TOEICで900点取るのに留学は必要か?

「留学しないでTOEICで900点を取ったなんて凄いね」

とよく言われます。

TwitterでTOEICの猛者達のプロフィールを見ていると留学なしで990点を取った人がたくさん居るので、900点ぐらいたいしたことがないような気がしてしまいますが、一般社会では留学しないでTOEICで900点を取ることは凄いことです。

ただ、この留学無しだから凄い、というのはちょっと引っかかります。留学をした方が英語力が伸びるとは限らないからです。

留学したら英語力が伸びるというのは、生活で英語を使うからですが、それだけでなく、英語の勉強を頑張ってやるからです。だったら同じぐらい日本で勉強したら留学は必要無いと思います。

この考えが決定的になったのは、尊敬する学習者のJet Bullさんが、カナダで生活している最中に誰ともしゃべらずに引きこもって英語を音読していたという話を聞いた時です。英語学習で大事なのはインプットであって、インプットは一人でできるんですよね。

私も1週間だけは今流行りのフィリピン留学をしたことがありますし、その後もどこかに長期留学したいなーと思っていたのですが、Jet Bullさんの話を聞いてからは、留学は別に必要無いと思っています。英語力を上げるのだけが目的ならね。英語で科学や文学を学ぶなら意味があると思います。

日本でめちゃくちゃ頑張って毎日英語を勉強できるなら、手続きが面倒な留学をするよりも効率良く英語力を上げることができるでしょう。ただ、日本に居るとそのモチベーションが続かない人がほとんどなので、そういう人は留学で強制的にモチベーションを保つ必要があるわけです。かくいう私も900点を取る所まではモチベーションが続きましたが、そこから強度の高い学習を継続できていないです。モチベーションを保つのは非常に難しいのです。

モチベーションを保てるという前提であれば留学しない方が効率が良いので、理論上は留学しない方が良いです。つまり

留学をしなかったから凄い

ということは無いと思います。

留学無しで900点も、留学して900点も結果は同じですから、凄さは同じなんじゃないですかね。

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