TOEIC L&R TEST 900点特急パート5&6のレビュー

今日紹介する本はこれです。

この本は、以前、『900点特急』というタイトルで発売されていた本の改訂版です。TOEICの形式が変わったため、書き直されました。旧版には私は本当にお世話になり、一時期音読をやりまくって初めて900点を超えたということもありました。その様子はこちらの記事です。

900点特急の音読を3ヶ月終えて

TOEICにおいてパート5の重要性が非常に大きいことは間違い無いのですが、やはり現行の形式になって40問から30問に減ったことによって、存在感は減りました。代わりにパート6が4問増えて、重要度は増しました。

以前は書店にパート5に特化した本がたくさんありましたが、今はパート6が難しくなったので、パート5&6の本が増えてきたかなという印象です。改定前の900点特急もパート5&6でしたので、それをパート6の新形式問題を盛り込んで正統に進化させた本と言えます。

私の印象では、改定前の本と7割ぐらいの内容が同じのように感じました。あとの3割で、新形式の問題や、同じ問題でも微妙に表現が違っていたりしました。細かいところまでTOEICの変化に対応しようとした著者の職人魂を感じますね。

例えるならば、スーパーマリオのクリアした後の「裏面」みたいな感じです。バブルが1匹だったのが2匹になっていたり、ファイアバーの本数が増えたりといった、細かい変更があるんですね。旧版との違いを探しながら読み、TOEICの語彙がどのように変化しているかを探るというのも一つの楽しみ方です。

現在発売されている本の中で、パート5&6を扱った本としては非常に質が高いと思います。以前の900点特急を持っている人も、買い直しても無駄にならないでしょう。オススメの1冊です。

TOEIC既出問題集(過去問) リーディングのレビュー

リーディングの既出問題集の問題を全て解き終わりました。

この問題集は韓国で発売された、言わばTOEICの過去問になります。

あらゆる試験で最も重要な問題集は過去問であるため、これを買わない手は無いですね。何故か日本国内ではTOEICの過去問は発売されないので、Amazonの販売業者から買う必要があります。上記のリンクから買えます。

それにしても最近のTOEICは難しいですね。

私は5回分の試験を解いて正解数が

77, 84, 74, 76, 86

でした。満点を目指すとか言っておきながらこの点数は恥ずかしいですね。

全然最後まで終わりませんでした。毎回10問近く塗り絵をしてしまいました。でもこの5回の問題で、何かを掴みかけたような気がします。やはり実際に出題された問題というのは得るものが大きいですね。

本物のTOEICは、模試よりも素直な問題が多い気がします。模試の方が凝ったひっかけ問題が多い印象があります。

この問題集の欠点は、解説が韓国語しか無いことです。韓国語ができないと、英語のみで理解する必要があります。そのため、復習では私は辞書を引きまくりました。考えても結局、本文の文意が分からなかったり、正解に至る根拠が分からない問題がいくつかありました。しかたがないですね。辞書を引いて調べて、自分のできるところまで理解するしか無いでしょう。

欠点があっても、現状これは地球上に存在する最良のTOEIC問題集でしょう。スコアを上げたいなら、今季のマストバイアイテムだと思います。

ちなみに、リスニングは解説に英語でスクリプトが書いてあるので、それ以上に解説って特に必要ないとも言えるので、リスニングの方が欠点が小さいです。こちらも併せてどうぞ。

TOEICの既出問題集(過去問)を買いました

3月のTOEICに向けて毎日勉強しています。

今回の私は、秘密兵器を買いました。

韓国で発売されたTOEICの既出問題集です。言わば過去問です。なんで過去問って言わないのか不思議ですね。とりあえずリーディングを買いましたが、リスニングもあります。Amazonのマーケットプレイスから普通に買えました。

TOEICは試験終了直後に問題が回収されることもあり、一般的に過去問が存在しない試験だと思われています。でも実は、3年前にも韓国では既出問題集が出ていたんですよね。

あらゆる試験において最も大事な問題集は過去問です。今回はこの既出問題集を対策の軸にしてみようと思います。

韓国の書籍ですので解説は全て韓国語で書かれています。そもそもTOEICは全て英語で行われる試験なので問題を解く時は良いのですが、復習の時は困りますね。自分が間違えた理由が分からないから。なので自分で辞書などで調べて復習できる上級者向けの本ではあります。

