Word Power Made Easyのレビュー

最近毎日読んでいる単語本があるので今日はそれを紹介します。

“Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabulary”

洋書の単語本です。前回紹介したVocabulary Cartoonsとは違い、こちらは硬派な作りです。しかしながら、ネイティブ向けの語彙本なだけあって、単語と意味を羅列したような、覚えられない本ではありません。

この本の構成は、まずあるテーマに沿って単語が10個ぐらい紹介されます。それを見ただけではサッパリ覚えられませんが、すぐに単語テストがあります。意味を答えたり単語を書いたり、二択問題に答えたりして単語を覚えていきます。

テストの次に、語源の解説があります。さらにその語源から派生する単語も併せて紹介されます。その後に、また単語テストがあります。最初に出てきた単語が何度も出題されて、ようやく1つの章が終わったと思ったら、次の章でまたさっきの単語が出題されたりします。

という感じで、解説と単語テストをひたすら繰り返す作りになっています。読むページと単語テストのページの割合はだいたい半々ぐらいだと思います。読むというより、単語ドリルをひたすら解いていくような本です。

日本で出てる英単語帳では、単語に関する問題を解きまくる、しかも同じ単語がページを変えて何度も出てくるという形式の本は私は見たことがありません。英語を運用することができる人がターゲットにされているだけあって、「難しい単語を覚える」という目的に対してより踏み込んだ構成になっていると思います。

レベルも、だいたい英検1級ぐらいだと思いますので、これまた日本の参考書市場で品薄なレベル帯であり、有意義な本だと思います。

この本は少し遠回りかもしれませんが、英検1級の対策書としても良いと思います。例えば gregarious という単語は英検1級の『パス単』にも掲載されていますが、この本ではgregという語根について説明がなされ、aggregate や segregateなどの仲間であることが分かります。英検1級レベルの単語にこういう記憶の手がかりを付けているのはかなり有効な本と言えるのではないでしょうか。

私は英英辞典の暗記の最中ですが、やはり辞典自体は暗記に適した本とは言えません。当たり前ですが、単語リストに過ぎず、覚えるための工夫は自分でしないといけませんね。この本はドリルの形式になっているため頭から解いていくだけで効果を発揮できるようになっています。今は英英辞典に掲載されている単語を暗記するためにこの本を使っているという状況ですね。

洋書の英単語本は良い物が多いのではないか?と最近思っています。また良い本があったら紹介しますね。

Vocabulary Cartoons のレビュー

英英辞典の暗記がなかなか進まない中、今までと路線の違う単語本を発見したので紹介します。

“Vocabulary Cartoons”という本です。

ネイティブ向けの単語本です。Cartoonsというタイトルの通り、一コマ漫画で単語を覚えるというコンセプトの本です。一コマ漫画で語呂合わせを表現していますので、絵と語呂合わせで覚える本ということになります。

どういう内容かと言うと、1ページをここに貼り付けて説明します。

このページはALLEVIATE (意味:和らげる)という単語のページです。

この単語に対する語呂は、LEAVES AET です。leaves ate と発音すると、微妙にalleviate と音が似ていますね。そしてイラストでその語呂とalleviate という単語を結びつけています。

イラストが意味するのは、その下の語呂合わせ用の英文のストーリーです。英文が

“The natives believed if they  ATE the LEAVES of some trees it would ALLEVIATE many illnesses.”

と書いてあり、意味は、

「ネイティブは、木の葉っぱを食べたら病気を和らげることができると信じている。」

です。ネイティブというのは日本人がコンプレックスを感じている英語のネイティブスピーカーのことではなくて、先住民のことですね。イラストは、先住民が葉っぱを食べようとしているところを描いています。

さて、この語呂とイラストについて、みなさんはどう思ったでしょうか?

語呂にもイラストにも無理があるしセンスも感じないから余計に覚えにくいだけだと思いましたか?

私はそうは思いません。語呂もイラストも、とても印象に残りやすくて素晴らしいものだと思いました。実際私はalleviateという単語を他の単語集で何度も目にしていながら、苦手としていました。でもこの本を読んでからはもう大丈夫だと思います。

語呂合わせというのは日本人のお家芸かと思っていたのですが、英語話者もやるんですね。語呂で英単語を覚える本と言うと、受験参考書にこの2種類があります。

この2冊もイラストと語呂で単語を覚えるというコンセプトは似ていますが、もちろん語呂は日本語の語呂です。

私は、今回紹介した”Vocabulary Cartoons” の英語の語呂の方が、日本語を介さない分、自然な語呂になりやすく、覚えやすいのではないかと思いました。

また、既存の日本語の語呂を使った英単語本は、語彙のレベルがそこまで高くないという問題もありました。英検1級レベルの単語を収録した本で語呂合わせの本は、たぶん出ていないです。

その点、”Vocabulary Cartoons” は、英検1級レベルの単語をたくさん収録しています。先程のalleviateも『パス単』に収録されていますね。

というわけで、この本は語呂を気に入るかどうかという問題がありますので人を選ぶことは間違い無いのですが、好きな人はどんどん単語を覚えられるようになると思いますので、英検1級レベルの単語を覚えられなくて苦戦している人はぜひ試してみてください!

