第203回TOEIC 勉強方法の記録

前回の記事では、先週の第203回TOEICに向けて私が行った全ての勉強を掲載しました。ほぼ読解特急4の音読のみしかやっておりません。

新TOEIC TEST読解特急4ビジネス文書編

今日は1冊だけ選んで毎日同じテキストを音読し続けるという偏った勉強を採用した理由と、その結果を書いていきます。

7月のTOEICでの悲劇

7月のTOEICは、英語学習自体、完全なブランクを経ての受験で、また直前も勉強をやる気がしなかったため、ほぼ勉強をせずに受けてしまいました。

結果は100点以上のダウンで780点。リスニングは意外と解けましたが(430点)、リーディングで死にました(350点)。時間足りなくて19問も塗り絵してしまいましたからね。なんだかこの日は、全くPART7の英文が頭に入って来ませんでした。また、集中力も2時間持たなかったと思います。

そもそも私は915点を取った時も、2問ぐらい塗り絵気味でした。スピードが足りなくて全問に納得のいく時間をかけられないというのは、私にとって常に課題です。リーディングを時間内に解き終わるトレーニングが急務だと思いました。

PART7に本腰を入れる

以前、リーディングの調子が良かった時は、『900点特急』の音読を徹底的にやった時でした。しかしこのテキストはPART5とPART6の問題集です。短文を読むことでPART7の長文を解く力も上がることは、上級者の間でよく言われており、私にも実感がありました。一文一文を処理する能力が上がり、結果として長文も読めるようになるということでしょう。

ただ、そろそろPART7に真っ向から立ち向かうべきだと思ったんですよね。PART5形式の問題は短いため読みやすく効果も出やすいですが、やはり1センテンスで1問が完結してしまうので、センテンスとセンテンスとの間の関係を感じ取る力を養えません。

PART7の問題では、冒頭部と終盤の箇所を照合しないと解けない問題などがあります。そういう問題に対応するためにも、やはり1つの文書の全体像をある程度頭の中で作り上げて保存するような読み方が必要なのではないか?と思ったのです。

音読に取り組んだ結果

そして『読解特急4』の音読に取り組んだわけです。

やり方としては、まず前提として、普通に黙読して問題を解いて、解説を読んだという段階があります。そしてその後は、繰返し音読します。繰返し方としては、一日に1周、テキストを最初から最後まで通して音読するというスケジュールを採用しました。約1時間かかりますので、一日の勉強がほぼこれで終わってしまいました。TOEICまでに22回、通して音読しました。

効果は確かにあったと思います。しばらく英語やTOEICから離れていたことで私はTOEIC的な文章理解の回路というものを忘れていましたが、繰返し『読解特急4』を読むことでその感覚を取り戻したのです。例えば冒頭で

To whom it may concern

から始まる文書。これは、「ご担当者様」という意味ですが、TOEICだと、会社へのクレームのメールであることが多いのです。それを知っているだけで、冒頭の1行を読んだだけで文書の目的を予想することができます。

これは、結果的に文書がクレームでなくても理解が前進します。クレームだと思って読んだけど、どうやら求人への応募だった、という展開だったとしても、最初の「クレームじゃないか?」という予想が叩き台となって文書理解の役に立っているのです。

『読解特急4』の音読のおかげで、私はTOEIC的な感覚を若干ですが回復させることができ、19問塗り絵をしてしまった7月の時から、塗り絵は4問まで減らすことができました。7月hが英文が全く頭に入って来ないという危機的な状況でしたが、それは無くなりましたね。また、毎日1時間、通して音読していたので集中する体力も身に付いていたようです。

『読解特急4』の音読はまだ続けており、10月のTOEICで一旦完結させるつもりです。とりあえず中間報告とも言える、9月のTOEICの結果がどうなっているか、楽しみですね。

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