英検1級の長文を読むには?

現在、TOEICシーズンは一次中断し、1月22日の英検1級に向けて学習しています。

先週、Jet Bullさんにインタビューしてからというもの、自分の英語学習について考え直していました。

その間に受けたTOEICでは、相変わらず時間内に読み終わらないという事態で、読む力の無さを感じていました。

何故自分は速く正確に英語を読めないのかと思いながら、英検1級の長文読解問題を眺めてみたところ、単語の理解が弱いのではないかという仮説を持つに至りました。Jet Bullさんもインタビューの中で、語彙を深く理解することが大事だと仰っていました。私はおそらく、語彙を深く理解していないようです。

英検1級の長文を読んでいると、私は

「何これ意味分かんねーよ」

と脳内で何回も言っています。回数は少ないけどTOEICの時も言っています。

で、この意味分かんねーの正体を考えてみると、だいたいが単語の意味がよく分かっていないことが原因であることに気付きました。

同時に、分からない単語というのが特に難しい単語ではないことにも気付きました。英検1級の語彙問題に出てくる単語ではなく、英検準1級レベルの単語の意味を正しく分かっていないから長文の意味を解釈できていないようなのです。分かったつもりになっていてきちんと意味を暗記や理解していない単語がネックになっているとも言えます。Bullさんがインタビューで教えてくれた通りですね。

私は受験生の頃から長年、分からない単語は意味を推測するようにしてきました。そして何となくで文章を理解して進んでいく癖ができあがっていました。これで入試に合格することはできましたが、よりたくさん英文を正確に読もうとするならば、単語の意味を正確に知っていた方が良いことは明白です。

単語の意味を深く理解するには、Jet Bullさんが仰っていたように、英英辞典を使うのが良いと思います。英和辞典や英単語集では単に英単語に似た意味の日本語を当てているだけなので、言葉の意味を正しく掴むことはできません。分からない日本語を発見した時に国語辞典で意味を調べるように、やはり英英辞典を使うべきだと思います。

ですが英英辞典は当然英語で書いてあるので、読むのに骨が折れます。今まですでに何度も挫折しました。

そこで、英英和辞典というものの存在を知りました。英英辞典に、和訳が載ったような辞典です。

この発想な良いですね。しかし、私は紙の辞書が嫌いです。最近久々に紙の辞書を使ってみたら、1つの単語を発見するのに1分以上かかったので非常にストレスが貯まりました。学校の先生は素早く辞書を引けるように何度も辞書を引けとか言いますが、その練習する時間を単語暗記に費やした方が良いでしょう。

Androidスマホを電子辞書代わりにすることにしました。英英辞典と英和辞典を連携すれば、英英辞典を引く→すぐに英和辞典にジャンプする→日本語を読む→英英辞典に戻って英語を読むということを素早く行うことができ、結果的に英英和辞典を使うのと同じことができます。この2つの辞書アプリはインターフェースも、辞書の内容も良く、オススメです。

しばらくはこれらの辞書アプリを読んで、英検1級の長文読解問題や英検準1級のパス単に出てくる単語を覚えていきたいと思います。

英検1級2016年度第2回 一次試験結果発表

昨日、英検1級2016年度第2回の一次試験の結果が発表されました。

結果は不合格でした。スコアはこんな感じです。

R: 661/850
L: 655/850
W: 646/850
T: 1962/2550

合格ラインは1962点で、私の英検バンドはG1-3(あとちょっとで合格らしい)でした。

3回目の英検1級挑戦でしたが、今回も不合格に終わりました。今回は試験の1週間前に解いた過去問があまりにもできなくてヤル気を失っていましたが、あと少しで合格だったという結果を見ると最後まで頑張っておくべきだったと思えてきます。結果論ですが。

英検1級で3000点を目指す秘密結社、「一級さん倶楽部」では、猛者たちのスコア発表が行われました。

そしてみなさんのスコアを見ると、不思議なことがちらほらと見えてきます。

まず、リーディングやリスニングでは、1問ミスでもスコアが満点の850点から50点以上引かれるようなのです。ハイスコアを出しにくいように調整されるようですね。

ただ気になるのが、50点引かれるミスった問題というのが、語彙問題でも長文読解問題でも同じなのか?ということです。引かれる点数というのは問題によって決まっているんじゃなくて、その人の正答率によって決まっているんでしょうか?

あとは何と言ってもライティングですね。私はライティングは分量が大事だと思って解答用紙いっぱいに書きましたが結果は646点。そして規定語数の200語に満たない方が私よりもスコアが高かったという声を聞きました。ただ長いだけの私の作文は、評価されなかったようです。難しいですね。

久しぶりの受験でしたが、あとちょっとで合格できることが分かりましたので、次回はしっかり対策して臨みたいと思います!!

英検1級2016年度第2回 受験の感想

昨日は2016年度第2回の英検1級を受けてきました!