英検1級一次試験合格発表

今日は英検1級の一次試験の合格発表でした。

私の結果は

R: 655/850
L: 651/850
W: 716/850
T: 2022/2550

で、またしても一次試験で不合格でした。

合格ラインは2028点なので、CSEスコアであと6点で合格でした。あと1問正解していれば合格だったのでしょうか?

仕事中に合否を見たのですが、この結果には呆然としました。後悔とか、不甲斐ない自分への怒りとか、焦りとか、色んな感情が渦巻いてきて、良く分からない気持ちになりました。浪人した受験生とかこんな気持ちでしょうか。いや、あれは完全に1年出遅れるので、もっとキツいでしょうね。

しかし、この気持ちを味わったことは、長い目で見たら良かったのかもしれません。どことなく停滞が続いていた私の英語学習に、何か変化が起きるような気がしています。

ただ、

「浪人が人生でプラスになった」

という意見はよく聞きますが、私は欺瞞だと思っています。浪人なんかしない方が良いに決まってますからね。

なのでやはり、英検1級の一次は今回受かっておきたかったです。

また次回、頑張るしかないですね。英検1級関係の記事も、もうしばらくお付き合いください。

2016年度英検1級第3回試験 感想

今日は英検1級を受験しました。初合格へ向けて4回目の挑戦です。

今回私は語彙、リスニング、英作文とまんべんなく対策して臨みました。

語彙問題は25問中16問正解しました。昔は13問しか正解できなかったので、少しずつ進歩していると思います。語彙問題は本当に、やればやっただけ少しずつできるようになっていくので、ある意味で一番やさしいパートかもしれませんね。

語彙の次に英作文をやりました。死刑制度の是非を問う出題でした。私は死刑は反対だと言う立場で書きました。3つの論点は

1 死刑は犯罪の抑制にならない
2 犯罪者の人権侵害である
3 執行後に無罪が証明されることがある

というオーソドックスな理由を書きました。丁寧に書いていたら35分ぐらいかかってしまいました。

時間不足のまま長文読解問題へ。最後の一番長い長文は、塗り絵してしまいました。時間足りんわ…。

リスニングはパート1で過去問が3問ぐらい出題されており、ウヒョーって感じでしたね。やはり5年前の問題が出やすいようです。

正直、合格しているかどうかは、英作文の採点次第です。今回は時間を投入して書いたので、評価して欲しいです。しかし私の解答が、英検で点を取れるものなのか分かりません。

読解問題は時間を書ければもう少し取れたと思うので、英作文はさっさと書いて読解にじっくり時間を使った方が良いかな、という気もしてきました。

今回で合格していて欲しいですが、たとえダメでも、次は必ず合格できるように頑張ります!

英検1級の英作文は英語+小論文だ

英検1級まであと1週間となりました。最後の追い込み頑張っていきましょう。

私は最近は、英作文とリスニングを中心に勉強しています。今日は英作文についての考えを書きたいと思います。

英作文は、英検1級の1次試験の中ではかなり英語以外の能力が問われる科目かな、と思います。今日はセンター試験の日なので大学受験に絡めて言うと、

英検1級の英作文 = 英語 + 小論文

みたいな感じなんですよね。英語というスキルは最後に答案用紙にアウトプットする時に必要なだけで、構想する段階では全然英語の試験ではない。「社会」の科目のような知識を材料にして、さらに構成を日本語で考えます。

2016年度からの試験形式の変更により、英作文問題は使用すべき論点が与えられなくなりました。自分の作文の主張を支える根拠を、ゼロから自分で考えなければなりません。これは自由な発想で書けるという面もあるものの、やはり試験の難易度としては上がりました。

ただ、その難しくなったポイントというのが、英語の試験としての難しさではないですね。「小論文」的なスキルが難しくなっただけです。

最近私がやっているのが、英語を書くスキルはこの本

で勉強し、小論文を組み立てるスキルはこの本

で勉強しています。『即戦力がつく英文ライティング』についてはこちらの記事で紹介しました。  『英検1級英作文問題』は、試験に出そうなテーマと、解答に使える論点がたくさん載っているので、暗記しています。

