『TOEICL&Rテスト本番そのままプラチナボキャブラリー』と『金のフレーズ』はどっちが良いのか

今年、この本が出版されました。

TOEICの単語帳と言うと、今までは金のフレーズが圧倒的な支持を集めていました。

金のフレーズがあまりにも完成されたTOEIC対策用の単語帳であるため、もう他の単語帳はこの世に存在する意味が無いのではないかと思っていたことが私にもありました。しかしTOEIC用の単語帳は、今も現在進行形で出版され続けています。

『プラチナボキャブラリー』は、掲載している単語のセンスも良く、単語帳としての形式も良いので、金のフレーズ並の良書だと思います。

『プラチナボキャブラリー』の形式というのは、DUOや速読英単語に近いものになっています。TOEICの全パート毎の形式に合わせた英文を掲載し、それに単語帳としての機能を備えています。英文を読みながら必須単語を覚えられるので、速読英単語のように合理的な構成ですね。また、Part5やPart2のようにテスト自体が1つや2つのセンテンスで構成されているPartは、例文に重要単語が3つぐらい入っている、DUOのように使える例文集になっています。

DUOと速読英単語ですから、ハズレなわけがありませんね。餃子の王将のメニューで言えば、天津飯とチャーハンを合わせた天津チャーハンのような鉄板メニューだと思います。

加えて掲載している単語は、corporateとかinnovativeのようにTOEICでよく見る基本的なものから、terminate で「解雇する」とかcreditの「振り込む」という意味のように、ちょっとマイナーな意味で単語が使われるTOEICらしい表現もしっかりとカバーしています。最新のTOEICの傾向を分析したと銘打っているだけあり、かゆいところに手が届く本になっていますね。

金のフレーズと、結局どっちが良いんだ?という話ですが、両方やったら良いと思います。両者はかなり作りが違う本なので、金のフレーズでひたすら暗記し、プラチナボキャブラリーは問題形式の文章を音読したりして使うと良いと思います。

どっちが一つしか買いたくないのであれば、どっちでも良いと思います。どっちも良い本なので、しっかり何度も読んで単語を覚えれば、必ずスコアは上がります。本屋でちょっと立ち読みして、気に入った方を買ったら良いでしょう。こっちを買うとハズレということはないです。

それにしてもTOEICの対策本は次から次へと出てくるから、追いかけるのも大変ですね……。

TOEICのリスニングで満点(495点)を取る方法

230回TOEICでは、リスニングで495点を取ることができました。これで2回目です。そこで、今回は私なりにリスニングで495点を取るために必要なことをまとめてみようと思います。満点に限らず大事なことを書いたので、リスニングでスコアアップに必要なこととも言えます。

リスニングのスコアを上げるには、3つの力が必要だと思います。

1 単語力

2 リスニング力

3 テクニック力

まず1の単語力ですが、音声として聞こえてくる単語を知っていないと問題に正解するのは厳しいです。リスニングセクションはそんなに難しい単語は出ませんが、Part1に出てくる特徴的な単語や、Part2に特有の会話表現などは要注意です。Part1だと、awning, canopy, pier, などが該当します。聞き慣れない単語ではないでしょうか。『金のフレーズ』などで特別にPart1のコーナーが設けられていますので、対策しましょう。

次にリスニング力ですが、これは文字通り英語を聞き取る力のことです。

当たり前過ぎますね。ですが、リスニング力とは一体何なのかというと少し厄介です。目に見えない力ですからね。

まず言えるのは、英語のリスニングは、スポーツに近いということです。1で書いた単語力は知ってるか知らないかの差ですから、スポーツとは違います。知ってるか知らないかではなく、できるかできないかの問題です。知識を増やすのではなく、感覚を鍛える必要があります。

例えば、野球でピッチャーから投げられた球を打ち返す感覚が近いと思っています。全盛期のイチローの打率は高かったですが、それでも打率は3割台で、打てない球の方が多いです。天才のイチローが日々練習して、その日の調子が良ければようやくヒットが打てるわけです。かつてのイチローは調子が良い日は4打数4安打ということもありましたが、イチローでも調子が悪いとノーヒットですね。スポーツの中で起きることは、その時その時によってブレます。ピッチャーも毎回同じ球を投げれないし、イチローも打てたり打てなかったりします。それでも、少しでも打つ確率を上げるために、日々練習をしているわけです。

英語のリスニングも同じです。聞き取れるかどうかは、脳のコンディションによってブレます。少しでも聞き取れる確率を上げるために、日々トレーニングをする必要があります。何かを暗記するというより、スポーツのトレーニングに近いです。

聞き取れる確率を上げていけば、部分的に聞き取れなくても、他の部分が聞き取れているので、聞き取れなかった部分を推測することができます。そうやって、少しずつ総体としてのリスニング力が上がっていき、TOEICのスコアも上がっていきます。

