公務員はもう安泰ではないのか

昨今、公務員や大企業の正社員を、もはや安泰ではないと煽る風潮が高まっています。夕張市は財政破綻しましたし、国の借金は1000兆円を超えました。また東京電力や東芝のような大企業が傾きました。それらのニュースを引用して、大企業や公務員はもはや安定していないと結論づけられます。

これは本当でしょうか?

元市役所職員の私は、ただの煽りだと思っています。

まず、大企業が安泰じゃないなら、中小企業が安泰なのでしょうか。大企業と中小企業を平均したイメージで見比べたら、倒産、解雇、減給などのリスクは、大企業の方が確率が低いでしょう。また、転職可能なスキルが身につくかどうかという点に関しては、大企業と言っても職種が様々なので、大企業は転職で使えるスキルが身につかないという説は乱暴すぎます。

公務員が安泰じゃないという話ですが、これは一体何を言っているのかという感覚です。

公務員は、基本的にクビになりません。クビになるのは悪いことをした場合ぐらいです。その点で、まず解雇されるリスクは低いと言えます。

国の財政がジリ貧なので公務員の給料が増えないという説があります。確かに、公務員の給料もジリ貧だと思います。ですが、そもそも、例えば市役所の職員って、給料が高いんですよね。ちょっとぐらい下がっても、まだまだ充分給料は高い水準にあると言えます。中小企業の社員やフリーランスよりも全然、年収が高いと思います。

唯一のリスクは、民間企業の転職市場で全く評価されないので民間企業に転職しにくいことぐらいですが、これも、別に転職しなければ問題になりません。人間関係のトラブルで鬱病になっても、休職できてしかも休職中もある程度は給料がもらえます。

公務員が安泰かと言うのは、色んな見方があるかと思います。また、そもそも安泰とか安定というふわふわした言葉をどう定義するかも問題になります。

しかし、私はまだまだこれからも公務員は安泰だと思います。なので、もう公務員は安泰じゃないから公務員にならない方がいいというアドバイスは、それは違うんじゃないかな、と思いますね。

そんな安定した職業も、面白くなければ私のように辞めてしまうので、そういった意味では安定していないのかもしれませんね。

Anker SoundCore ポータブルのレビュー

ANKERのSoundCoreというBluetoothスピーカーを買いました。
買うつもりは無かったのですが、Amazonがプライムデーで安売りやっていたので、つい買ってしまいました。衝動買いですね。約3000円で買いました。
以前から、BOSEのSound Link Miniというスピーカーに憧れていました。

小さいのに圧倒的なパワーのあるサウンドに聴き惚れましたね。最近自分が音楽を聴かなくなったのは何でもスマホで聴けるけどこういう良いサウンドで聞くデバイスを持ってないからかな、と思ったりしてね。

そして、Bluetoothで再生ですよ。Amazonプライムのストリーミング再生で、無料で聴き放題ですよ(Amazonプライムの会費を払っています)。

そしてこのANKERのSoundCore、外観がなんとなーくSound Link Miniと似てるんですよね。そして値段はプライムデーの安売りで約3000円でした。約7分の1ですね。機能としては同じくBluetoothで再生するデバイスなので、あとは音質の差だけです。

このANKERというメーカーは、安くて良い製品を出すことに定評があるので、ひょっとしたら音質も違いが分かんないぐらい良いんじゃないかと期待しました。私なんてそんなに音楽に詳しいわけではないですからね。

さて今日、スピーカーが届いたので早速使ってみました。

簡単にBluetoothペアリングできて使いやすいです。そしてスタイリッシュな外観で、かなり期待できます。果たして音質はどうなのでしょうか?

