昨年末から、脳科学の本にハマっています。正確には脳科学者の池谷裕二先生の本にハマっています。
こちらの記事に書いたように、やる気というものには、
「やる気が出たからやるんじゃなくてやっているうちにやる気が出る」
という原則があることを知りました。これは私にとってコペルニクス的転回で、かなり影響を受けました。
池谷裕二先生の脳科学に関する本の中でも、やる気の出し方に絞った本がありましたので紹介します。
この本はマンガと短めの文章で構成されていて、読みやすいです。シンプルな説明と絵のおかげで、池谷先生の言っていることが非常に分かりやすいです。
やる気を出すためにとりあえず始めてみることの重要性を説いています。脳というものは頭蓋骨の中にあるから、身体を通してしか状況を理解できません。よって、身体を動かすことが大事なのです。楽しいから笑うのではなくて、笑顔を作れば楽しく感じるという実験結果もあります。
マンネリ化というのも脳の働きによっておこります。脳は同じことを繰り返すと重要でないと認識して、続けようと思わなくなるんですね。勉強が続かないのは脳科学的に言って当たり前のことです。そこで変化を与えたり、時には無理やり始めてみたりしてやる気を引き出すことが続けるコツです。
マンネリ化も味方に付ければ、最初面倒くさいと思ったことを習慣化させて継続することもできます。歯磨きなんかはまさにそうで、習慣化してしまえば、やらないと気持ち悪いと思います。勉強も習慣化してしまえばそうなりますね。
著者の上大岡トメさんは英語を勉強しているようで、継続することの例として英語の勉強が採用されています。TOEICの学習を継続するために使えるコツがいっぱいでした。
何かを続けるのが苦手という方は、是非読んでみると良いと思います!