昔から、勉強と睡眠時間には深い関係がありました。
「四当五落」という言葉をご存知でしょうか?
大学受験において、睡眠時間4時間の人は受かって、毎日5時間寝ていた人は落ちる、という話です。
充分な睡眠が勉強の効率を上げるという科学的な理論が常識となる前の言説です。
「四当五落」は過去の言葉ですが、未だに、睡眠時間削る派という人は一定数居ます。
勉強、仕事、趣味などをバイタリティを持ってこなし、睡眠時間は一日3時間。なのに何故か元気な人。
そういう人居るでしょ?
ただ、そういう人は全人口のごく僅かの凄い人です。マネをすべきではありません。
必要な睡眠時間は人によって違います。身長が高い人、身長が低い人、顔が良い人、悪い人が世の中に居るのと同じで、必要な睡眠時間が短い人と長い人が居るのです。
現代社会では仕事に恋愛、勉強、家事、友達付き合いなど、やることがいっぱいあり、全部やっていたら時間が足りません。睡眠時間は一見すると削れる時間ですが、実はここを削ると他の全ての活動のパフォーマンスが下がるので最悪です。
私は受験生の時、睡眠が非常に重要であると思い、毎日11時半に寝て7時に起きるという毎日7時間30分の睡眠時間を確保していました。おかげでずっと頭はクリアだったし、体調も良かったです。
睡眠時間が人並みに必要だという自覚がある人は、睡眠時間を減らして頑張るのではなく、睡眠時間を減らさないことに対して頑張るべきです。生活の中の無駄を省いたり、生活の効率を上げて時間を捻出しましょう。
アインシュタインは一日10時間寝てたらしいので、自分はアインシュタインと同じタイプだと思い込むのもアリですね……。