Sound Link Miniには全然敵いませんでした!!あれを聞いた時の、おお!凄え!!って感じは一切ありません。まあ値段が約7分の1でしたからね。音質が一緒だったらBOSEの製品なんて誰も買わなくなります。

SoundCoreは、そんな高級品と比較さえしなければ、安くて使いやすい、とても良い製品だと思いました。
英語学習用のスピーカーにいかがでしょうか?

docomoWi-Fiの二重ログイン状態を解消する方法

フリーランスになってから、カフェでパソコン作業をすることが増えました。

これは別に、ノマドワークと言ってカッコつけたいわけではなく、単に家のネット回線が劣悪だから、公衆無線Wi-Fiを求めて旅をしているだけです。まあ、本当にカッコつけてないと言ったら嘘になりますが(笑)

日本はフリーWi-Fiが普及していなくて、カフェでWi-Fiを使うのにも一苦労があります。外国人観光客が困ることの代表的な例の1つでもあります。我々日本人にとっても日本のフリーWi-Fiは非常に使いにくいですね。そもそも駅とかでフリーWi-Fiと言われても、本当にフリーに使えたことがないという人も居るんじゃないでしょうか。

その中でも、ドコモ、ソフトバンク、 auの3大ケータイキャリアも各社それぞれに公衆Wi-Fiサービスを提供していますね。

私はドコモのサービスであるドコモWi-Fiを利用しています。これは通信速度が速くてなかなか便利なサービスです。ドコモと携帯電話の契約があれば月額300円ぐらいで使えて、なかなか便利なサービスですね。

しかしこれはマイナーなサービスなだけあって、たまによく分からない事態に遭遇します。先ほど、複数の端末で交互にログインしようとすると2重ログインとみなされて上手くいかないという問題がおきました。

私と同じ状態に陥って困っている人がいるかもしれませんので、解決策を書いておきます。

私が陥った問題は、まず、iPadでdocomoWi-Fiにログインした後に、iPadを機内モードなどにして一旦docomoWi-Fiの接続を切り、その後にAndroidのスマホでdocomoWi-Fiに接続をしようとすると、二重ログイン状態を指摘されて、スマホからログインできないというものでした。iPadでログインしたままになっていると認識されていたようです。

ネットで調べてみたら、こちらのURLに接続してログアウトを選択するとログアウトできるということだったので試してみました。

http://portal.m-zone.jp/

が、私のiPadの画面には、

「お使いの機器のWi-Fi接続ををオフにしていただければ、自動的にログアウトされます」

というメッセージが出るだけでした。

ログアウトできたのかな?と思ってスマホから再度繋いでみても、一向にログインできません。二重ログインが解消されていないようでした。

いろいろ試行錯誤してみて、ようやく解決できました。

そもそもdocomoWi-Fiにデバイスから接続をしようとすると、Wi-Fiサービスの選択画面で

0000docomo
0001docomo

という微妙に違った2つの電波を選択する必要があります。これは、どちらでもdocomoWi-FiのサービスとしてWi-Fiに接続することができるのですが、微妙に違います。0001docomoの方がパスワード入力画面が少ないので、接続しやすいです。

そんなわけでついつい0001docomoから接続をしてしまいがちなのですが、こちらから接続すると、ポータル画面を経由しないので、強制的にログアウトをすることもできないのです。ポータル画面というのは先ほどリンクを載せたこちらのURLのことです。

http://portal.m-zone.jp/

その問題をどうやって解決するかというと、

ログアウトしたい端末は0000docomoから接続する!!

という方法になります。そうすることで、上記のポータル画面からログアウトメニューを選ぶことができ、実際にログアウトして、別の端末からログインすることができます。

ここまでたどり着くのに、30分ぐらい費やしましたよ……。

もし私のように複数のデバイスから代わる代わるWi-Fiに接続したいのに同じ症状に悩まされている人が居たら、参考になれば幸いです。

外国語はいきなりネイティブスピーカーに教えてもらうのが良い

スペイン語の勉強を細々と続けています。

オンラインスペイン語会話のスパニッシモをやっています。今のところ、2ヶ月で通算、24時間10分の授業を受講しました。

そこで気付いたのですが、語学学習は、いきなりネイティブスピーカーとマンツーマンで勉強し始めるのが最高ですね。

まずは文法の勉強が大事と言う人も居ますが、0から始める時は文法もネイティブスピーカーと会話しながら教えてもらうのが良いですね。

もちろん、私は全然話せません。しかし、授業中は覚えたての単語でなんとか会話をしようと必死です。無理やりでもスペイン語を話そうと脳がフル回転している感覚ですね。

すると、スペイン語の回路が開けてくる感覚があります。先生との会話の中で、

Estudial espanol todos los dias.

