その10の続き
私の英語歴を綴って来たこのシリーズも、今回で現在の私に追いつきますので、一旦終わりです。
20歳の12月にTOEICを受けて490点を取ってから、私は全くTOEICを受けてませんでした。英語はずっと勉強し続けていましたが。
また、TOEICは就職、転職に直結しないということも引っかかっていました。よくある「TOEICのスコアだけでは何もできない」っていう批判。そんなのを真に受けて私はTOEICを受けませんでした。代わりにUSCPA( 米国公認会計士)の勉強を始めたり、もっと無駄なことをやってましたね。ちなみにUSCPAは早々にあきらめました。
それが、5年ぶりにTOEICを受けようと思ったんですよ。
オンライン英会話に、フィリピン留学を終え、私はかなり英語が「話せる」という自信がありました。でもそのことを人と話しても、所詮私はTOEIC490点の男。
「え?リスニングだけで490点ってこと?」
なんて言われてしまう始末です。だんだんとこの状況が悔し くなってきました。
フィリピンに留学に行った時、その学校の生徒は私よりも特別英語ができるとは思わなかったんですが、みんなTOEICを受けていて800点とかやはり超えてるんですね。そういえば、大学の知り合いも、TOEICは800点超えてる人が多かったことを思い出しました。
また、社内でも、英語が好きだった ので英語を使う部署に異動したいと言っていましたが、私の英語力を証明する指標が一切無かったんですね。しゃべれるなんて言っても人事の人は信じてくれません。
私はTOEICを受験しようと決意しました。あいつらが800点取れるなら、俺も800点ぐらい取れるだろう、とようやく思ったんですね。
25歳の12月から勉強を初めて、3月のTOEICを受けました。TOEIC対策は実質3ヶ月ぐらいでした。
勉強内容としては、文法特急1・2、金のフ レーズ、公式問題集、全力特急、直前の技術をやりました。どれも2周ぐらいやりました。あとは公式のリスニングは音源を何回も聞き、音読もしました。
この対策は、幸運にも、英語力をTOEIC力として表現するためには最適なものだったと思います。
私のスコアは860でした。5年ぶりに受けてこのスコアは、私にとって満足できるものでした。自分の英語力を試験を通してしっかりと表現することができたと思います。
そして何よりも、久々にやったTOEIC対策はかなり楽しかったです。文法特急と金のフレーズは本当に、面白いぐらいTOEICの傾向を読み切っていて、進めるほどに私の脳はドーパミンを分泌させていました。私はあれほど嫌いだったTOEICにハマっていました。
とはいえ、最後に5問ほど(DP問題1つ分)塗り絵をしてしまい、それだけが心残りでしたので、6月に再挑戦しました。今度は885点でした。実はこの時も塗り絵をしてしまったのですが、何故かリスニングで470も取れたので奇跡的にこのスコアでした。
その後、私は通訳案内士という資格に興味が出たので、TOEICはしばらく中断していました。その次に受けたのは、1年4ヶ月後になります。
書いてきたように、私はTOEICスコア490から、860まで上げるのに5年かかりました。TOEIC対策は最後の3ヶ月だけですから、少ないと思います。860点のために5年は長すぎると思いますが、私は本当に英語が好きで、TOEIC対策以外の方法で楽しんで勉強していたのでしかたがないと思います。
現時点での私の最高スコアは885ですので、私の英語歴もひとまずここまでとします。また学習が進みましたら、続きを書いていきますので、ご期待ください。