シャドーイングはまず一冊を徹底的に

900点特急を使って音読とシャドーイングを徹底的にやってから、音読とシャドーイングを学習の軸として取り入れるようになりました。主に特急シリーズを、声に出して読んでいます。

そこで気付いたのが、以前より格段にシャドーイングが上手くなったということです。900点特急をシャドーイングし始めた頃は、音声に付いていけませんでした。音声を追いかけているつもりでも、気づいたら置いていかれてました。息継ぎする間も無いって感じでしたね。

それでも900点特急1冊は繰り返し音読したら、全て音声についていって1冊をシャドーイングすることができるようになりました。

以後は別のテキストをシャドーイングすることが多いのですが、900点特急をマスターしてからシャドーイングに質的な変化が現れました。まだ練習してないテキストでも、シャドーイングできてしまうのです。

以前は初めて聞く音声のシャドーイングはかなり難しい印象でした。すぐに置いて行かれてしまうイメージでした。

まず1冊マスターすることによって、シャドーイングのコツを掴んだのだと思います。聞く力そのものと、話しながら聞くことに慣れました。

というわけで、シャドーイングをするならば、まずは1冊を徹底的にやり込むのが良いと思います。1冊をやり込むのは英語の学習ならばだいたいそうなんですが、シャドーイングに関してははっきりと自覚できるぐらい効果が出ると思いますよ。

英検1級再開

先週TOEICが終わり、8月はTOEICがありませんので、次回は9月です。TOEICのオフシーズンが到来しました。

と言ってもスコアを本気で上げたいならば毎日学習を継続しなければなりません。オフでもシーズンでも、やることは変わりません。ただちょっと、長いスパンで効果を見る勉強法に切り替えるのもアリだと思います。

私は、10月の英検1級に向けて勉強を始めました。3年ぶりの挑戦です。

しかしその前に9月にTOEICがあります。TOEICを真剣にやっている人の中には、TOEICへの感覚が鈍ってスコアが落ちるので英検はやらずにTOEIC一本でやりたいという人も居るかもしれません。

私は英検1級の勉強はTOEICにとってもプラスになると信じています。TOEICで最難クラスの単語が英検1級ではゴロゴロ出てくるので、その辺りの単語をまとめて覚えるのに適していると思うんです。

結局はどちらも英語ですから、やってマイナスになることは無いでしょう。

ただ問題は、なかなか学習へのモチベーションが上がらないことなんですけどね。昨日は外出中、ポケモンGOに興じていました。まぁこのゲームはそのうち人気も収束していくと思いますので、10月の試験日までには英検1級の筆記試験を突破できるように仕上げていきたいと思います!

第212回TOEIC 感想

巷ではポケモンGOが大ブームですが、スマホにインストールするのも我慢してTOEICを受けてきました。試験会場に行く途中の公園でスマホを持った人がたくさん集まってましたよ(笑)

名古屋で受験しました。以前のようにメジャーフォームとマイナーフォームで分類できないのがややこしいですね。

Part1
いきなり1問目から、深読みしすぎてしまい、ちょっと引きずりました。あと、マジで分かんない問題が1問あり、非常に幸先の悪いスタートでした。後に影響するので、意外と重要なんですよね。Part1って。

Part2
簡単な方だったと思います。分からない問題が3問ぐらいしか無かったような……。

Part3
難易度としてはふつうじゃないでしょうか。いつも通り、簡単なセットは簡単で、難しいセットは聞き取れない。

Part4
難しいと思わなかったので、やや簡単だったかな?図表問題は、図表をしっかり先読みすればなんとかなりますね。

Part5
難しい問題がたくさんあって時間を取られました。ところどころ迷ってしまいました。

Part6
文挿入の問題がどーやっても分からなくて、時間も消費して、散々でした。ここまでで23分も時間を使っていました。ピンチ!