ぐらいのスペイン語が絞り出されます。私はスペイン語を毎日勉強します。という意味ですのでネイティヴ講師にとっては、日本語で言えば

「ワタシハニホンゴヲマイニチベンキョウシマス」

という文章を聞かされているような感じでしょうか。お金をを払っているので、そんな私にも根気強く相手をしてくれます。

当然、こんな会話を続けていては、その次のレベルには到達できません。次の段階で、単語や例文を暗記していく必要があります。この段階は、その前に必要な本当に最低限のスペイン語の回路を開く作業になります。じゃあ最低限の文法とは何なのかというと、スペイン語のセンテンスを、上記のような稚拙な内容でも、講師との会話の中で何とか作れるようになることだと思います。

英会話に関しては、初めて英語を勉強したのが13歳の時で、初めて英会話の授業を受け始めたのが23歳の時でした。英会話をするまで10年もかけてしまいました。これは、英語力全体の上達にとって、良くなかったと思います。英会話をした方がもっと早く英語の回路が開けたと思います。

というわけで、語学学習は、いきなりネイティブスピーカーから教えてもらうのが最高だと思います。

公務員と英語

昨日、公務員の転職について書きました。昨日の記事はこちら。転職したいと思っている公務員の方が参考にしていただけたら嬉しいです。

今日は公務員と英語についての話です。

公務員をしながら英語の勉強をしていた時、たまに

「公務員も英語はこれから必要になるから、それは大事ですね!」

と言われたことがあります。それを聞く度に、別にならないだろうなぁ、と思っていました。私は英語が好きで勉強を続けて、それを使って楽しい仕事ができそうになったから市役所を辞めただけです。

確かに世の中はグローバル化しています。私が居た市役所でも、私が辞める頃には「国際都市にする」「グローバル人材の育成が必要」とか言っていましたが、語尾に(笑)をつけながら眺めていました。市長がなんとなくそういうことを言うのです。

また、私は愛知県に住んでいるのでトヨタ自動車関係者が多く、トヨタやアイシン精機では、TOEICで730点以上取れないと課長に昇進できないなどという噂をよく聞きました。本当かどうかは知りません。

ですが、既に採用された市役所の職員が、これから英語ができないことによって不利を被ることは決してありません。

なぜなら市役所の出世コースが、英語と全く関係ないコースだからです。

市役所で出世コースとされているのは、予算を管理している財政関係の部署や、人事課や、条例や法律を統括している部署でした。全部、英語と全く関係ありません。

人事課の人たちは、自分達が全く英語ができないので、他の部署の人に、TOEICで○○点取れないと出世させませんなんてことは言えないのです。

そして、市役所の偉いおじさん達は、だいたい年収が1000万円ぐらいありましたが、みんな英語ができるからその給料を享受していたわけではありません。かつての上司に気に入られたから出世したのです。偉いおじさんも人事の人も、英語は、通訳に任せれば良いと思っています。実際に市役所には英語や中国語の通訳が常駐しています。

最近は日本に住む外国人も増え、またインバウンドという言葉も流行っているため、市役所でも「国際〜」という名前の部署ができたりして、多少は国際化してきています。今から就職する人は、TOEICの点数が900点ぐらいあると、英語ができる奴として採用してもらえるかもしれません。就職したら他の人と何も差はありません。

私は仕事を楽しむツールとして英語を使っていました。英語は好きだったので、英語を使って仕事をするのも好きでした。市民の人に英語で説明したり、海外に出張して外国で同じような分野の仕事をしている公務員と意見交換をしました。

奇しくも、その海外出張は私に公務員を辞めることを決心させたきっかけでもあります。

私の出張の件が、先述の出世コースの部署に居る偉いおじさんから、

「君が行きたいですって言って出張して良いものじゃないんだよ」

と言われたことです。私は仕事として出張しただけなのに、何故そんなことを言われるのかと思いましたね。常々、市役所ではくだらないことが私の身の回りに起こっていて、常に辞めたかったので、辞めたきっかけというのはたくさんあります。これもそのうちの1つでした。