韓国は公式系のTOEIC教材がたくさん出ていて羨ましいですね。私が公務員だった時に、出張で中国に行ったことがあります。その時、韓国の公務員とも交流し、少しTOEICについて聞いてみました。やはりみんなTOEICを受けるとのことで、非常に興味深かったです。私の年代の日本の公務員は、公務員試験の対策をガリガリやっていた人ばかりなのでTOEICを受けていた人は少数派でした。公務員の人までTOEICの勉強をしていたと言うぐらいですから、韓国の方がTOEIC熱は高いかもしれませんね。ちなみに韓国のTOEIC本を日本のTOEICマニアが取り寄せて買っているという話はしませんでした(笑)

まだ解いていませんので、問題を解いた感想はまた別の記事で書きますね。

『新TOEICテスト文法問題でる1000問』のレビュー

今日は、昨年出た非常に注目度の高いこの本を紹介します。

新TOEICテスト文法問題でる1000問

オススメ度(5段階) ★★★

問題集供給過剰のTOEIC界に、『金のフレーズ』でお馴染みのTEX加藤先生が投入した究極のTOEIC対策書!!

TOEICのPart5形式の問題が全部で1019問収録されているという物凄い分量の問題集です。この本の定価は2,300円(税別)と高めですが、1問あたりの値段は安いです。

流石にPart5の問題パターンは網羅されていて、この問題集の問題を全て解けるようにしておけば、Part5の文法問題で失点は無くなるでしょう(語彙問題では失点するかもしれません)。

しかしこの本は、問題が多すぎます。1周終わらせるのがかなり大変です。1周目は普通に解きながら解説を読んでいたら、最後まで読むのに19時間かかりました。

TOEICの勉強をしていると、不思議な事に、100問ぐらいの問題集をひたすら繰り返し解いていた方がスコアが上がることがあります。広く浅く色んな問題を解くよりも、100問の問題を完璧に暗記した方が試験本番でも応用が利きやすく、スコアが伸びるのだと思います。

問題集は、1周解くだけではスコア上昇にほとんど貢献しません。最低でも5周ぐらいしてようやくスコアが少し上がるぐらいの感覚が現実的だと思います。すると、1000問もあるこの本は、5周する前に挫折してしまう可能性が高いため、要注意です。全くスコアに貢献せずに終わってしまうかもしれません。

かと言って、1問目から100問目を何周も解くということをやっていては、1000問も収録された問題集をやる意味がありません。だったら100問の問題集をやれば良いです。この本は、著者が意味を込めて配列した1000問を、何度も解くことで初めて意味を成すと思います。

その意味で、この分厚い本を何周も読み込むという覚悟を持った人にしかオススメできない本です。万人にオススメではありません。そもそも私は、『900点特急』シリーズを使い込むことで900点、950点を達成してきました。

900点を狙うのであれば、900点特急の方がオススメです。

『でる1000問』は、満点を狙う人が網羅的にパターンを学習し直すための本かな、と思っております。

とはいえ私自身、この分厚い問題集はまだ2周目を読んでいるところですので、繰り返し学習することで何が起きるのか想像つきません。引き続き、この本と向き合うことで自分の中で起きる変化を伝えていきたいと思います。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1 の中身は韓国の公式実戦問題集

先日、新しくTOEICの公式問題集が発売されました。

TOEIC対策は公式問題集が基本ですから、これは朗報……と思いきや、実は中身に罠がありました。

なんと、収録されているテストが、韓国の公式問題集(公式実戦問題集と呼ばれています)と同じテストなのです!!

この韓国の公式問題集は、新形式TOEICのテストがリスニングとリーディングでそれぞれ5回ずつ収録されています。そして、その5つのテストのうち2つは、日本では、新しく出た赤い公式問題集のテストと、さらにあとの2つはこちらの既存の公式問題集

に収録されているテストと一緒です。

Amazonで韓国の公式実戦問題集を買った方が圧倒的にお得です!!みなさん注意してください!!

韓国はTOEICの公式問題集がたくさん手に入る、素晴らしい国ですね。以前、韓国人と話した時にTOEICのことを聞いたら、就職するために明確にTOEICのスコアが必要とのことでした。日本では、就職するためには面接で上手にウソをつけることが評価されるので、この差は大きいですね。

ちなみに韓国人は特に女性の英語力が高いと思います。男性が徴兵されて兵役に励んでいる時に、女性はTOEICの勉強をする時間がたっぷりあるんでしょうね。

ただし、公式実戦問題集は、解説が韓国語でしか書いていないという致命的な欠点があります。既に800点ぐらい取れないと解説なしの問題集をやるのはキツいので、日本版の公式問題集の存在意義が無いわけではありません。値段が高すぎると思いますけどね……。

