試験当日に何を食べるか

試験の当日に食べる物は何が良いのかという問は、単純なようで、意外と奥が深いと思います。

昔からよく言うのが、受験に勝つということで、カツサンドとかカツ丼。これは脂っこい物は消化の負担になるから、私はダメだと思っていました。しかも脳のエネルギーはブドウ糖で、カツではブドウ糖は増えない。ただの語呂合わせでは意味がないじゃん、と私は思っていました。

ブドウ糖がエネルギーになるなら、安価に大量の砂糖を供給できる菓子パンが最強だと思い、一時期TOEICの前に必ず菓子パンを食べていました。

しかしこれは、ある医者に、

「菓子パンは血糖値が上がりすぎるから食べた後にインスリンが大量分泌されて逆に低血糖になるから良くない。ブドウ糖を供給するならうどんが良い。」

と言われ、最近まで私は試験の前は必ずうどんを食べていました。

しかし、最近、糖質制限ダイエットに関する本をいくつか読み、それすら疑うようになりました。

ごはんやうどんなどの普通のいわゆる「主食」でも糖質を多量に含んでおり、食後に血糖値が急激に上がりその後インスリンの大量分泌によって低血糖になるそうです。昼ごはんを食べた後に眠くなる理由はそれらしいです。実際、糖質制限食をすると、食後に眠くならず、頭が冴えるらしいです。

脳のエネルギーはブドウ糖が必要なんじゃないの?という疑問を私も抱きましたが、それも問題無いらしいです。人間は、アミノ酸等からブドウ糖を作り出す働きを備えているんです。タンパク質から脳のエネルギーも摂取できてしまうわけです。

ということは、試験前は糖質を食べない方が良い?と言うのが現段階の私の見解です。一周回って、カツを食べた方が良い(ただしごはんは抜き)んじゃないかという気さえしています。

しかし、今まで長年、米や麺で脳のエネルギーを賄って来たので、試験前にいきなり大胆なエネルギー源の変更はしないほうが良いでしょう。食べなれた物を食べて試験を受けるべきです。

今回は、最近糖質制限に関する本をいくつか読んでかなり今までの自分の常識を覆されたのでこの記事を書きました。読んだ本を紹介しておきます。

読みやすく、糖質制限の入門に最適。

大胆な主張で面白いんですが、後半、人類の歴史を進化論的に説明しており、学術書っぽいです。濃い本でした。

糖質制限ダイエットの本というよりは、糖質制限が実際に有効なのか、危険は無いのかということを丁寧に論じた、エビデンスが欲しい人向けの本。

漫画なので読みやすく、内容も過不足なくまとまっています。糖質制限について知るなら、ぶっちゃけこの本が一番オススメです。

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