今日のまとめに入ります。市役所の職員は、今後英語ができなくて困ることは一切ありません。

公務員と転職

私は公務員を辞めてフリーターのようなニートのような生活をしていますが、公務員から民間企業に転職することを考えたことが無いわけではありません。というか、実際に何社か就職の面接を受けたことがあります。

しかし、新卒採用の時と同じで、全ての会社から不採用だったため、フリーランスの通訳案内士という職業を選びました。私はいつまでたっても、会社から必要とされない人間だったのです。もともと新卒ですら採用してもらえないのに、公務員を経由したことによって私はますます民間企業から必要無い人間になっていましたね。

公務員から民間企業に転職するには、大きなハンデが2つあります。1つは実務経験が無いとみなされること、もう1つは、公務員は働かないと思われていることです。

サラリーマンの仕事でよくあるのが、営業、経理、人事ですが、これらの転職市場は実務経験が重視されるうえに、公務員ではそれらの実務経験を身に付けることができません。

市役所の収入は税収だから営業がありません。市役所の会計は単式簿記だから経理の経験が役に立ちません。人事は公務員の人事でも多少は実務経験とみなされるかもしれません。

転職活動をしていた時から既にTOEICの点数は900点を超えていましたが、実務経験が無い奴はいくらTOEICの点数が高くても必要ないということが多いです。

実務経験が無いとみなされるので、第二新卒扱いになります。するとリクナビやマイナビに掲載されている応募可能な会社はブラック企業ばかりになります。わざわざブラック企業に転職する気にもならないなぁ…と思って、やる気を失ってしまいました。

実務経験が無くても、コンサルタント会社からの転職だったら、何となく仕事できそう、と思われて採用されるかもしれませんが、市役所職員にはそれがありません。世間の公務員への風当たりはとても強く、私は市民からよくバカだアホだと言われました。公務員など何も価値を生み出していないのに税金で飯を食べて社会に寄生している奴らというのが世間のイメージなため、わざわざそんな所で働いている人に高い人件費を払って転職させてやることはないのです。

また、公務員は毎日定時で帰って、残業をしないイメージがあります。日本の民間企業は、残業によって業務が成り立っている面があります。残業代が払われている残業ならまだしも、サービス残業によって成り立っている会社も多数あります。公務員から転職して来る人は、サービス残業をしなそうな人材なので、定時になったらサービス残業している同僚を差し置いて帰宅するかもしれません。そんな集団の和を乱す人を採用してはいけません。

先程述べたように公務員の実務経験は民間企業では全く評価されませんが、だったら彼らは何をやっているのかと言うと、公務員の特別な仕事をしていると思います。なので、公務員としての実務経験なら積んでいるわけです。公務員から公務員に転職するならば、即戦力とみなされるでしょう。

しかし、公務員の労働市場にはあまり流動性がありません。人が辞めないから、人を入れ替える必要が無いからです。最近は多少、公務員の中途採用も増えてきましたが…。

また、公務員の中途採用は、民間企業出身の人を採用するためにやります。長年公務員をやっているとあまり一生懸命働かない人が増えてくるので、ちょっと違ったタイプの人材が欲しいのです。そういう人は公務員としての実務経験がありませんが、何故か公務員の転職市場では実務経験はあまり大事だと見なされません。

すると、いくら実務経験があっても公務員から公務員に転職することも難しいことになります。そしてますます人が辞めないので人材の流動性が無くなります。

民間企業に転職されるにあたり全く役に立たなかった公務員としての実務経験ですが、実際は、市場原理にさらされた通訳案内士という仕事をするにあたって役に立つことを僕はたくさん学びました。

具体的には、人前で話をするのが上手くなったことと、実務で英語を使ったことです。

人前で話すと言うと、たいしたことないことのような気がしますが、これが上手くできない大人は多いですね。結婚式のスピーチで、会社の偉い人でも、全然話すのが上手くない人はたくさん居るということをみなさん経験的に知ると思います。幸い市役所の職員は、住民説明会で多数の人の前で話す機会がたくさんありました。通訳案内士は、人前で話すのが仕事ですから、日本語と英語の違いはあっても、この経験は本当に役に立ちました。

