呂合わせだと思います。英単語の語呂合わせと言うと、kennel という単語を覚えるために、犬が寝る小屋 → 犬寝る → ケンネル と覚えるみたいなしょーもない語呂が多くて、敬遠している人も多いと思います。ですが、記憶のひっかかりを作るには、それすら実行した方が良いと思うに私は至りました。

次回の更新では、英単語の語呂合わせについて掘り下げて書いていく予定です。

とりあえず、『一流の記憶法: あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく』はオススメの本です!!

公務員を辞めるきっかけになった本5冊

最近は仕事も入っていなくて、英単語の暗記をしたり料理したり映画を見ながら毎日過ごしています。今日は、私が公務員を辞めるきっかけになった本を紹介したいと思います。

どれも素晴らしい本ですが、私の人生を狂わせてしまった本ですから、取扱注意の本です!興味を持った方は心して読んでください。

①世界にひとつしかない「黄金の人生設計」 橘玲 著

市役所に就職して最初の夏に、僕はこの本を読みました。思えば公務員を辞めたいと思った最初のきっかけになった本かもしれません。文字通り私の人生を狂わせてしまった本でしょう。

マイホーム、生命保険、株……我々日本人は、こういう大きなお金が動くシーンで、営業の人の言われるがままに商品を買わされています。4000万円借金してアメリカの株に投資する、と聞くと、みんな危険だから辞めなさいと言うけど、4000万円借金してマイホームを買うのは普通とされています。これはおかしな話で、実はどちらも莫大な金額を借金して投資しているという点では変わりません。と、いうようなお金に関するリテラシーを学べる本です。

この本を読んだことで、そもそも生きるためにいくらお金が必要なのか、など私は考えるようになりました。橘玲氏の本は他にも読みました。氏が投資について書いた本は、必読だと思います。

②ニートの歩き方 pha 著

この本の主張は、過労になるほど無理して仕事せず、ゆるく生きていくのも楽しいよ、今ならシェアハウスで住んだり、生活コストを抑える方法はたくさんあるからね、と言ったところです。著者の方は京大を出てサラリーマンになったけど、辞めてニートのような生活をしています。実際には仕事をしているし収入もそれなりにあるので完全なニートではないかもしれませんが、大筋では、仕事をあまりせずに生活費を抑えてゆるく生きているらしいです。

そもそも生きるためにいくら必要なのか?公務員を辞めるリスクとは何だろうか?と私は考えました。

答えは、自分ひとりだったら1か月10万円ぐらいあれば生きていける。公務員を辞めるリスクは、自分が死ぬことではなくて、安定した職を捨てるので、子供を養う財力を失うかもしれないこと、と私は結論づけました。

③未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる ちきりん 著

この本も名著でした。この本は、例えば40代ぐらいで全く別の仕事を始める、など、新しい働き方を提唱しています。細かい内容は忘れてしまいました。

著者のちきりんは、40代ぐらいでコンサルを退職し、文筆家になった人です。きっと、お金はたくさん持っていたし、気が向いたらまた就職できるスキルも持っていたと思います。そして、これは本当か分かりませんが、子供が居るわけではなさそうです。そのことは、割り引いて読む必要があると思います。子供を養っている人は、40歳ぐらいで収入が減る道に方向転換は、なかなかしにくいでしょう。

ただ、本当に自分がやりたいことは何か?を考えるうえで、「他にやりたい仕事はあるけど、子供のために今の収入が安定した仕事を辞められない」という考え方は、子供に少しでも良い生活をさせてやりたいというのがその人の本当にやりたいこと、であるので、やりたいことを実現していると思います。

④嫌われる勇気 岸見 一郎、 古賀 史健 著

これまた名著の中の名著です。人は究極的に自由で、好きに生きたら良いと、私は思うようになりました。例えば親との関係を気にして、自分がやりたいことをやれないと思っている人は、自分の選択を親のせいにしているだけで、本当は全て自分で選んだ人生である、というような話が延々書いてあります。だから好きに生きたら良い、というわけです。

