“Master of the Game”のレビュー

シドニー・シェルダンの小説が、洋書の小説としてはとても読みやすいと聞き、一番有名な小説”Master of the Game”を買ってみました。

邦題は『ゲームの達人』で、このタイトルは、シドニー・シェルダンの小説と知らなくても誰でも知っているぐらい有名だと思います。

これが、買って大正解でした!!

めっちゃ面白いんですよ。そして読みやすい。ページがどんどん進んでいきます。洋書の小説でこんな経験はほぼしたことがありません。

100年以上前のアフリカが舞台になっているため、我々に馴染みのない英単語もたくさん出てきます。でも何故か読めてしまいます。おそらく、構文が簡単なんだと思います。

難しい英語の小説は、だいたい1文が長いです。するとどこからどこまでが主語で、それに対応する動詞がどれか分かりません。洋書が読めない理由はほとんどの場合でこれです。

でもこの本は、1文が短くて、非常に明解な文体で書かれているので、読めます。Kindleの機能で分からない単語を調べながら読めば、もう何も困りませんね。

そして話の展開がスリリングです。この先どうなるの!?という展開が止まりません。私は、高尚なことをしている気分に浸りたい人間ですので、小説というと文学臭いもの(ジェームズ・ジョイスの『ユリシーズ』など)こそ価値があると思っていて、エンターテインメントは下に見ていましたが、やっぱりエンターテインメント小説って面白いですね。ヘタな漫画よりもよっぽど面白くてスイスイ読めます。

これは本当に皆さんにもオススメできる本です。何か洋書の小説を読んでみようという人は、是非シドニー・シェルダンの小説、特に”Master of the Game”を買いましょう!

ちなみに、分からない単語はタッチするだけで調べられますし、本を保管する物理的スペースを取らないのでKindleで読むのが断然良いです。

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