英語を使う機会も、多くは無いけどありました。税金を滞納している外国人に、

「ワタシニホンゴワカリマセン」

と言われた瞬間に英語で話して税金を払わせたり、実務で英語を使うことはたびたびあり、これは言うまでもなく通訳案内士としての仕事に役に立っています。

と、いうように私は市役所で、市場原理にさらされた仕事で使えることをたくさん学びました。転職で直接的に評価されなくても、市役所の仕事でも一生懸命やればたくさんのことが学べると思います。

さて、細々と続いているこのシリーズですが、今回も少し書いたこと、公務員と英語について、次回は書こうかなと思っています。

『スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界』のレビュー

スペイン語の勉強が意外と続いています。同時に、英英辞典を使って難しめの英単語を暗記していて、難しい単語と言うとやはりラテン語から英語に流入している語彙が多いので、どうせならラテン語と似ているスペイン語の単語と難しい英単語を同時に覚えてしまおうと思い、この本を読みました。

通して読んでみたところ、なかなか良い本でした。スペイン語と英語を両方とも勉強している人にはとてもオススメです。

スペイン語の基本的な動詞は、英語の基本的な動詞と、似ているわけではありません。なぜなら、英語の基本的な動詞はゲルマン系の語彙が元になっているため、ラテン語が元になっているスペイン語と同じ単語が派生して分かれたわけではないからです。

例えば、英語のcomeにあたる動詞はスペイン語ではvenirと言うんですが、comeとvenirは似ても似つかないので、英語と関連させようとすると覚えにくいですね。comeというスペイン語の単語もありますが、これは「食べる」という意味で、英語のcomeとは全く違った単語です。しかし、venirの「ven」というパーツは、英語のadvent (到来する)やvenue(会場)など、「来る」ことと関係のある単語の語源になっています。英単語の「ven」というパーツを見て、来ることと関連させて暗記する手がかりになります。長めの英単語はラテン語が語源になっている単語が多いですね。ちょうど、難しい日本語はだいたい中国語からの外来であるのと似ています。

venirの例では、逆に、adventという英単語を既に我々は覚えているので、venirというスペイン語を覚える手がかりにできます。comeと関連付けるのではなく、adventと関連付ければ良かったのです。

あと、これは!!と思った単語に、英単語のcurfew があります。これは英検1級の語彙問題の頻出単語として、よく単語帳に載っている単語で、意味は「夜間外出禁止令」です。よく単語帳で見るのですが、「夜間外出禁止令」という日本語を人生で使ったことが無いため、なんだそれ!?と思っていました。「門限」という意味もあるのに、だいたい単語帳には夜間外出禁止令と載っているので、馴染みが無いなぁと思っていました。

curfewの語源も、この本で紹介されていました。スペイン語ではこの単語はcubrefuego という単語です。その語の成り立ちは、cubre (coverに相当する) + fuego (火) です。火にカバーするから消灯、消灯して夜間外出禁止令をするわけです。curfewと言う単語は英検1級出題単語の中でもかなり覚えにくいこの単語は、この説明を読んで、ようやく覚えられました。難しい英単語は、語源の話などで記憶のきっかけを作った方が良いことがあるのです。

そんな感じで、スペイン語の基本的な語彙と英単語の語源の関連をたくさん紹介してくれる本でした。

英語とスペイン語を両方勉強している人、もしくは英語のラテン語由来の語彙に興味がある人は、是非読んでみてください!

公務員と学歴

昔、公務員として仕事を始めて、学歴なんて意味が無いな、と思いました。

私の職場には、中卒の職員が居ました。バイトや嘱託職員ではなく、正規職員でした。

給料などの待遇は、初任給こそ違いますが、我々大卒と同じ給料表が適用されるので、大卒者と同じ年齢になる頃には追いつきます。そして、40歳や50歳になると出世する人と出世しない人で差がつきますが、学歴によるハンデは全くありません。

私の上司は高卒で、早稲田大学を出た私は何かと批判されていました。その人は

「社会に出たら学歴なんて関係ない。」

とよく言っていました。

これは、今日も日本全国で、学歴に自信の無い人が言っていると思いますが、2つの点から、滑稽だな、と思ってしまいます。

1つ目は、学歴と言うのは社会に出る瞬間に役に立つものだから、社会に出た後は役に立たなくても何もおかしくないということです。たまたま市役所という職場は高卒の採用も多い場所なので入る時も学歴があまり役に立ちませんでしたが、一般的に、大企業に入るなら大卒の方がチャンスが多いでしょう。

