受験英語とTOEICの違い

私は昔から受験の参考書が大好きで、大学に合格してからも書店の参考書コーナーは必ずチェックしていました。最近、西きょうじ先生が新しい文法の本を出すとのことで、勢いで注文してしまいました。楽しみです。

受験勉強の時は英語は得意科目だった割に、初めて受けたTOEICは550点でした。同級生は普通に700点ぐらい取ってるのに…。

受験英語は得意だったのにTOEICはいまひとつ、という人はけっこう居ると思います。

昔はよく分かっていなかったのですが、これは大学受験とTOEICでは必要な英語力が違うことによります。その違いとは、次のようなことではないでしょうか。

受験英語の特徴
難しい英文を読む必要がある。
和訳する力が必要。
内容理解の問題では論理的思考力が問われる。
時間はあるのでじっくり考えられる。
文法問題では知識の多寡を問われる。

TOEICの特徴
基本的な英文が出る。
英語を英語のまま理解する力が必要。
内容理解の問題で思考力は問われない。英語が読めれば解ける。
時間が足りないので、英語を処理する速さ=点数となる。
文法問題では英文の構造を問われる。

これは、結構な違いだと思います。多くの人はTOEICの前に大学受験で英語の基礎力をつけると思いますが、適応力が無いと、大学受験の力をTOEICに活かせません。

ただ、センター試験の英語とTOEICはタイプが似ていると思います。TOEICの方が圧倒的に難しいですが。

大学受験の英語力をTOEIC向けにチューニングするには、TOEICに出る英文を素早く処理できる能力が必要です。それには、『文法特急』を解いてTOEICの文法問題で問われるポイントを理解し、さらに文法特急を音読して、TOEICの問題の処理速度を上げるのが良いでしょう。シャドーイングすればリスニング対策になります。

大学受験の英語が得意だった人は特に、文法特急をやっておけばすぐにTOEICでも良い点数が取れるようになると思います!

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