TOEICで900点取るためにオススメのPart5の対策本ベスト5

Part5の重要性

TOEICには1から7までのパートがありますが、多くの学習者は、Part5の対策に最も時間を使っているような気がします。これは、忙しい社会人は通勤電車など細切れの時間に勉強するので、途中で中断できるように1ロットが小さい勉強法に行き着くからだと思います。

しかし、スコアアップのためにも、Part5を中心に勉強するというのは理に適っているような気がします。

満点を取っている方の中でも、Part5の問題を瞬殺できるようになることで、Part7やリスニングの先読み等でも速読できるようになって、結果的にトータルスコアも上がりやすいということを言う人が多いんです。

また、Part5は人気のあるパートだからという理由もあり、良い問題集が多いのも利点です。書店のTOEIC本コーナーに行くとPart5の問題集が一番充実しているのではないでしょうか。

2016年5月以降の新形式TOEICではPart5の問題は従来の40問から30問に減りました。ではPart5の重要性が減ったかというと、私はそうではないと思います。TOEIC全体のスコアを上げるためにPart5の学習が有効であることは変わっていないと思います。事実、私は新形式になってからベストスコアが915から950まで上がりましたが、Part5を中心に勉強をしていました。

今後もPart5の勉強はTOEIC勉強の中心であることは続くでしょう。

というわけで、現時点での私のオススメのPart5の問題集を5冊紹介します!900点を目指す人へのオススメですが、もちろん、800点や600点を取るためにも有効な本です。

Part5オススメ問題集ランキング

1位 900点特急 パート5&6

私はこの本のおかげでTOEICで900点を取ることができました。一見するとただ難しい問題が収録されているだけの問題集なのですが、それ以上の効果があると思います。

解説が丁寧で、基礎を抑えた解説が書かれています。そのため、英語の基礎から900点レベルの問題を解くための知識まで、地続きで学ぶことができます。熟読必須です。

ダウンロードできる音声が速く、シャドーイングに最適です。このテキストをシャドーイングできればTOEICのリスニングのスコアも自ずと上がっていきます。重要構文、単語を覚えながらリスニングのスコアも上がるなんて最高ですね。

この本を使って900点を突破するまでの方法は、こちらの記事に書きましたので是非ご覧ください。

私がTOEICで900点を突破した方法

2位 文法特急

2番目はこの本です。これは600点や800点を目指すための本では?と思うかもしれません。

実はこの本は900点を目指すためにも重要な本です。この本はTOEICの基本中の基本である、文の構造を掴むために最高の解説です。この基本を徹底的に理解し、テストで反射的にアウトプットする力を付けることは、高得点を取るために必須です。

古い本なので新形式になったTOEICでもまだ通用するのか疑問かもしれませんが、まだまだ大丈夫です。新形式のTOEICは問題形式こそ多少変わったものの、根底にある必要な英語力というのはあまり変わっていません。むしろこの『文法特急』は基本中の基本を書いているため、まだまだこの本の重要性は変わりません。

3位 900点特急Ⅱ 極めるパート5

やはり『900点特急』同様にこの本も良い本です。ただの難問集に見えて、実は基礎的なことを解説していて、基礎から応用への発展が学べるところは同じです。

が、正直、900点を取るためには『900点特急』をやり込めば充分だと思います。こちらの『900点特急Ⅱ』は、900点を超えてから満点を狙うためにやるぐらいで良いと思います。

4位 パート5特急 400問ドリル

色んな意味で惜しい本です。

解説があっさりし過ぎています。神崎先生のサポートページからダウンロードできる追加の解説を読めばなんとか分かるんですが、やはり、かなり英語ができる人が解答パターンを暗記しまくるための本ですね。上記の1〜3位の本の方が優先度が高いので、900点を超えてからやると良いと思います。

5位 TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義

文法書と問題集が一体となったお得な本です。

ただの問題集に留まらず、TOEICに出題される可能性がある文法事項が体系的、網羅的に学べます。問題もかなりの数、収録されているので、反復学習にも良いです。

ただ、分厚いので、腰を据えて英語を勉強できる人向けの本ですね。文法特急シリーズのような手軽さはありません。時間があるならば、600点から900点まで、この本を軸にしてじっくり学習するのも良いと思います。

この本のできは素晴らしいです。でも持ち運びしやすさや、Kindle版が存在することから、文法特急シリーズを上位に挙げました。学習しやすさは大事ですからね。

終わりに

いかがでしたでしょうか。私は文法特急シリーズが好きなので、文法特急シリーズばかり挙げてしまったので、ちょっと歪なランキングだったかもしれません。しかし、色んな本が載ったバランス良いランキングを作ろうとしたわけではなく、本当にオススメできるものを挙げたので歪な感じがするということです。

