スローラーニングのススメ

私は20歳の時から5年間英語を勉強し続けていて、TOEICのスコアを490点→860点に上げました。

1年や2年で200点上げたという話はよく聞きますが、5年で370点上げたという話は聞いたことがありません。何故でしょうか?

色々理由はあると思います。1つは、5年間全くTOEICを受験しなかった私が珍しいということ。この5年間、毎年受けてたら、単純に70点ぐらいずつ上がってたかもしれません。でも5年間全く受験しなかったので、TOEICスコアの観点では5年というスパンでしか成果を見ることができないのです。

もう1つの理由は、他の人は5年もかけてだらだらと勉強しないということ。1年や2年で目標を決めて集中的に勉強する人が多いかと思います。

私は490点を取った時にTOEICには懲りたので、しばらくTOEIC受験は我慢することに決めました。受けると点数に一喜一憂しますからね。昔記事に書きましたが、趣味=英語というスタンスを貫きました。

心がけたことを一言で表すと、

入ってくる情報を全て英語にする
という方針。例えばニュース。私は日本語のニュースを一切見ません。ニュースと言えばポッドキャストでABCニュースを聞きます。あまり聞き取れてませんが、それでも聞きます。

読書にしても、どうせなら英語の本を読むことにしました。Kindleの購入がこれをする気にさせてくれましたね。この方針を始めてから、日本語の書籍を読んだ数はガクッと減りました。

他、マイナーなことでは、ゲームを英語版にしたことです。ドラクエやFFは文字をいっぱい読むので勉強向きのゲームです。

このタイプの勉強は、効果が薄いです。出てくる英語のレベルが高すぎて、聞き流し、読み流しになってしまうからです。英語に慣れる効果はあるけど、語彙や表現を身につけることができるかと言うとそうでは無いと思います。そういうのは詰め込み式学習をしないと身に付きません。

でも、5年も続く勉強は、こういうゆるい勉強じゃないとムリです。ストイックな詰め込み学習は1年や2年で飽きます。

みなさんは5年もかかる勉強というのは、遅すぎると思うかもしれません。

でも実際はそんなことは無いと思っています。

5年もかけて勉強した私のスタイルは、のんびりし過ぎかもしれません。世の中には、出世のためにTOEICで730点以上取らないといけない、など即物的な理由で英語を勉強する人も多いと思います。彼らは5年もかかる勉強法なんてやってられないでしょう。
私はたまたま20歳から根気良く英語を勉強しているので25歳でTOEIC860点まで到達しましたが、25歳から始めたとしたら、5年かかって英語力が上がる頃には30歳になっています。

30歳は遅いでしょうか?

では25歳なら早いでしょうか?

私としては、25歳も30歳もたいして変わらないと思います。人生スパンで見れば。

25歳も30歳も、社会全体から見たら若いので英語を勉強するには充分早い年齢だと思います。

逆に、例えば今50歳の人は、5年もかかる勉強法では成果が出るのが遅すぎでしょうか。5年後は55歳です。

私は遅いとは思いません。

50歳という年齢は、すでに英語を学び始めるには遅すぎます。だったら55歳もたいして変わりません。50歳と55歳の何が違うでしょうか?

よーするに、長い人生から見たら、どの期間であれ、5年なんていうのは誤差なのです。むしろ5年で英語力が上がるなら、充分効率が良いと思います。

長過ぎて5年も待てないのは、大学受験生ぐらいなものです。彼らは1年で成果を出さなきゃいけないので大変です。3年も受験勉強に費やす高校生活はイヤだと思いますし、高3から5年かけて勉強するというのは、つまり四浪を意味します。

巷ではスピードラーニングなんていう教材が流行っていますが、そんないかがわしいものに手を出すより、そもそも5年ぐらいかかる、っていう超長期的な視野を持つことの方が大事です。普通の人が心がけるべきはスローラーニングですよ。

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