この本に書いてあることは、話としては分かるんだけど、なかなか実践するのは難しいです。例えば会社で上司が、サービス残業を何となく強いてきた時に、

「時間なんで帰ります。残業する必要があるなら残業命令出してください。」

と、堂々と言えば良いわけです。頭で分かっていても、なかなか実行できないんじゃないかな…。この本に書いてあることは劇薬です。でも、過労の末に自殺してしまう人が居るようなこの国の人には、読んで欲しい本ですね。

⑤働く君に伝えたい「お金」の教養 出口治明 著

投資やマイホーム、保険などのお金の教養については、橘玲の本で私はしっかり学んでいたため、目新しい話はありませんでした。

それよりこの本では、自分に投資するという考え方を学びました。20代のうちは、債券とか株に投資するんじゃなくて、自分自身にこそ投資すべきだと、出口氏は仰るわけです。

今、日本では老人がたくさんお金を持っていて、若い人がお金を持っていなくて子供を育てられないことが問題になっています。でも、65歳の億万長者は、無一文の20歳の若さを羨むでしょう。若さは最大の資産で、それを有効活用するために、自分に投資をしなさいということです。これにはシビれましたね。まあ、株に投資するのも、若いうちに入れたお金は複利の効果が効いてよりたくさん増えるんですけどね。出口さんが言うのはそういうことではないです。

 

5冊の本を紹介しました。こういう本ばかり読んでいたので、私は、公務員、辞めても良いかな……と思うに至り、辞めてしまいました。どれも、小さいころから刷り込まれて来た洗脳を解く、名著です。

ただ、好きに生きろと言うのもまた、別の洗脳に過ぎません。人生に正解はありません。別の洗脳によって、洗脳を上書きしたということです。それでも私は、新しい洗脳を気に入っているので、そう生きていくというわけです。

気が向いたら、一冊ずつ、詳しく紹介していきたいと思います。今回の紹介で気になったら、ぜひ読んでみてください!

『ナチュラル・イングリッシュ』のレビュー

プロの通訳ガイドになるにあたり、丁寧な英語を身につけようと思い、いくつか本を買いました。

日本語は敬語が複雑な言語なので、基本的な日本語を覚えただけでは、大人がビジネスで話すような日本語を話すことはできません。覚えたての日本語では、失礼な言葉を話してしまう危険性があると思います。 それと同じことを、私が英語を話す時にやってしまうのではないかと思い、この勉強を始めました。 かなり勉強になった本を紹介します。

ナチュラル・イングリッシュ

80年代に書かれた本です。世の中はグローバル化し、テクノロジーも発達してオンライン英会話教室もできました。日本人の英語力は、この30年で飛躍的に上昇したはずです。 にも関わらず、この本に書かれていることは、今の日本人が話してしまいがちな、不自然な英語を指摘しています。

特に分かりやすく、即座に使える便利だった章は、日本人が使いすぎな英語表現と、ネイティブがたくさん使うのに日本人があまり使ってない表現をまとめた章です。これには、そういうことか!と納得の連続でした。

例を挙げます。まず、日本人が使いすぎの単語です。

diligent 「勤勉な」という意味は、works very hard や a hard workerと表現されることが多い。

member 特に組織の一員という意味を強調しないならば、person という言葉で良い。memberという単語は、チ○コを遠回しに言う単語でもあるため要注意。

scold 叱るという意味で使いがちだが、一般的には「叱る」はtell off などと表現される。

enter 入るという意味でよく使ってしまうが、堅苦しい感じがするのであまり使われない。入る、ならcome in などが一般的。

will 未来のことを言うときに頻繁に使ってしまうが、~ing やgoing to ~、または単に現在形など、未来を表現するには様々な語彙があって、それぞれ意味が違うからwillで代用できるわけではない。

さて、次はネイティブがよく使うけど日本人があまり使わない表現です。

so far 今まで、という意味を言うとき、until now と言ってしまいがちだが、so farの方が自然である。(もちろん、使い分ける必要はある)

rather 副詞として、a little の意味や 時にはextremely という意味でも、幅広く使われる。

chicken feathersなど、いわゆる複合名詞 ネイティブは割と複合名詞を使って何かを表現するらしいです。複合名詞と言えばTOEICのPart 5で要注意ですね。

さて、使いすぎと使用不足を紹介しましたが、心当たりがあるのではないかと思います。特に、未来を表すwill なんかは、中学生の時に学校のテストで、未来のことを書く問題は全部will を使えば正解だったため、will をよく使う癖が付いていました。また、そもそも中学校ではwill とgoing to は意味が同じだと習いました。これは学校英語の弊害ですね。

全体を通してこの本は、30年前に書かれたと思えない、鋭い指摘がたくさんの良書でした。英語を仕事で使い始める人などに特にオススメです!

