以前、英文法プラチナ講義と文法特急はどっちが良いのかという話を書きました。
今日はそれとほぼ同じことを言いたいのですが、要注目の別の「プラチナ」の本について書きます。
『プラチナ5000』と『金のフレーズ』はどっちが良いのでしょうか?
私の答えを言ってしまうと、やはり『金のフレーズ』です。
何故なら薄くて小さくて持ち運びやすいからです。忙しいサラリーマンの勉強は、机に向かってするよりも、会社の昼休みに、社内の「隠れ家」に入って同僚に見つからないようにこっそりやるものです。
『プラチナ5000』は素晴らしい本です。TOEICに出そうなフレーズが、これでもかというほど掲載されています。これを徹底的に読み込めば、間 違いなくスコアが上がるでしょう。
内容の充実度を比較すれば、間違いなく『プラチナ5000』に軍配が上がります。しかし、それでも『金のフレーズ』なんですね。やっぱり。小さくて勉強しやすいというのはそれほどまでに意味があるのです。
私は、
どんなに内容が良い参考書も、開かなければNext Stageと一緒
というポリシーがあります。Next Stageとは大学受験用の文法問題集で、全く役に立たない本です。開かない参考書は、どんなに良いことが書いてあっても意味がないです。Next Stageについては、やると害悪があるので、さらに悪いかもしれません。
プラチナ5000と金のフレーズは用途が似通っているので、両方やる必要はありません。片方に絞って完全に暗記すべきです。
新参の魅力的な単語集が次々と出版され、古いものは駆逐されるという栄枯盛衰の激しいTOEIC業界ですが、『金のフレーズ』のポジションはまだまだ揺るぎないと思います。