もし合格できたら、またじっくり対策記事を書きたいと思います。

というわけで皆さんもあと1週間、頑張りましょう。諦めたらそこで試合終了です。

『即戦力がつく英文ライティング』のレビュー

英検1級の英作文の勉強に最適な本を発見しました。

英作文に関して、まさに教科書と言えるべく内容でした。

大きく分けて、センテンスの組み立て方、パラグラフの組み立て方、複数のパラグラフの組み立て方の3つの内容を説明しています。英語らしいセンテンスの書き方、必須表現の説明、論理的な文章の構成について学べます。

等位接続詞、接続副詞、従属接続詞の覚え方が書いてあって、これにはなるほどと思いました。

等位接続詞は頭文字を取ってFANBOYSと覚えます。

for, and, nor, but, or, yet, so

接続副詞はCHIN FAT TO MOMです。

consequently, however, indeed, nevertheless, furthermore, as a result, therefore, thus, on the other hand, moreover, otherwise, meanwhile

最後に従属接続詞は、BE WISE AT WARという覚え方があります。

because, even if, when, if, since, even though, although, though, while, as, whereas

これらの分類は、英作文でBecauseやButから始まる文章を書いてしまわないために重要です。また、TOEICのPart5でも接続詞と副詞の区別は大事なので、TOEIC対策にも役に立ちますね。

FANBOYSのくだりは、英語で書かれた英語ライティングの本に近い内容かな、とも思いました。この本なんかそういう内容だったと記憶しています。

が、『即戦力がつく英文ライティング』の方が日本語で書かれているので学習効果が高いと思いました。やっぱり学ぶなら日本語の本の方が良いですね。英語で英語を学ぶのは理想ですけど。

上記は覚えるための語呂合わせですが、この本は文章の本質的なあり方にも触れていて、なかなか深い内容になっています。特に、全ての文というのはWho + What の要素があるという話です。何か主題に挙げて、それについて記述するということです。これは、文章の読み書きに関して非常に本質的な記述だと思いました。

かなり良い本に出会えたな、という感想です。英文のライティングを学びたい方は、買ってみることを是非オススメします!!!

 

英検1級に向けての単語学習

あけましておめでとうございます。もう2017年なんですね〜。21世紀に入ってからこんなに年数が経ってることが驚きです。

年末年始は旅行や祖母の家に行っていたので、机で勉強できませんでした。スマホでちらちら勉強するしか無かったです。

これは細切れの時間で勉強するにはなかなか良い方法なので紹介します。

まずはパス単のアプリで、英検に出そうな単語で覚えていない単語をリストアップします。先月、Jet Bullさんにインタビューした時に、1級合格のために準1級の単語を覚えることが大事と聞いたので、準1級のパス単アプリを使っています。以下は書籍版のリンクですが、アプリで充分だと思います。

 アプリの画面はこんな感じです。

そしてその次に、リストアップした覚えたい単語をオックスフォード英英辞典のアプリで調べます。

 調べたらお気に入りに登録します。「英検」というフォルダを作ってそこに登録です。

英英辞典を読む時は、英和辞典を連携させて、英和辞典でも調べます。

英和辞典を見たら、再び英英辞典に戻り、例文までしっかり読みます。

という一連の作業を、単語1つ1つに対してやっていきます。すると英英辞典アプリのお気に入りが、英検用の単語帳のようになっていきます。これを、ちょっとした時間に何度も見返します。忘れてる単語については英英辞典の定義をしっかり読み直します。

この作業はどこで中断しても良いので、隙間時間にやるのに向いています。

こういう地道な作業を続けることが、目標達成への一番の近道なのではないかと思います。

それでは今年も英語学習、頑張っていきましょう。

英検1級の英作文対策を考える

年末ですね。今日でやっと仕事が終わりました。

毎年、目標を立てているのですが、今年は立てた目標と実際の行動がかなり逸れました。なのでいっそ来年は目標を立てるのをやめようと思います。

さて、最近は英検1級の英作文の対策をしています。

何とか作文の形にはなるものの、点数で伸び悩んでいます。前回の点数は32点中の23点でした。

採点のポイントというのは

  • 内容
  • 構成
  • 語彙
  • 文法

らしいのですが、イマイチどう作文を書いたら評価してもらえるのかよく分かりません。そこで、いっそ模範解答をたくさん読んで覚えることにしました。この本の模範解答を読んでいます。

模範解答の構成、言い回しを覚えることで、潜在意識で何となく良い英文を書けるようになるのではないかという作戦です。

果たして上手くいくでしょうか……。

英検1級の長文を読むには?

