引き続き、この英英辞典を暗記しています。
難単語も機械的に暗記対象に選んでいるため、非常に覚えにくい単語ばかり暗記しています。今までの勉強で、語源で覚えられる単語や、出現頻度が多い単語は、既に覚えてきました。今回の辞書暗記プロジェクトは、それでも覚えなかった、比較的マイナーな単語がターゲットになります。なので常に苦戦しております。
前回の記事では、こちらの暗記に関する本を紹介しました。
こちらの本で、
「意図したときに情報を思い出せるようにするには、手がかりと関連付けなければならない。」
ということが記憶に関する基本的な理論として紹介されていました。
これを英単語の暗記に当てはめると、単語を見た時に、意味を思い出す手がかりと結びつけば、意味を思い出しやすいということになります。
これは何のことを言っているかと言うと、語呂合わせですね。英単語を見た時に、語呂を思い出し、それが意味と結びついていれば、意味まで思い出せます。
単語の語呂合わせというと、大学受験では古来より使われてきたテクニックですよね。私も、古文に関してはゴロ513(後にゴロ565)という参考書で語呂合わせによって古文単語を大量に暗記しました。
この参考書、アホくさいゴロがたくさん載っていて、お気に入りでした。全てのゴロを覚えた時、古文はかなり得意科目になっていました。ちなみにお気に入りのゴロは
「「あ」から「さ」までは、ついちょっと」
です。古文単語の「あからさま」というのは、ついちょっと、という意味になります。それを、語呂合わせによって覚えてしまうわけです。
古文単語の暗記は、古文と言っても日本語なので古語と現代語で意味的な繋がりが大きく、良いゴロがたくさんあったように思います。英単語をゴロで覚える暗記法があるのは当時から知っていましたが、古文と違ってムリがあるだろうと思って敬遠していました。
しかし、今やっている英単語の暗記は本当に取り付く島もない単語ばかりなので、あらゆる暗記テクニックを総動員してやる必要があると思いました。そこで私もようやく、この本を買いました。
語呂合わせで英単語を覚えることを趣旨とした単語帳です。
正直、この本自体は、そこまで有用な本では無いと思います。それは以下の理由によります。
- しょーもないゴロが多い
- 掲載単語が基本的過ぎる
- 掲載している語義説明がイマイチ
しょーもないな、と思ったゴロを紹介します。
persuade パスへ努力するよう説得する
reason 理存とは理性が存在すること
recover 理科(の成績)ば回復する
これらのゴロは、ゴロ自体があまり覚えやすくなく、またこういう重要な単語は普通に暗記してしまった方が早いのです。
ですがそれでも、私はこの単語集をオススメしたいです。特に、単語をたくさん覚えようとしている人に。
ゴロとしてよくできているものも、イマイチなのもありますが、全ての掲載単語にゴロを付けていることに執念を感じます。
また、実はイマイチなゴロこそ、我々の勉強のヒントになります。語呂合わせ暗記に挑戦すると、
「こんな英単語でどーやってゴロを作ったら良いんだよ!」
という難題に必ずぶち当たります。それを、「理科(の成績)ば回復する」とか、無理やりゴロにするセンスを養うことができます。「ば」という方言を使うところがポイントですね。こういう発想が大事です。
単語集としてはイマイチでも、ゴロ作りのセンスを養うためにはかなり良い本なのでオススメです!!
実はもう1冊、ゴロで覚える英単語の本を買いましたので次回の記事で紹介しますね。