Part7
時間との闘いです。ぶっ飛ばして解いていきましたが、なんとか解けました。難しくなかったと思います。特にマルチパッセージの問題ほど解きやすかったです。しかし最後のセットは時間が足りず、まともに解く時間がなく、最後の3問をマークしました。

さて、全体的にはいつも通りのできでした。900点は取れたのではないかと思います。しかしここからスコアを上げていくのは本当に難しいなぁ。もう2年近く停滞しています。

最近やった模試(韓国の公式問題集)が全然できなくて、それよりはかなりできました。やっぱり家でやると集中力が足りないかな。TOEICは集中力のテストでもあるので、影響大きいんですよね。

 

音読の繰り返し方

以前から英語学習における音読の有効性を書いてきました。音読はとりあえずやってみるだけでも黙読よりも集中力を安定して出せるので有効な学習ですが、やはりどうやって音読するかということも大事だと思います。

1冊のテキストを教材として音読する場合、そのテキストを通して最初から最後まで読んだ方が良いのか、1文とか1ページごとに繰り返した方が良いのかということを度々考えます。

例えば私の好きなテキスト

これだったら、テキストを最初から最後まで通して音読すると25分かかります。これは毎日繰り返しやすい時間で、毎日最低1通り音読するという方法が取れます。1日1周ずつ読んでいると、いずれテキスト全体を、ある程度覚えることができます。1つの有効な方法でしょう。

対して、1ページを繰り返し音読するという方法もあります。これは暗唱する場合に向いている方法です。以前、Bullさんのセミナーで教えてもらったのですが、普通に読むだけでは飽きるので、こんな方法でバリエーションを付けて読むと良いです。

  • 速く読む
  • ゆっくり読む
  • 超速く読む
  • 一息で何回読めるかチャレンジ
  • 暗唱する

各方法で3回ぐらいずつ読んで、それから暗唱に取り組んで、暗唱できるようになったらとりあえずその文はクリアとして次に進みます。

この方法は時間はかかりますが、やはり記憶の定着としては段違いだと思います。一度は文全体を暗唱できるようになってもすぐに忘れます。しかしパーツはなんとなく覚えてるんですよね。

さて、1冊まるごと読むのと1ページずつ繰り返し読むのはどっちも有効だと思っています。その時使える時間で選択して、毎日繰り返していくことが重要ですね。

7月のTOEICまで1週間となりました。最後まで頑張って勉強していきましょう。

韓国本(新形式TOEIC公式実戦問題集)を購入

今まで何となく気になってはいたものの購入しなかった韓国のTOEIC本をついに購入しました。

新形式の問題集です。アマゾンのマーケットプレイスから簡単に買えました。TOEICマニア向けに個人輸入みたいなことやってる人が居るんですね…。

TOEICの形式が変更されて間もない今、信頼できるクオリティの模試と言うと、やはり公式問題集となります。しかし、現状日本で出版された新形式の公式問題集には、テストが2回分しか収録されていません。

一方、上記の韓国本の模試は、リーディング、リスニングそれぞれ5回分収録されています。そのうちの2つは日本で発売された新形式の公式問題集に収録されているテストと全く同じ問題です。こちらの本です。

5回のうち2回は被っていますが、3回分の新形式の問題集が手にはいるので、買いでしょう。そんなわけで私は韓国本を買いました。なんか一線を超えた気がしますね。

早速リーディングのテスト3を解いてみたのですが、かなり難しく感じました。全然時間が足らず、15問も塗り絵をしてしまいました。ちなみに私は家で問題集を解く時もマークシートにきちんと塗り絵をします。

5月に受けた新形式のテストではリーディングで塗り絵をしませんでした。なので、公式とは言え、問題集の方が公開テストよりもだいぶ難しいのではないかと思います。

貴重な公式系問題集をゲットしましたので、今月のTOEICに向けて、頑張って解いていきます。

ちなみに、韓国系の模試は、解説が韓国語で書かれているため、英語のみで自力で復習できない人にはおすすめしませんのでご注意をお願いします。

主語と述語という考え方

英語を読めるか読めないかという点で最も大事なことは、文の構造を捉えることができるかどうかだと思います。読めない英文というのは、SVOCの区別を付けるのが難しい文ということが多いです。

我々は5文型という考え方を学びますが、本物の英語ではSから始まらないことが多いです。5文型は非常に大事な英語の基礎ですが、それだけでは使えないシロモノなんですよね。

5文型的な考え方だと、主語、動詞、目的語、補語と分けることになりますが、これにはちょっとした罠があると思います。というのも、動詞だけ品詞を表していることです。他の3つは〜語というように、文の中の役割に合わせた名称が与えられているのに。動詞だけ、動詞じゃなきゃいけないような書き方です。

You fool.