現在、TOEICシーズンは一次中断し、1月22日の英検1級に向けて学習しています。

先週、Jet Bullさんにインタビューしてからというもの、自分の英語学習について考え直していました。

その間に受けたTOEICでは、相変わらず時間内に読み終わらないという事態で、読む力の無さを感じていました。

何故自分は速く正確に英語を読めないのかと思いながら、英検1級の長文読解問題を眺めてみたところ、単語の理解が弱いのではないかという仮説を持つに至りました。Jet Bullさんもインタビューの中で、語彙を深く理解することが大事だと仰っていました。私はおそらく、語彙を深く理解していないようです。

英検1級の長文を読んでいると、私は

「何これ意味分かんねーよ」

と脳内で何回も言っています。回数は少ないけどTOEICの時も言っています。

で、この意味分かんねーの正体を考えてみると、だいたいが単語の意味がよく分かっていないことが原因であることに気付きました。

同時に、分からない単語というのが特に難しい単語ではないことにも気付きました。英検1級の語彙問題に出てくる単語ではなく、英検準1級レベルの単語の意味を正しく分かっていないから長文の意味を解釈できていないようなのです。分かったつもりになっていてきちんと意味を暗記や理解していない単語がネックになっているとも言えます。Bullさんがインタビューで教えてくれた通りですね。

私は受験生の頃から長年、分からない単語は意味を推測するようにしてきました。そして何となくで文章を理解して進んでいく癖ができあがっていました。これで入試に合格することはできましたが、よりたくさん英文を正確に読もうとするならば、単語の意味を正確に知っていた方が良いことは明白です。

単語の意味を深く理解するには、Jet Bullさんが仰っていたように、英英辞典を使うのが良いと思います。英和辞典や英単語集では単に英単語に似た意味の日本語を当てているだけなので、言葉の意味を正しく掴むことはできません。分からない日本語を発見した時に国語辞典で意味を調べるように、やはり英英辞典を使うべきだと思います。

ですが英英辞典は当然英語で書いてあるので、読むのに骨が折れます。今まですでに何度も挫折しました。

そこで、英英和辞典というものの存在を知りました。英英辞典に、和訳が載ったような辞典です。

この発想な良いですね。しかし、私は紙の辞書が嫌いです。最近久々に紙の辞書を使ってみたら、1つの単語を発見するのに1分以上かかったので非常にストレスが貯まりました。学校の先生は素早く辞書を引けるように何度も辞書を引けとか言いますが、その練習する時間を単語暗記に費やした方が良いでしょう。

Androidスマホを電子辞書代わりにすることにしました。英英辞典と英和辞典を連携すれば、英英辞典を引く→すぐに英和辞典にジャンプする→日本語を読む→英英辞典に戻って英語を読むということを素早く行うことができ、結果的に英英和辞典を使うのと同じことができます。この2つの辞書アプリはインターフェースも、辞書の内容も良く、オススメです。

しばらくはこれらの辞書アプリを読んで、英検1級の長文読解問題や英検準1級のパス単に出てくる単語を覚えていきたいと思います。

英検1級2016年度第2回 一次試験結果発表

昨日、英検1級2016年度第2回の一次試験の結果が発表されました。

結果は不合格でした。スコアはこんな感じです。

R: 661/850
L: 655/850
W: 646/850
T: 1962/2550

合格ラインは1962点で、私の英検バンドはG1-3(あとちょっとで合格らしい)でした。

3回目の英検1級挑戦でしたが、今回も不合格に終わりました。今回は試験の1週間前に解いた過去問があまりにもできなくてヤル気を失っていましたが、あと少しで合格だったという結果を見ると最後まで頑張っておくべきだったと思えてきます。結果論ですが。

英検1級で3000点を目指す秘密結社、「一級さん倶楽部」では、猛者たちのスコア発表が行われました。

そしてみなさんのスコアを見ると、不思議なことがちらほらと見えてきます。

まず、リーディングやリスニングでは、1問ミスでもスコアが満点の850点から50点以上引かれるようなのです。ハイスコアを出しにくいように調整されるようですね。

ただ気になるのが、50点引かれるミスった問題というのが、語彙問題でも長文読解問題でも同じなのか?ということです。引かれる点数というのは問題によって決まっているんじゃなくて、その人の正答率によって決まっているんでしょうか?

あとは何と言ってもライティングですね。私はライティングは分量が大事だと思って解答用紙いっぱいに書きましたが結果は646点。そして規定語数の200語に満たない方が私よりもスコアが高かったという声を聞きました。ただ長いだけの私の作文は、評価されなかったようです。難しいですね。

久しぶりの受験でしたが、あとちょっとで合格できることが分かりましたので、次回はしっかり対策して臨みたいと思います!!