2つ目は、学歴なんて関係ないとわざわざ発言すること自体、仕事の能力と学歴を自分で結びつけていることです。市役所の仕事は、微分積分をするわけでも、英文読解をするわけでもありません。電話にや窓口で市民にサービスしたり、偉い人の機嫌を取って紙にハンコを押して貰うのが仕事なわけです。そんな科目は大学入試にはありません。学歴と仕事内容は、結びつきません。上司の発言は、野球が上手い人に対して

「あの人は野球が上手い割に仕事ができない。社会に出たら野球の上手さなんて関係ない」

と言っているに等しいです。でも「あの人は野球が上手いくせに仕事ができない」とは誰も言わないけど、「あの人は勉強できるくせに仕事ができない」とはよく言われます。不思議ですね。私は野球の方が勉強よりもよっぽど仕事と似てるな、と思ったのですが。

その上司にはしばらく嫌われていましたが後に何故か和解しました。お世話になったので感謝しています。

さて、この話が公務員を辞めたこととどう繋がるかと言うと、

「せっかく東京にある大学に出してもらったのに公務員を辞めたら親に申し訳ない」

と思う気持ちが薄れたということがあります。せっかく大学を出たけど、中卒でも変わらない仕事をしていたので、大学に行っていたことが市役所に入るためのコストだったと思わずに済んだのです。親もそれを分かっていてか、私が市役所を辞めるときに

「せっかく大学まで出してやったのに市役所を辞めるのか」

とは言われませんでした。まあ、私の親がそんなことを言うような嫌な人じゃなかったというわけでもあるんですが。

自分自身でも、大学を出て新卒で就職したことを勿体ないと思いませんでした。そのことは、退職したこととほんの少しぐらい関係があると思います。

ちなみに田舎の市役所では高卒や中卒は、入る時も、また入ってからもハンデになりません。性別でも学歴でも出世を差別をしない、リベラルな職場だったなぁと思いますね。

『英単語連想記憶術』のレビュー

引き続き、この英英辞典を暗記しています。

難単語も機械的に暗記対象に選んでいるため、非常に覚えにくい単語ばかり暗記しています。今までの勉強で、語源で覚えられる単語や、出現頻度が多い単語は、既に覚えてきました。今回の辞書暗記プロジェクトは、それでも覚えなかった、比較的マイナーな単語がターゲットになります。なので常に苦戦しております。

前回の記事では、こちらの暗記に関する本を紹介しました。

こちらの本で、

「意図したときに情報を思い出せるようにするには、手がかりと関連付けなければならない。」

ということが記憶に関する基本的な理論として紹介されていました。

これを英単語の暗記に当てはめると、単語を見た時に、意味を思い出す手がかりと結びつけば、意味を思い出しやすいということになります。

これは何のことを言っているかと言うと、語呂合わせですね。英単語を見た時に、語呂を思い出し、それが意味と結びついていれば、意味まで思い出せます。

単語の語呂合わせというと、大学受験では古来より使われてきたテクニックですよね。私も、古文に関してはゴロ513(後にゴロ565)という参考書で語呂合わせによって古文単語を大量に暗記しました。

この参考書、アホくさいゴロがたくさん載っていて、お気に入りでした。全てのゴロを覚えた時、古文はかなり得意科目になっていました。ちなみにお気に入りのゴロは

「「あ」から「さ」までは、ついちょっと」

です。古文単語の「あからさま」というのは、ついちょっと、という意味になります。それを、語呂合わせによって覚えてしまうわけです。

古文単語の暗記は、古文と言っても日本語なので古語と現代語で意味的な繋がりが大きく、良いゴロがたくさんあったように思います。英単語をゴロで覚える暗記法があるのは当時から知っていましたが、古文と違ってムリがあるだろうと思って敬遠していました。

しかし、今やっている英単語の暗記は本当に取り付く島もない単語ばかりなので、あらゆる暗記テクニックを総動員してやる必要があると思いました。そこで私もようやく、この本を買いました。