『でる1000』など、まだ私がやってないけど良い本はたくさんあるハズですので、またこの記事は更新していこうと思います。

では、Part5の対策はTOEIC全体に効果があることを信じて、今日も頑張って勉強しましょう。

TOEIC915点から950点への軌跡

1年半の間、停滞していた私のTOEICスコアでしたが、ついに、950点という大幅な上昇によってベストを更新することができました。950ぐらいあると、990を狙ってますって言っても許されるような雰囲気があるので、素直に嬉しいです。

せっかくなので、915点から950点へ上昇した時の学習内容について書きます。

学習時間

一体何時間学習したの?ということで、2015年の8月から2016年の7月までは、TOEICの学習時間を計っていました。この1年間の通算学習時間は、283時間でした。TOEICの学習時間なので、洋書を読んだり、英語でガイドしてる時間は含んでいません。

途中、英語を全くやらずにスペイン語をやっていた時期などもあるので、1日1時間もやっていない計算になります。それでも勉強の火種は消さずにコツコツと蓄積させていった結果です。

今回のスコアアップを達成した直前2ヶ月の学習時間に関して言えば、一日あたり1時間20分ぐらい学習しています。やはり何年もかけて少しずつ学習するよりも、スコアを上げたいならば短期間に集中してやる方が結果は出ますね。

学習内容

スコアが上がる決め手となった最後の2ヶ月の学習内容を紹介します。

使った本は、これらの本です。

久しぶりに文法特急の1を解いたら意外と間違えてしまったので、最初の20日ぐらいは文法特急の1を音読してました。さすがに全問スラスラと解けるようになるので、そこから900点特急2をやったら、これまた以前勉強したのに解けないんですね。そこで、残りの日数は900点特急2の音読とシャドーイングをしていました。

並行してやっていたのがPart5特急です。この問題集は多くの問題において、文法特急や900点特急と問題のパターンが被っています。なので文法特急の音読で暗記した問題を実践して定着させるのに最適です。5周以上は解きました。でも10周はやってないな…。

そして、極めつけは韓国の公式実戦問題集です。やはりスコアを上げたいなら模試を解くのが一番です。どうせやるなら公式系が良いです。他の模試はTOEICとテスティングポイントがズレたりしていますから。

日本版の公式問題集はテスト2回分しか収録されていませんから、5回分収録されている公式実戦はありがたいです。日本語の解説が無いのが不便ですが、900点取れるぐらいの実力があれば大丈夫です。特にリスニングはスクリプト見れば正解の根拠が分かるので解説は不要です。リーディングのPart5の難しい問題は、結局回答根拠が分からないなんてこともありますが、そこは、知り合いの満点取得者に聞いてしまいましょう。

文法特急シリーズの音読、シャドーイングに加えて韓流の模試を解いて試験当日まで過ごしました。

まとめ

これは本当に繰り返しになってしまうのですが、今回も基本的なテキストのやり直しの重要さを再確認しました。文法特急1の解き直しで950に達するなんて3年前は思っていませんでした。しかしTOEICとはそういう試験なのです。簡単な問題を瞬殺できるようになるまで定着させる、これの繰り返しですね。

そしてできることなら勉強時間を増やす。これが超大事です。使ってるテキストはお馴染みの物だったんですが、今回の私は勉強時間を増やして臨めたのでスコアアップできました。

身も蓋もない結論ですが、スコアアップのためには勉強時間を増やしましょう。

韓国本(新形式TOEIC公式実戦問題集)を購入

今まで何となく気になってはいたものの購入しなかった韓国のTOEIC本をついに購入しました。

新形式の問題集です。アマゾンのマーケットプレイスから簡単に買えました。TOEICマニア向けに個人輸入みたいなことやってる人が居るんですね…。

TOEICの形式が変更されて間もない今、信頼できるクオリティの模試と言うと、やはり公式問題集となります。しかし、現状日本で出版された新形式の公式問題集には、テストが2回分しか収録されていません。

一方、上記の韓国本の模試は、リーディング、リスニングそれぞれ5回分収録されています。そのうちの2つは日本で発売された新形式の公式問題集に収録されているテストと全く同じ問題です。こちらの本です。