そして既に今日、解答速報が発表されましたね。私も早速答え合わせしました。結果は以下の通りでした。

・語彙問題(14/25)
・長文空所問題(1/6)
・長文内容正誤問題(18/20)
・英作文問題  とりあえずびっしり埋めました。
・リスニング問題(19/27)

一部、解答を問題用紙にメモっていなかったので若干怪しいですが、そんな感じです。

さてこの点数、現時点で答え合わせのできない英作文を除くと、読解が33点、リスニングが19点の合計52点になります。

昨年度までの配点で考えると、たとえ英作文で20点を取っていたとしても合計で72点にしかならず、例年の合格最低点の82点を大きく下回ります。

しかし、英検の合否判定のための配点は、今年度から大きく変わりました。詳しくはこちらの通りです。ざっくり言って、一次試験はリーディングとリスニングとライティングで配点が均等になったらしいです。

それを考慮すると、私のスコア、合否が分かんないぐらいの位置のようなんですよね……。英作文の答え合わせは自分でできませんしね。

こんなに際どい点数を取るなら、もっと勉強しておけば良かったと、かなり後悔しました。今回は試験直前に諦めてましたからね。

合否はこれ以上考えても分かんないので、10月21日の一次合格発表まではTOEICの勉強でもして待ちます。

 

『ポレポレ』をやっても英検1級は解けない

今度の日曜日は英検1級です。3年前、2回受けて合格できませんでした。
今度こそリベンジを!と息巻いて申し込んだものの、いまひとつモチベーションを保てないまま、もうすぐ試験というところまで来てしまいました。

通訳案内士は国家資格なので何としても合格したくて、かなり本気で勉強したのですが、いつも英検1級はやる気が出ません。英検なんて小学生や中学生が受ける試験で、やっぱり世間はTOEICですからね。
先月は、『ポレポレ英文読解プロセス50』という参考書を読んでいました。


これを読んだら飛躍的に英検1級の問題も解けるようになるだろう!と期待していたのですが、効果はさっぱりありませんでした。未だ、英検1級の読解問題の正答率が上がりません。

ポレポレは複雑な構文の英語を読む訓練に最適な本ですが、英検1級の長文の構文はそれほど複雑ではなかったのです。それよりも『パス単』による語彙の強化こそが有効でした。
今回、どう考えても合格点を取れる域に達することができませんでした。

もう潔く諦めて、受験だけはして、次に賭けたいと思います。ポレポレは英検1級の対策書としては使えませんが、良い本でしたので、今回出会うことができて良かったと思います。
でも次の英検1級はパス単やって挑みます(笑)

最近の英検1級対策

最近は10月の英検1級に向けて学習をしとります。

しかし旅行に行ったり、ボランティアガイドしたり、なかなか試験勉強に専念できません。そろそろ本気出す!と思ってこのブログを書いています。

英検1級は、過去問が存在するという大きな特徴があるので、過去問を中心に学習していこうと思います。

膨大な範囲に渡る英単語も、実は同じような単語が毎年出題されてるようですので、過去問の暗記は効果的だと思います。読解問題についても、過去問の精読を大事にします。英検1級の英文は単語的にも構文的にも難しいですが、見てすぐに意味が分かるぐらい覚えたいところです。

音読はしません。TOEICと違って、じっくり頭の中で考えて解く試験だと思っていますので。

3年越しの目標である英検1級、今回こそは是非とも合格したいです。

英検1級とTOEICの長文読解問題の違い

英検1級でもTOEICでも長文読解問題というのはスコアの中で大きなウェイトを占めています。長文ができるかどうかは試験攻略の分かれ目でしょう。

英検1級の長文読解問題とTOEICのPart7では、問題の作りに大きな違いがあります。

それは、英検1級は回答根拠の存在する段落が決まっているのに対し、TOEICは長文内のどこに回答根拠があるのかが分からないというポイントです。

英検1級の長文読解問題は、2種類あります。1つは問2で、文挿入型穴埋め問題です。2つの文章が出され、それぞれ3つずつ穴埋めの設問があります。

これには特徴があって、文章は必ず3段落で構成されていて、1段落に1つずつ穴埋め問題が配置されているんです。そして、解く時は、問題の属する段落を読むだけで解けます。回答根拠が段落をまたぐことは私の知る限りではありません。

2つ目の長文読解問題は問3で、長文が3つ出題され、それぞれ3、3、4の問題数で設問があります。文の要旨や筆者の主張を問う問題です。

これも特徴があって、最初の2つの長文はそれぞれ3段落で構成されています。3つ目は段落がいっぱいあって、数は決まっていません。で、3段落構成の長文はそれぞれ設問も3つずつですから、やはり段落が対応しているんですね。関連する段落ごとにしっかり読んで、その段落内で回答根拠を探すのがセオリーです。3つ目の長文は長いうえに段落が決まっていないのでかなり手強いです。ですが、どこを読んだら良いのかという点ではTOEICよりもだいぶ分かりやすいです。