語呂合わせで英単語を覚えることを趣旨とした単語帳です。

正直、この本自体は、そこまで有用な本では無いと思います。それは以下の理由によります。

  1. しょーもないゴロが多い
  2. 掲載単語が基本的過ぎる
  3. 掲載している語義説明がイマイチ

しょーもないな、と思ったゴロを紹介します。

persuade パスへ努力するよう説得する

reason 理存とは理性が存在すること

recover 理科(の成績)ば回復する

これらのゴロは、ゴロ自体があまり覚えやすくなく、またこういう重要な単語は普通に暗記してしまった方が早いのです。

ですがそれでも、私はこの単語集をオススメしたいです。特に、単語をたくさん覚えようとしている人に。

ゴロとしてよくできているものも、イマイチなのもありますが、全ての掲載単語にゴロを付けていることに執念を感じます。

また、実はイマイチなゴロこそ、我々の勉強のヒントになります。語呂合わせ暗記に挑戦すると、

「こんな英単語でどーやってゴロを作ったら良いんだよ!」

という難題に必ずぶち当たります。それを、「理科(の成績)ば回復する」とか、無理やりゴロにするセンスを養うことができます。「ば」という方言を使うところがポイントですね。こういう発想が大事です。

単語集としてはイマイチでも、ゴロ作りのセンスを養うためにはかなり良い本なのでオススメです!!

実はもう1冊、ゴロで覚える英単語の本を買いましたので次回の記事で紹介しますね。

『一流の記憶法 あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく』のレビュー

引き続きこちらの英英辞典の暗記をしています。

相変わらず、なかなか単語が覚えられず、忘れまくる自分に腹が立ちます。これだけたくさんの単語を暗記するのだから、何か記憶法を使った方が良いと思い、記憶法の本を買ってみました。

『一流の記憶法: あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく』

この本、298円で買えましたが、内容は大当たりでした。何かしらの試験勉強をしている人は必読と言っても良いぐらいの優れた内容です。

構成は、まず記憶のメカニズムを説明し、その次に実践的な記憶法を紹介しています。

まず記憶のメカニズムですが、覚えるためには、思い出す訓練が大事のようです。であるので、単語を見ながら何度も声を出すというのは、あまり意味がありません。思い出す訓練をしていないからです。

ただ、何度も声を出すのは、経験上、有効だと思っている人も多いと思います。私もそうです。今までそうやって単語を覚えてきました。これは、何度もテキストを見て、その度に、少しずつだけど意味を思い出す訓練もしていたので、覚えることができたのだと思います。

有効なのは、時間を開けて、何度か思い出す訓練をすることらしいです。それによって長期記憶に定着します。脳科学者の池谷裕二先生も、記憶するためにはアウトプットすることこそ大事だとこちらの対談で言っています。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9640

ちなみにこの対談、ライフネット生命創業者の出口治明氏と池谷裕二先生の対談で、めちゃくちゃ面白いのでオススメです。

本の後半では、実践的な暗記法が紹介されます。オカルトに走ること無く、非常に正統派かつ、有効な方法が紹介されていて素晴らしいです。

暗号化したり、記憶のひっかかりを作る方法などが紹介されています。こららは訓練が必要な方法ですが、練習すれば必ず記憶の強力な補助となります。そしてこういう方法で記憶していくことが、記憶力そのものを強化する訓練にも繋がります。

身体の部位に番号を振って、順番に物事を覚えていく方法や、頭文字を取って並べる方法は、順番を覚える必要がある歴史の試験などには有効ですが、我々が目的としている英単語の暗記にはほぼ使えません。

英単語の暗記に使えるテクニックと言えば、やはり語呂合わせだと思います。英単語の語呂合わせと言うと、kennel という単語を覚えるために、犬が寝る小屋 → 犬寝る → ケンネル と覚えるみたいなしょーもない語呂が多くて、敬遠している人も多いと思います。ですが、記憶のひっかかりを作るには、それすら実行した方が良いと思うに私は至りました。

次回の更新では、英単語の語呂合わせについて掘り下げて書いていく予定です。

とりあえず、『一流の記憶法: あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく』はオススメの本です!!