5回のうち2回は被っていますが、3回分の新形式の問題集が手にはいるので、買いでしょう。そんなわけで私は韓国本を買いました。なんか一線を超えた気がしますね。

早速リーディングのテスト3を解いてみたのですが、かなり難しく感じました。全然時間が足らず、15問も塗り絵をしてしまいました。ちなみに私は家で問題集を解く時もマークシートにきちんと塗り絵をします。

5月に受けた新形式のテストではリーディングで塗り絵をしませんでした。なので、公式とは言え、問題集の方が公開テストよりもだいぶ難しいのではないかと思います。

貴重な公式系問題集をゲットしましたので、今月のTOEICに向けて、頑張って解いていきます。

ちなみに、韓国系の模試は、解説が韓国語で書かれているため、英語のみで自力で復習できない人にはおすすめしませんのでご注意をお願いします。

文法特急1で動名詞と名詞の使い方を復習

前回のTOEICに向けて、文法特急1を読み返していました。

この本はもう4年ぐらい前に買ったのですが、いまだに読むたびに発見があります。

both A and B とか、be consistently 〜 みたいな基本的なパターンに限らず、実はかなり応用的な内容もカバーしているのです!

最近、900点特急2で覚えたPart5の問題パターンが、実は文法特急1にも載っていたということがよくあるんですよね。

例えば動名詞と名詞を選択する問題です。これは私は最近になるまで、後ろに目的語を取る場合は動名詞でそうでなければ名詞を選ぶという解法を分かっていませんでした。900点特急2を解いて覚えて、レベル高いなぁ、なんて思っていたのですが、文法特急1に載ってたんですよ。基本問題の範疇を超えてますね。いや、この問題を私が難しいと思っているだけかもしれませんが……。

文法特急1は基本から応用までカバーした驚異的な問題種です。ある意味、900点レベルまでこれでいけると言えます。文法特急2のコラムでTommyさんが、文法特急を500周ぐらい解いて950点取れるようになったって言ってましたしね。

TOEICが新形式になって、まだ信頼できる問題集が出ていない状態です。早く花田先生が新形式に対応できる文法特急を書いてくれないかなーと待ち遠しいですね!

新新形式の公式問題集を解いた感想

5月から採用される新新形式TOEICの公式問題集を、ようやく解きました。

感想ですが、めっちゃ難しいです!

リスニングは新形式の問題が難しいですし、リーディングはとにかく読む量が増えて塗り絵必至です。結果は

TEST1
L 74/100 R 81/100

TEST2
L 90/100 R73/100

でした!このままだと、5月は900点取れないですね。

私としてはリスニングのPart3の変化の影響が大きいと感じました。Part3って今までは発話のパターンが4パターンしかなかったんですよ。1回の発言が比較的長く、各人物は最大で2回ずつしか発言しませんでした。つまり、AとBの会話は、以下の4通りの発話パターンに限られていました。

ABA
ABAB
BAB
BABA

これを知っていると、回答に絡む発話がどのタイミングで読み上げられるか予測できるようになります。例えばABAの形式だったらそれぞれの発言に1つずつ回答根拠が含まれるようなイメージです。

しかし、新形式からは、2人の会話を聞く問題でも、3往復するパターンがあるようです。

ABABAB

のような形式の対話です。2往復しか無いと思っていると、終わったと思ったらまだ続く、ということになりかねません。しかも、”Mmm.”のような短い言葉の応酬が続くこともあります。

そもそも旧形式において発話が最大で2往復しかしないというのは公式にアナウンスされてえいたことではなく、TOEICマニアしか気づいていなかったと思われます。ハイスコア取る人でも、英語力が高くてあんまりTOEICの問題集を解いてない人は知らなかったんではないでしょうか。

今回のPart3の変更は公式には、3人で会話する問題が出てくること、図表を使った問題が出ること、発話の意図を問う問題が出ること、の3つが発表されています。発話数の変化はマニアックな小さな変化なのかもしれませんが、ABABとか常に考えながら問題を解いてきた私にとってはけっこう大きな変化です。

リーディングはPart6の文挿入問題がキツいですね。選択肢が長すぎます。今まで、選択肢は単語だったのが、センテンスを読まなければならなくなったのは厳しいです。

今回、TOEICの問題形式が変わることによって、一時的にTOEICは簡単になると私は思っていました。最近、TOEICが難しくなってきていると思ったので、一旦リセットして簡単にするのかな?と思っていたのです。

しかし、問題形式の変更は、むしろTOEICをより難しい試験に変えるためだったと確信しました。マニアとETSの戦いはまだまだ続きます。

試験までには900点取れる状態まで仕上げたいところです。