というセンテンスは動詞がありませんが、「お前、アホ」という意味を成します。動詞はセンテンスに必須ではないことが分かると思います。

このことは、昔読んだ世界に一つだけの英語の教科書という本に書いてありました。この本はトンデモ英文法の本ですが、このことを指摘していたことだけは評価できます。受験生の時に読んだのですが、当時よくもまぁこんな無駄な本を読んだものだと思います(笑)

この違和感を解決するために私が提案したいのは、主語と述語という考え方で文を捉えること。動詞とか補語とか言うから訳が分からなくなるのです。もっとシンプルに考えましょう。

主語と述語で考えるとは、全てのセンテンスを

「○○は△△だ」

という形に落とし込むことです。主語が提示されて、それを説明する述語が後に続くという大原則です。

言葉と言うのはそもそもこの世界を表現するための記号に過ぎません。ですから、突き詰めていけば全てのセンテンスは世界に存在する○○を△△だと述べるものだと言えます。

疑問文は「○○は△△ですか?」と聞いているだけですし、命令形は「○○は△△すべき」という表現のバリエーションに過ぎません。全ては主語と述語で成り立っているんです。

今日から全ての英文を主語と述語で捉えることを意識してみましょう。まだまだ荒削りな考え方ですが、読者の皆さんの英文を読む意識が変わればと思います。

It depends. では何も言ってないのと同じ

私の嫌いな英語の言い回しに、”It depends.” というものがあります。これは「場合によります。」という意味で、英会話を覚えたての頃に知っているととても便利な表現です。

しかし、あんまりにもこの言葉を相手から聞くと、場合によるなんて当たり前だから、オマエの意見を聞かせろよと思います。

初対面の外国人と話していると、だいたいが国ごとの文化の違いの話になります。例えばこんな話題です。

  • 日本人は付き合い始める時に告白しますが、そういうのはありますか?
  • 日本では家の中では靴を脱ぎますが、あなたの国は靴で生活しますか?
  • 日本の大学生は勉強しませんが、あなたの国ではどうですか?

これらの質問の答えは、だいたい

“It depends.”

です。確かに上記の質問は曖昧すぎます。どの国にも色んな人が住んでいますので、場合によるというのは正しいです。

でも、質問する側は、だいたいの外国の文化を知りたいのです。大まかな傾向を知りたくて聞いています。だったら自分の周りでは、とか7割ぐらいの人は、とか、そういう回答をしてくれれば良いんです。そういう時は、

“What do you think?”

と聞いて、考えてもらいます。もしくは、

“I’d like to know your case.”

と言って相手の例を聞き出します。その国の人を代表してもらうわけです。こっちもそんなに厳密なことを知りたいわけではありませんからね。

It depends. はとても便利な表現なので、覚えたての頃はこちらもよく使ってしまいます。しかしそれでは何も言ってないのと一緒なので、自分なりの考えを述べる必要があると思います。自分はあまり言わないようにすることと、相手にIt depends. 以上の情報を答えてもらうよう、会話すれば、より会話も広がっていきます。

“It depends.”

は今日から封印しましょう!!

試験当日に何を食べるか

試験の当日に食べる物は何が良いのかという問は、単純なようで、意外と奥が深いと思います。

昔からよく言うのが、受験に勝つということで、カツサンドとかカツ丼。これは脂っこい物は消化の負担になるから、私はダメだと思っていました。しかも脳のエネルギーはブドウ糖で、カツではブドウ糖は増えない。ただの語呂合わせでは意味がないじゃん、と私は思っていました。

ブドウ糖がエネルギーになるなら、安価に大量の砂糖を供給できる菓子パンが最強だと思い、一時期TOEICの前に必ず菓子パンを食べていました。

しかしこれは、ある医者に、

「菓子パンは血糖値が上がりすぎるから食べた後にインスリンが大量分泌されて逆に低血糖になるから良くない。ブドウ糖を供給するならうどんが良い。」

と言われ、最近まで私は試験の前は必ずうどんを食べていました。

しかし、最近、糖質制限ダイエットに関する本をいくつか読み、それすら疑うようになりました。

ごはんやうどんなどの普通のいわゆる「主食」でも糖質を多量に含んでおり、食後に血糖値が急激に上がりその後インスリンの大量分泌によって低血糖になるそうです。昼ごはんを食べた後に眠くなる理由はそれらしいです。実際、糖質制限食をすると、食後に眠くならず、頭が冴えるらしいです。

