最近、ゲームにハマっておりました。ちょっと前のパワプロをやっておりました。
英英辞典の暗記がなかなか進まなくなったので、ゲームはハサミでディスクを切ってから、捨てました。
それほどまでにゲームは、「ついやってしまう」物なんですよね。少なくとも私にとってはそうです。
例外にもれず、私は小さい頃、ゲームが大好きな少年でした。中学生〜高校生まで毎日2時間以上はプレイしていたと思います。しかし高校3年生の時、受験勉強をしようと思い立ち、完全にゲームを辞めて1年間猛勉強し、なんとか早稲田大学に滑り込みました。
そこで気付いたのが、勉強ってゲームみたいなもの、ということです。受験勉強を始めてからは、なんて楽しいんだろうと思いながらやっていました。ゲームは最初、無理やり辞めたんですが、途中から全くやりたいと思わなくなりました。まぁ大学受験後は、度々ハマっているんですけどね。
ゲームと勉強が似ているなら、ゲームが上手い人は学力が高いことになります。私の勝手なイメージですが東大生の多くはゲーム好きな人が多い、というか東大にはゲームオタクがたくさん居ると思っています。これは特殊な例ですが、東大卒プロゲーマーの「ときど」という人が居て、彼なんかはゲームが上手いことの応用で勉強もできたんではないかと思います。
かと言って、中学生の時に一緒にゲームしてた友達でゲームが上手いやつは、その後勉強するわけでもなく、勉強できないまま高校に進学していきました。彼らの多くは勉強ができないただのゲームオタクでした。
ゲームが上手ければ勉強ができる、というわけではないので、その関係は、次の図のような4象限に分かれます。
③はゲームにも熱中せず、勉強もしない人です。そういう人がみんな無気力というわけではないですが、ここでは話を単純にするために無気力ゾーンとします。
私は常々、④のゲームオタクと、①のときど氏のような人の違いは何なのかと思っていました。
④の人もあることがきっかけで勉強にハマれば、東大にでも入れる逸材が埋もれているはずです。ちょっとした成功体験で勉強が面白いと感じれば、その子がハマる対象はゲームから勉強になり、以来勉強オタクになって学力が上がっていく、なんていうことはよくあることだと思います。私自身そうでした。東大には入れませんでしたが。
きっかけは偶然によるものが大きいですが、もう1つ、現世的な欲望が大きな要因になっていると思います。
ゲームは上手くても、女にモテませんし、お金もほぼ稼げません。対して勉強は、ゲームよりは遥かにモテやお金に結びつきます。モテたくて、また将来稼ぎたくて、ゲームオタクが勉強オタクになって東大に入る、というのはあり得ない話ではありません。東大生の多くはモテるわけでもないことや、東大に入ってもお金持ちに必ずなれるわけではもちろんありませんが、今回は単純にゲームとの比較で話すので、話を続けます。
また、ゲームは売る側が、プレイヤーを受動的な消費者にしようと仕掛けている面が強いです。ゲームはすぐに結果が出るし、映像や音で刺激があるので快楽を感じやすいです。対して勉強は、刺激も無く退屈で、なかなか結果が出ないので面白いと感じるのが難しいです。
ゲームの中でも格闘ゲームのような対人ゲームはなかなか結果が出ないので勉強と同じようなトレーニングが必要なので勉強により近いかもしれません。ときど氏が格闘ゲームのプロであることと関係があると思います。
モテたい、金が欲しいという強い欲望が勉強に駆り立て、始めてしまえば後は脳科学的に言って脳が勝手に勉強を求めます。
やはり、モテたいとか金が欲しいというのは大きな原動力になります。まずはそういう欲望を育てることこそ、大事なことなのかもしれませんね。