ネイティブの瞬発力が身につく! 超「速音読」英語勉強法
オススメ度(5段階) ★★★
最近英語の勉強をしていないので、今までに読んだ英語関連の本を紹介していきます。オススメ度の高いものも、低いものも紹介していこうと思います。
この本の主張は至ってシンプルです。
英語を身につけるためには音読が最も適している
というもの。著者の実体験に基づいて、いかに音読が有効であるか、また音読学習を続けていくためのコツがいくつか書かれています。私のブログでも何度か書いてきましたが、英語がめちゃくちゃできる人は、やはり音読をしていますね。
私自身、音読の効果は身を持って体験しています。普通に問題集を解いてても上がらなかったTOEICスコアが、音読を1ヶ月集中してやっただけで900点を超えましたのでね。こちらの記事に書きました。
音読が有効だと分かっていて自分なりの音読のペースが掴めている人にとっては、あまり目新しい情報は無いかもしれません。情報というよりは、音読でTOEIC満点を始めとする素晴らしい英語力を手に入れた人の体験記、として凄く価値があると思います。そういう音読が効果があったという「証拠」があった方が継続して頑張れますから。特に、音読は地味なトレーニングですし。
得られた情報としては、著者が提唱しているのが
速音読
であることです。いかに音読をするべきかというのは大事なテーマですが、とにかく速く読むという一つの方法論を示して、それによって成果を出したという情報は有益でした。ただ、世の中にはゆっくり音読しなさいと言う人も居て、成果も出ているようですから、速く読むのが最も効果的というわけではないと思いますが。
音読やシャドーイングの効用を説いた本でしたら、科学的に説明した『シャドーイングと音読の科学』の方が読み応えがあって私は好きでした。何故シャドーイングや音読が効果的なのか、科学的な視点から知って、理解を深めた上で勉強したいという人にはこちらの方がよりオススメです!