その1の続きです。12月23日から、私は900点特急の音読を開始しました。
最初はまず、解き直してみました。まずはしっかり理解してから音読した方が良いと思ったので。
すると、全然解けないことに気づきました。1年以上前に1回だけ解いて、もう忘れ去っていたのです。やはり難問集として名高い900点特急ですから、時間無制限で解いて6割ぐらいの正答率でした。
まずは解いて、しっかり解説を読むことから始めました。並行して、音声を聞きながらテキストを音読する、オーバーラッピングも開始しました。いきなり音読しては正しい読み方が分からないので、まずはネイティブの朗読に着いて行って正しい型を学ぶ必要があります。
この学習を開始してからすぐに私は風邪をひいてしまい、咳が激しく出ていたので、あまり声が出せなくなりました。そういう日は黙読で問題を解き、解説をじっくり読むということに集中しました。オーバーラッピングは常にテキストを1周通しでやりました。音声は2回ずつ読み上げられますので、2回ずつ読むのを1周ということになります。問題を解くのも、1周通しで解くことを1日1回はやりました。
最初の1週間ぐらいはオーバーラッピングと解説の読み込みに使いました。英語の勉強は900点特急しかやっていません。一日の勉強時間は2時間ぐらいです。1週間が経過したあたりで、ほぼ全ての問題の答えを暗記していました。とはいえまだ、選択肢を見れば答えが分かる、という状態でした。オーバーラッピングは最初はネイティブの音声に付いていけませんでした。あまり慣れていないテキストでやると、すぐに音声に追いてかれますね。
そうこうしているうちに、正月が来ました。1月1日〜3日は家族で祖母の家に行きました。祖母の家に居ると音読できる環境が無かったので、私は再び黙読と、解説の精読に集中しました。
3日に祖母の家から帰宅してからは、毎日シャドーイングを行いました。テキストを開き、しかしまずはテキストを見ずにネイティブ音声を追いかけます。音声は常に2回読み上げられるので、2回目はテキストを見ながらオーバーラッピング、即ちシャドーイングの答え合わせをするという形式で取り組みました。
そんな調子で毎日シャドーイングを音声1周は通しで行い、あとは素の音読も行いました。ただ、1問につき20回以上音読していたので、これはかなり進捗が遅かったです。取り組んだ時間が短かったので、TOEIC当日までに900点特急の内容の2割ぐらいのところまでしか進みませんでした。
1月9日と10日は休日だったため、模試を解きました。既に何度も解いた公式のvol5と、初見のメガ模試を、1日に1回分ずつ解きました。それ以外の時間は、いつも通り900点特急のシャドーイングを行いました。前日に初見の模試を解くのはチューニングのためで、あまり丁寧に解説を読んで内容を暗記したりはしません。学習の軸はあくまで900点特急です。
TOEICの当日も、900点特急のシャドーイングを行いました。あとは公式vol5のリスニング音源を聞きながら会場に行きました。そしてTOEIC開始です。
以上が、私なりに勝負を仕掛けた3週間の勉強の全てです。私は洋書を読むのが趣味であるため、この期間にももちろん洋書を読んでいますが、これは今までもやっていましたので今更スコアを上げたなどとは思いません。完全に900点特急のやりこみのおかげです。
他には、10月26日のTOEIC(結果は865点)を受けてから12月7日までは通訳案内士試験の勉強をしていました。この時の勉強は詳しくは通訳案内士試験の記事で書きますが、ひょっとしたらTOEICのスコア上昇に多少は貢献しているかもしれません。ただ、模試の正答数を見る限り、通訳案内士受験直後のスコアは到底900点を取れるようなものではなかったので、やはり直前3週間の900点特急が決め手であったことは間違い無いでしょう。
さて、900点突破体験記のその2として、ドキュメント的に書きました。900点特急を使った学習という点に絞り、次回はもっと学習のポイントをまとめた記事を書きます。