最も有効なトレーニングはシャドーイングだと思います。シャドーイングの方法論自体は方々で語られているのでここでは書きませんが、リスニング力を鍛えるにはシャドーイングが最適だと思います。私も一時期集中的にシャドーイングをやったことがあります。

参考:900点特急の音読を3ヶ月終えて

他には公式問題集を始めとした問題集を解くことはもちろん、日々英語をたくさん聞くことも効果があります。

私のオススメは、英語のドラマです。私はデスパレートな妻たちというドラマが好きで、今も見ていますが、これはリスニングに必ず良い影響を与えていると思います。

ドラマを見る時は、日本語の字幕を表示して見るのが良いと思います。英語の字幕で見るのが良いとよく聞きますが、これをやると字幕を読んでばかりになってリスニングが疎かになるので良くないです。これではリーディングの勉強になってしまいます。また、ストーリーがよく理解できないので、面白くないため、すぐに辞めてしまうという欠点もあります。日本語字幕で見ましょう。

あとは、日々、英語をたくさん聞くために小さな工夫をすると良いです。満員電車の通勤中はリスニングの時間と決めてしまうとか。私は風呂に入りながら聞いています。この防水スピーカーで毎日聞いているのですが、これはなかなか良い習慣になりました。

3つ目の要素はテクニック力です。リスニングはテクニックを使いこなせるかどうかでスコアが大きく変動する試験だと思います。

Partごとに私なりのテクニックがあるので、以下にまとめました。テクニックと言うより、解き方とも言えるかもしれません。

Part1

まず試験開始の合図と共に問題冊子のシールを切ったら、私はPart3の図表問題の先読みをします。Part1のサンプル問題の放送が終了しそうになったところで、Part1の写真を見ます。

写真を見ながら何をするかと言うと、読み上げられそうな文章を予想します。テーブルと椅子があったら、chairs are unocupied とか、男の人がホワイトボードを指差していたらa man is pointing the whiteboard という具合に、音声が流れる前に予想してしまいます。これを、1つの写真につき、複数考えます。天井のライトとか、見えるものについて英文をいくつか作るわけです。

実際にその英文が読み上げられたら、完璧です。もらったーっ!って心の中で叫びますね。

Part2

Part2のテクニックは、何よりも、冒頭の単語を集中して聞くことです。What やWhere などの疑問詞を聞き取るだけで解ける問題も依然として出題されますので、全神経を冒頭に集中させます。

しかし最近のPart2はひねくれた問題が増えました。よくあるのが、直接質問に答えてない返答が答えになる問題です。

「会議室の場所はどこ?」

と質問者が聞いたら、回答は

「ルーム103です。」

等の回答が出てくるのが普通の問題だと思います。ですが最近は正解が

「トムが知ってるよ」

のように、直接答えていない返答のものが多いです。他にはYesかNoかで答えられる質問をしておいて、返答は「知らないよ」みたいな問題です。

これは難しい問題なのですが、こういう問題がたくさん出てくると知っておくだけでだいぶ有利になると思います。

また、Part2には、定番のひっかけ問題があります。それは、質問者の発言に出てきた単語と発音が似た単語が出てくる選択肢は正解にならないというものです。リスニングが苦手だと、つい、聞こえたような単語を含む選択肢を選んでしまいがちなのですが、それはあからさまなトラップなので、正攻法で正解が分からないならば、質問者が言っていたのと似た単語を含む選択肢はやめておきましょう。そうするだけで3択のうち1つが消えるので、あとは2分の1の確率で正解できます。

Part3

Part3のテクニックは、どこで回答に絡む情報が放送されるかを感覚的に掴んでおくことです。

2人か3人で会話している内容を聞いて問題を解くわけですが、問題で多いパターンは

1問目 会話はどこで行われていますか? 男性(女性)の仕事は何ですか?

2問目 男性(女性)は何に困っていますか?

3問目 男性(女性)は次に何をしますか?

というようなものです。問を問題文が放送される前に読んでおいて(いわゆる先読みです)、どこで答えに絡むスクリプトが流れるか予想しておきます。

序盤でつまづいたら、1問目を捨てることもあります。まだ2問ありますから。

そういう時は、発話者が変わる瞬間に気を使います。発話者が変わると、次の問題の回答に絡む情報を話す可能性が高いからです。1問目、2問目、3問目とブロックを意識して放送を聞きます。

聞いている最中に答えが分かったら、左手の中指と人差し指と親指を使って問題用紙の、回答の記号を抑えます。そして、スクリプトが終わったら、抑えておいた回答をマークシートにマークします。スクリプトが流れている時に解答用紙をマークすると放送を聞くのが疎かになるからです。