脳のエネルギーはブドウ糖が必要なんじゃないの?という疑問を私も抱きましたが、それも問題無いらしいです。人間は、アミノ酸等からブドウ糖を作り出す働きを備えているんです。タンパク質から脳のエネルギーも摂取できてしまうわけです。

ということは、試験前は糖質を食べない方が良い?と言うのが現段階の私の見解です。一周回って、カツを食べた方が良い(ただしごはんは抜き)んじゃないかという気さえしています。

しかし、今まで長年、米や麺で脳のエネルギーを賄って来たので、試験前にいきなり大胆なエネルギー源の変更はしないほうが良いでしょう。食べなれた物を食べて試験を受けるべきです。

今回は、最近糖質制限に関する本をいくつか読んでかなり今までの自分の常識を覆されたのでこの記事を書きました。読んだ本を紹介しておきます。

読みやすく、糖質制限の入門に最適。

大胆な主張で面白いんですが、後半、人類の歴史を進化論的に説明しており、学術書っぽいです。濃い本でした。

糖質制限ダイエットの本というよりは、糖質制限が実際に有効なのか、危険は無いのかということを丁寧に論じた、エビデンスが欲しい人向けの本。

漫画なので読みやすく、内容も過不足なくまとまっています。糖質制限について知るなら、ぶっちゃけこの本が一番オススメです。

テキストをマスターしてないのは良いこと

明日はTOEICですが、申し込みませんでした。毎月受けるより、しっかり勉強してから受けた方が良いと思うので、敢えて隔月ぐらいで受けるようにしているんです。

さて、最近は本当に、コツコツと勉強しています。

文法特急1を久々に解いたら意外と間違えてしまう問題があったので、3週間ぐらい音読していました。まさに原点回帰とでもいうべき時期でした。

そうこうしているうちに、900点特急2を開いたらこれまた忘れてるんですね。文法特急の直後にやったので、改めて900点特急2は難問揃いだな、と思いました。音読するなら、こっちを読んだ方が複雑な構文を暗記できるので美味しいかな、と思い、今は900点特急2を音読しています。

どちらのテキストも、久しぶりに解いたら忘れてる問題が多数ありました。まだまだ自分は学習不足だなーと、マイナスの方向に考えてしまうのですが、改めて考えると、このことはプラスに考えた方が良いかな、と思っています。こんな有名なテキストさえまだ完璧にしていないんだから、きちんと定着させたらもっとスコアが取れるだろうと思ったからです。

これは次回のTOEICに向けて学習することに関してはむしろ良いことです。

7月のTOEICこそベストスコア更新を目指して、音読、問題集とやっていきます。

現状維持に必要な学習時間

2016年5月のTOEICの結果は915点でした。

2015年3月の結果と全く同じスコアでした。

この14ヶ月、簿記2級、小説、スペイン語などいろいろ新たなチャレンジをしたり、仕事が忙しかったりで全く勉強しない日もあり、正直かなりTOEICの勉強はサボっていました。しかしそれなりに学習して臨んだ5月のTOEICで、結果は現状維持でした。

いったい私はこの間にどれくらい勉強してきたのだろうと思い、学習時間を集計してみました。8月13日から学習時間をGoogleスプレッドシートに記録してきたので、8月13日から5月29日までの、約10ヶ月の英語学習時間の合計(聞き流しや洋書の読書は除く問題演習や音読等の時間)は、

なんと、166時間でした。

一ヶ月に平均すると、16時間ぐらいですね。1日30分ぐらいしかやっていなかったことが判明しました。

これでは、スコアが上がらないのは当然です。むしろ、1日30分で自己ベストを維持できただけ良かったと思います。1日30分コツコツ勉強すれば英語力を保てるということでしょうか。

さて、7月のTOEICに向けては、今度こそ自己ベストを更新したいと思います。

勉強は時間よりも中身が大事とはよく言いますが、やはり同じ人間がやるならば集中力に差はありませんので、時間が長い方が良いに決まっています。最低でも1日2時間以上はやらないとスコアを伸ばすことはできないと予想しています。

気を取り直して勉強します。