Longman Pocket English Dictionary と Longman Handy Learner’s Dictionaryの比較

先月からやっている英英辞典を暗記するという学習は、この本に書いてあったことを参考に行っています。

この本では、覚える英英辞典として、以下の2冊の候補を出しています。

両方買ってみたので、前者をPocket、後者をHandyとして、比較を紹介していきます。概要としては、Pocketは基本的な語彙を説明した初心者〜中級者向けの辞書で、Handyは難しい語彙も収録した上級者向けの辞書です。

収録語彙数

Pocketはover 16,000 words and phrases を収録としています。

Handyはover 28,000 words and phrases を収録としています。

読んでみると一目瞭然で、Pocketの方は、私でも知っている単語が多いです。対してHandyは知らない単語がたくさん出てきます。Pocketは、英検1級の語彙問題によく出題される単語でも、載っていないことが割と多いです。Handyは、さすがに英検1級の語彙問題もほぼカバーしています。

語義・例文

断然、Pocketが良いです。同じLongmanシリーズなので、語義を説明するために使われている語彙は、基本的な英単語2000語で、同じです。しかし、Handyは紙面の都合上、かなり簡潔に書かれており、読んでも意味が分かりにくいです。

対してPocketは基本単語で簡潔に、そして可不足なく書かれており、非常に分かりやすいです。さらに、Handyは例文の掲載が非常に少なく、その点もPocketの方が充実しています。

紙面の見やすさ

これももちろん、Pocketが良いです。余白がしっかりあって、文字が見やすいんですよね。文字の大きさはあまり変わらないのに、見やすさが全然違います。Handyはぎっしり文字が詰まっていて読みにくいです。

 

以上のように、Pocketの方が、かなり使いやすい辞書でした。初心者〜中級者にオススメです。

しかし、難しい単語も暗記して、語彙力を高めるという目的に沿っている辞書は、Handyです。なので私はHandyの方を現在暗記しています。

ただ、Pocketを買ってみて、ああ分かりやすくて良い辞書だな〜なんて思ってしまったわけです。Handyは読みにくいですよ、本当に…。

『中上級者がぶつかる壁を破る英語学習最強プログラム』のレビュー

英検1級を受験し終わったので、今後の英語学習について考えなおそうと思って、この本を読みました。

これはなかなか濃い英語学習本でした。

この本の中で読むべき部分は、辞書を1冊丸ごと暗記するという単語学習でした。こちらの辞書

に載っている単語を全て覚えてしまうわけです。

その具体的な方法は、まず知らない単語をマークしていき、覚える単語を決めます。

あとは地道に単語と語義を暗唱したり語義を隠して単語の意味が分かるかチェックしたりして覚えます。復習は、例えば毎日10日前に覚えたページの単語ぐらいまで遡ってチェックします。覚えられない相性の悪い単語は電子辞書で調べて、ヒストリー機能に残し、毎日ヒストリー機能に残っている単語を復習します。覚えていない単語についてはヒストリーから語義の画面に移る度にヒストリーの上に残るので覚えるまでチェックできます。

非常に地道な学習方法ですね……。途方に暮れそうな話です。500ページ超ある辞書を覚えてしまうのですからね。

しかし、これは不可能な話ではないと思います。私もとりあえず、上記の辞書、LONGMAN HANDY LEARNERS DICを買ってみました。辞書暗記に挑戦してみようと思います。

ただ、やはりこういう強引な勉強法は、若干、前時代的なものを感じますね。鉄下駄をはいて走りこみをするようなイメージです。まあ実際、辞書1冊覚えればかなり英語力は上がると思いますが。

他の、文法やスピーキングに関しては今回読んだ本の学習法はそこまで目新しい話は無かったと思います。

辞書暗記の話だけでも読む価値アリでした!!