公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1 の中身は韓国の公式実戦問題集

先日、新しくTOEICの公式問題集が発売されました。

TOEIC対策は公式問題集が基本ですから、これは朗報……と思いきや、実は中身に罠がありました。

なんと、収録されているテストが、韓国の公式問題集(公式実戦問題集と呼ばれています)と同じテストなのです!!

この韓国の公式問題集は、新形式TOEICのテストがリスニングとリーディングでそれぞれ5回ずつ収録されています。そして、その5つのテストのうち2つは、日本では、新しく出た赤い公式問題集のテストと、さらにあとの2つはこちらの既存の公式問題集

に収録されているテストと一緒です。

Amazonで韓国の公式実戦問題集を買った方が圧倒的にお得です!!みなさん注意してください!!

韓国はTOEICの公式問題集がたくさん手に入る、素晴らしい国ですね。以前、韓国人と話した時にTOEICのことを聞いたら、就職するために明確にTOEICのスコアが必要とのことでした。日本では、就職するためには面接で上手にウソをつけることが評価されるので、この差は大きいですね。

ちなみに韓国人は特に女性の英語力が高いと思います。男性が徴兵されて兵役に励んでいる時に、女性はTOEICの勉強をする時間がたっぷりあるんでしょうね。

ただし、公式実戦問題集は、解説が韓国語でしか書いていないという致命的な欠点があります。既に800点ぐらい取れないと解説なしの問題集をやるのはキツいので、日本版の公式問題集の存在意義が無いわけではありません。値段が高すぎると思いますけどね……。

TOEICで900点取るためにオススメのPart5の対策本ベスト5

Part5の重要性

TOEICには1から7までのパートがありますが、多くの学習者は、Part5の対策に最も時間を使っているような気がします。これは、忙しい社会人は通勤電車など細切れの時間に勉強するので、途中で中断できるように1ロットが小さい勉強法に行き着くからだと思います。

しかし、スコアアップのためにも、Part5を中心に勉強するというのは理に適っているような気がします。

満点を取っている方の中でも、Part5の問題を瞬殺できるようになることで、Part7やリスニングの先読み等でも速読できるようになって、結果的にトータルスコアも上がりやすいということを言う人が多いんです。

また、Part5は人気のあるパートだからという理由もあり、良い問題集が多いのも利点です。書店のTOEIC本コーナーに行くとPart5の問題集が一番充実しているのではないでしょうか。

2016年5月以降の新形式TOEICではPart5の問題は従来の40問から30問に減りました。ではPart5の重要性が減ったかというと、私はそうではないと思います。TOEIC全体のスコアを上げるためにPart5の学習が有効であることは変わっていないと思います。事実、私は新形式になってからベストスコアが915から950まで上がりましたが、Part5を中心に勉強をしていました。

今後もPart5の勉強はTOEIC勉強の中心であることは続くでしょう。

というわけで、現時点での私のオススメのPart5の問題集を5冊紹介します!900点を目指す人へのオススメですが、もちろん、800点や600点を取るためにも有効な本です。

Part5オススメ問題集ランキング

1位 900点特急 パート5&6

私はこの本のおかげでTOEICで900点を取ることができました。一見するとただ難しい問題が収録されているだけの問題集なのですが、それ以上の効果があると思います。

解説が丁寧で、基礎を抑えた解説が書かれています。そのため、英語の基礎から900点レベルの問題を解くための知識まで、地続きで学ぶことができます。熟読必須です。

ダウンロードできる音声が速く、シャドーイングに最適です。このテキストをシャドーイングできればTOEICのリスニングのスコアも自ずと上がっていきます。重要構文、単語を覚えながらリスニングのスコアも上がるなんて最高ですね。

この本を使って900点を突破するまでの方法は、こちらの記事に書きましたので是非ご覧ください。

私がTOEICで900点を突破した方法

2位 文法特急

2番目はこの本です。これは600点や800点を目指すための本では?と思うかもしれません。

実はこの本は900点を目指すためにも重要な本です。この本はTOEICの基本中の基本である、文の構造を掴むために最高の解説です。この基本を徹底的に理解し、テストで反射的にアウトプットする力を付けることは、高得点を取るために必須です。

古い本なので新形式になったTOEICでもまだ通用するのか疑問かもしれませんが、まだまだ大丈夫です。新形式のTOEICは問題形式こそ多少変わったものの、根底にある必要な英語力というのはあまり変わっていません。むしろこの『文法特急』は基本中の基本を書いているため、まだまだこの本の重要性は変わりません。

3位 900点特急Ⅱ 極めるパート5

やはり『900点特急』同様にこの本も良い本です。ただの難問集に見えて、実は基礎的なことを解説していて、基礎から応用への発展が学べるところは同じです。

が、正直、900点を取るためには『900点特急』をやり込めば充分だと思います。こちらの『900点特急Ⅱ』は、900点を超えてから満点を狙うためにやるぐらいで良いと思います。

4位 パート5特急 400問ドリル

色んな意味で惜しい本です。

解説があっさりし過ぎています。神崎先生のサポートページからダウンロードできる追加の解説を読めばなんとか分かるんですが、やはり、かなり英語ができる人が解答パターンを暗記しまくるための本ですね。上記の1〜3位の本の方が優先度が高いので、900点を超えてからやると良いと思います。

5位 TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義

文法書と問題集が一体となったお得な本です。

ただの問題集に留まらず、TOEICに出題される可能性がある文法事項が体系的、網羅的に学べます。問題もかなりの数、収録されているので、反復学習にも良いです。

ただ、分厚いので、腰を据えて英語を勉強できる人向けの本ですね。文法特急シリーズのような手軽さはありません。時間があるならば、600点から900点まで、この本を軸にしてじっくり学習するのも良いと思います。

この本のできは素晴らしいです。でも持ち運びしやすさや、Kindle版が存在することから、文法特急シリーズを上位に挙げました。学習しやすさは大事ですからね。

終わりに

いかがでしたでしょうか。私は文法特急シリーズが好きなので、文法特急シリーズばかり挙げてしまったので、ちょっと歪なランキングだったかもしれません。しかし、色んな本が載ったバランス良いランキングを作ろうとしたわけではなく、本当にオススメできるものを挙げたので歪な感じがするということです。

『でる1000』など、まだ私がやってないけど良い本はたくさんあるハズですので、またこの記事は更新していこうと思います。

では、Part5の対策はTOEIC全体に効果があることを信じて、今日も頑張って勉強しましょう。