理想は、スクリプトが終わったらすぐに3問ともマークしてしまい、次のセットの問題文の先読みを開始することです。それができなかったら、問題文を改めて読んでマークしてから次のセットの先読みに進みます。

Part4

Part4も同じような形式の出題ではあるのですが、スクリプトが1人で話されるため、1問目、2問目、3問目の回答に絡む明確なブロックがありません。小手先のテクニックに頼らずにリスニングすることが求められます。

回答を指で抑えたり、先読みするタイミングはPart3と同じように行います。テクニックで解く人にとってはPart3よりも厳しい問題になりますね。

さて、Part1から4について、私が使っているテクニックを書きました。回答を指で抑えるとか、面倒くさいだけだと思う人も居ると思います。なので、自分に合ったスタイルで問題を解くことが大事だと思います。解き方のスタイルを確立し、単語を覚えてリスニング力を鍛えれば自ずとリスニングのスコアは上がっていくでしょう。

今回紹介したテクニックの一部は、この本を参考にしました。

この本はTOEICで良い点を取るためにほぼ絶対に必要なことが書かれた良い本です。まだ読んでいなくてスコアが伸び悩んでいる人は是非、熟読しておきましょう。

リスニングの満点は、頑張って勉強を続けていれば、そのうち達成できるものだと思います。多くのTOEICマニアの人が990点を取れないのは、リーディングで満点が取れないからです。最近のTOEICのリーディングは、990点を今までに取ったことがある人でさえ苦戦しているようです。

他の人と同じで、私もリスニングは495点に到達することができましたが、リーディングは本当に難しいです。リーディング495点を取るのに必要なことという記事は当分書けそうにないので、この記事をリスニング攻略の集大成とします。

地道に勉強してリスニングで満点を取りましょう!

TOEIC L&RテストYBM超実践模試リーディング1000問のレビュー

最近、この問題集を解いています。

韓国で発売された問題集が、日本語解説が付いて日本で発売されました。

近年のTOEICはリーディングの難化が顕著です。私なんかはTOEICの勉強はリーディングしかしていないのに、何故かリスニングは運良く満点が取れてしまい、一方リーディングでは毎回苦戦しています。リーディングを集中的に対策しようと、この問題集を買いました。

買って正解でした。公式系問題集や既出問題集に準ずるTOEICっぽさです。極端に文章が長かったりしないところや、たまにTOEICにこんな単語が出るのかという単語が出るところなど、TOEIC本番で感じるのと同じ印象を持ちます。

改めて感じたのが、TOEICにおける推論が絡む問題の難しさです。リーディングでは大抵、本文に書いてあることがそのまま答えの選択肢と一致するか、別の表現で言い換えられている選択肢が答えになります。しかし、中には本文にはっきりと書かれていないことを推論しないと解けない問題が数問、ほぼ毎回出題されます。この、推論すべきところと本文のみに集中すべきところの絶妙なバランスが、TOEICらしさですね。

この問題集は全問に日本語での解説が付いているのが良いところです。TOEICマニアの間では韓国の本は韓国語のものを取り寄せて買うのがもはや当たり前になっています。韓国のTOEIC本は公式問題集並のTOEICらしさを持つ問題集が日本よりもたくさんありますので、マニアの人は韓国産に拘ります。

しかし韓国産の本には欠点があって、それは解説が韓国語で書かれていることです。問題と、正解の選択肢の記号は英語のみで完結しますが、解説だけはどうにもならないんですね。

900点を超えるぐらいの上級者になれば日本語訳が無くても自分で調べて正解根拠まで辿ることはできます。私もそう思って韓国語版のTOEICの本を今まで買ってきました。特にオススメは事実上の過去問である『既出問題集』です。

参考:TOEIC既出問題集(過去問) リーディングのレビュー

ですが、解説に日本語訳が無いのは思ったより不便で、間違えた問題の復習をする効率が悪いな、と感じていました。

公式問題集に匹敵するクオリティの問題が1000問収録されていて、日本語解説も付いている、YBM超実践模試は、買いの一冊です。

ただし、ここまでやるのは、990点を目指すようなマニアの人だけで良いと思います。900点を目指すならば、日本で発売されている公式問題集や、上記の既出問題集などを優先すべきでしょう。

あと、このYBM模試は、リスニングも出ています。

このリスニング模試は、音声のクオリティが低いという噂を聞きました。昔、私もメガ模試という韓国産の模試を買った時に、リスニング音声のクオリティの低さに驚愕したことがあります。なのでこのリスニングの模試は買いません。噂なので、実際にどんな音声なのかは分かりませんが。

第230回TOEIC 結果発表

今日は230回TOEICの結果発表の日でした。

私のスコアは

L 495
R 460
Total 955

でした。

1年以上スコアが停滞していたので、本当に久しぶりのベスト更新です。たった5点ですが、過去の自分を超えることには大きな意味があります。950と955を比べると、次のエリアに入った感もありますしね。

