多読か、反復音読か

以前に、TOEIC満点ホルダーの Jet Bull さんと話していて、これは凄いな、と思ったことがあるので、ここに書き残しておきます。

英語学習において効果的だと言われるのは、音読と暗唱です。暗唱と言うからには当然、同じ英文を何度も音読して暗唱します。これの学習効果は私も体感済みなので今は疑っていません。そのことは900点突破に関する記事で書きました。

一方で、とにかく色んな英文を多読しろと言う人も居ます。ニュースや洋書などの多読です。好きなものを読めと言う人もいたり。

そういう方法で英語を身につける人も居るのでしょう。典型的な例としては村上春樹の例があります。こんな記事を見つけました。

世界的作家、村上春樹はこうやって英語を身につけた

これはたぶん、村上春樹が天才だからできたんだと思います。いきなり英語の小説を読むのはレベルが高過ぎです。そして分からないものは何度読んでも分からないままです。

私自身、洋書の多読は好きですが、学習効果としては疑問が残ります。たくさん読みましたけど、それによって英語が身に付いたような気はあまりしません。正確に測定することはできませんが。

この、反復音読した方が良いのか多読した方が良いのかというのは、私にとっても長年のテーマでしたが、ある日のTOEIC反省会でJet Bull さんとこの話をして、一つの答えが出ました。彼の意見はこうだったのです。

「多読は放っておいてもするけど、反復音読は意識してやらないとしない。だから学習は反復練習を中心にやるべき」

多読と反復のどちらが大事かと言うより、どっちも大事なのです。

英語が好きなら、洋書を読んだりするのは意識しなくてもやります。でも反復して音読や暗唱をするトレーニングは、意識してやらないとしません。学習する時は意識してこちらをやることによって、二つの方法のバランスが取れるのです。

どっちが効果的か、ということじゃなくて、どうやって両者に取り組むのか、が大事だったということです。

というわけで、学習は反復音読を中心にやるのが良いと思います!

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