対してTOEICは、回答根拠が置かれている場所が英検1級より分かりにくいです。問題数と段落数が一致していないんですよね。設問の順番と、本文内で登場する回答根拠の順番は同じである問題が多いのである程度は分かりますが、英検よりもどこを読んだら良いのかがハッキリしていないです。そしてダブルやトリプルパッセージになると、クロスリファレンス問題という、2箇所を読まないと解けない問題もあって、どこを読んだら良いのかということがさらに難しくなります。

以上のような違いを踏まえて回答のカギを書くと、英検は意味を正確に理解する精読力で、TOEICは長文内を素早く移動する速読力が必要ですね。

英検1級は長文問題でも難しい単語の意味を分かってないと解けない問題があります。なのでやっぱり単語かな……と思っています。人によっては単語は勉強するなと言う意見もあるようですが。

8月はTOEICのオフシーズンですので、せっかくですから10月の英検に備えて頑張って勉強しましょう!←自分に言い聞かせてます(笑)

英検1級再開

先週TOEICが終わり、8月はTOEICがありませんので、次回は9月です。TOEICのオフシーズンが到来しました。

と言ってもスコアを本気で上げたいならば毎日学習を継続しなければなりません。オフでもシーズンでも、やることは変わりません。ただちょっと、長いスパンで効果を見る勉強法に切り替えるのもアリだと思います。

私は、10月の英検1級に向けて勉強を始めました。3年ぶりの挑戦です。

しかしその前に9月にTOEICがあります。TOEICを真剣にやっている人の中には、TOEICへの感覚が鈍ってスコアが落ちるので英検はやらずにTOEIC一本でやりたいという人も居るかもしれません。

私は英検1級の勉強はTOEICにとってもプラスになると信じています。TOEICで最難クラスの単語が英検1級ではゴロゴロ出てくるので、その辺りの単語をまとめて覚えるのに適していると思うんです。

結局はどちらも英語ですから、やってマイナスになることは無いでしょう。

ただ問題は、なかなか学習へのモチベーションが上がらないことなんですけどね。昨日は外出中、ポケモンGOに興じていました。まぁこのゲームはそのうち人気も収束していくと思いますので、10月の試験日までには英検1級の筆記試験を突破できるように仕上げていきたいと思います!

英検に激震が走った

昨日のTOEIC新形式の興奮が冷めない中、私は衝撃的な事実を知ってしまいました。

なんと、英検の採点方法が大幅に変わるそうです!!詳細はこちら。

リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの配点が、均等になるそうです。英検1級がどうなるかと言うと、今までは

リーディング 51点
ライティング 28点
リスニング  34点
スピーキング  100点

だったのが、比重が全部均等になるらしいです。1次、2次の区切りは変わらないので、鬼門の1次試験は、リーディング、ライティング、リスニングの3つが均等になった試験で合否が決まります。

今まで英検1級と言うとリーディングの比重が大きく、また異様に難しい単語問題が25問もあって、多くの受験者が英検1級を敬遠していました。難しい単語問題が25問というのは変わらないのですが、配点は思いっきり薄まりますので、もう別に解けなくても良いわけです(笑)

単語問題は鉛筆を転がしてマークして合格する人が、今まで以上に多くなるでしょう。これは、4技能をバランス良く勉強してきた人にとっては大チャンスです。もうこれを機に英検を受けるしかないですね。

私も凄く受験したくなってしまいましたが、6月はあまりにもTOEICと日程が近く、また最近は名古屋城での通訳ガイド活動に力を入れていたので、申し込みをしませんでした。しかしこの配点の変更があったなら受けたかったな……。

10月は受ける予定でおりますので、TOEICファンの皆様、これからは英検共々頑張っていきましょう!

『キクタン英検1級』は意外と良いです


オススメ度(5段階) ★★★★

英検1級が近付いているので、私は受験しませんが単語集の紹介を。

英検1級の単語集と言えば決定版は

かと思います。確かにパス単は英検1級によく出る単語も出そうな単語も網羅しています。

しかし、旺文社の単語集らしく、堅いですね。大学受験の英単語ターゲット1900みたいな、

単語 意味 例文

という伝統的な構成で、音声にも工夫がありません。

対してキクタンは見出し語が900と少ないため、重要単語の暗記には良いです。音声にも工夫があり、キクタンシリーズでお馴染みの

英単語 意味

をひたすら繰り返すCDとなっています。英検1級の単語は難単語が多いから、こういう力づくの暗記は向いていないという意見もあるかもしれません。ですが私は逆に、難単語だからこそ、そもそも意味を知ってる知らない以前に見たことすら無い単語が多いため、まずは音でその単語の存在を認識することが大事だと思います。単語の連呼を聞いていると、意味は知らないけど単語の存在は知っているという状態になります。例えば

altruism

という単語を聞いていると、利他主義という意味は覚えられなくとも、altruismという音や文字列は覚えます。その後、繰返しキクタンでの学習を続けたり、他の問題集で意味を定着させていけば良いと思います。

決定版はパス単ですが、その前に英検1級の基本語彙を定着させるには、まずはキクタンがオススメです!

※私は英検1級はまだ合格していません(1次試験があと5点でした)ので、あくまで不合格者の意見としてご参考にしてください。