いつからかTOEICの対策はリーディングしかしていないのですが、何故かリーディングの点があまり上がらず、リスニングが上がったり満点が取れてしまうということがあります。また、900点を超えている人はだいたいリスニングで満点を取ったことがあると思います。TOEICとは、リーディングが果てしなく難しい試験なんですよね。

悔しくて、早速7月のTOEICに向けて、韓国のリーディングの模試をAmazonで注文してしまいました。

満点への挑戦はまだまだ続きそうです。

『単語特急』と『金のフレーズ』はどっちが良いのか

今まで単語特急シリーズには手を出していませんでしたが、最近買ってみたら良い本で、かなり気に入っています。

単語特急をやらなかった理由は、単語なら金のフレーズをやれば良いと思っていたからです。

ですが、この2冊の本は、使い方が違うようですね。

単語特急は、Part5の問題形式になっているという特徴があります。この4択問題という形式が、かなり覚えやすくしているように思えます。やっぱり穴埋め問題だから、見ると穴を埋めたくなるんですね。

単語特急の問題文は、全てTOEICの重要単語で構成されています。例えば

ETX’s sales figures have dropped sharply over the last three months since CEO Michael Kirk resigned.

という問題文ならば、空欄の箇所はsharplyですが、それ以外にTOEICでよく出る語がたくさんあります。sales figures とか over the last three months とか resign とか。それらの単語の意味がすぐ下に載っていてレイアウトも見やすくてありがたいですね。これらの単語はPart5に限らず、全パートで重要な語です。

これは、TOEICにおけるDUO的な本とも言えます。一つの例文に、TOEICの中で重要な単語を詰め合わせているわけですから、例文を暗記すれば、重要単語を3つ、4つと覚えられます。

例文を覚えるように繰り返し音読すれば、どんどんTOEICに強くなっていくでしょう。

対して金のフレーズは、王道の単語帳ですね。重要単語が余すところなく掲載され、フレーズでまとめられているのも覚えやすいです。

フレーズで覚えるのは有効なんですが、センテンスで覚えるのも捨てがたいな、と最近私は思っております。TOEICの、特にリーディングセクションでは、センテンス毎にSとVを発見することが重要であるからです。例えばassure 人 that S V という形を知っていなければいけない問題文では、assure という単語と、そのS Vの取り方をセットで覚える必要があります。すると、センテンスで読んでおいた方が、その感覚を養えるのではないかと思うのです。

ただ、TOEICで高得点を狙うなら金のフレーズは紛れもなく必須の本です。

単語特急は金のフレーズとは違った角度で勉強できる良い本なので、両方買って勉強しましょう。

勉強法マニアになるのは悪いことか

最近、こんな単語集が発売されたので、つい買ってしまいました。

『TOEIC(R) L&Rテスト 本番そのまま プラチナボキャブラリー』

『金のフレーズ』が最高の単語集なんだから金のフレーズだけやってれば良いと自分でも思うんですが、まあ同じ本ばっかり読んでるのも飽きますよね。それに、この本は本当によくできてます。こっちの方が新しいわけだから、何か新たな視点をくれるような気がするんですよ。

と、私のように、新しい問題集や参考書を買うのが好きな人って居ますよね。特にTOEICは大人の試験なので、買おうと思えば本なんていくらでも買えてしまいます。本屋のTOEIC本を全部買ったって車一台にも及ばないでしょう。

また、そういう人は効果的な勉強法を探すのも好きです。ネットで検索したり、勉強法の本を読んだりしている時間の方が勉強時間よりも長かったりします。

こういう人は、参考書マニアとか勉強法マニアとか言われて、ダメな学習者の典型とされてきました。大学受験の予備校なんかで3年も4年も浪人する人に多そうなタイプです。

で、こういう人に対して、

「勉強法なんかゴチャゴチャ気にしてないでさっさと勉強しろ。どんな勉強でもとりあえずそれなりの効果はあるんだから、効率を気にするよりも量をこなせ。」

というアドバイスをこれまたよく聞きます。

ですが、この手のアドバイスは、学習者が工夫することを妨げていないかな?と思います。

勉強は、やり方が間違っていると全然効果がありません。このことは、高校時代を思い出すとよく分かります。

昔、教室の後ろの黒板に前の日の勉強時間を書いていましたが、東大に行った同級生は特別勉強時間が多いわけではなかったのです。勉強時間が長いだけではダメなんだと私は思いました。

これは氷山の一角で、真面目に何時間も勉強しているのに成果が出てない受験生はたくさん居たと思います。その理由は、先生の指導が悪いからです。Next Stage みたいなゴミ問題集を教材に選んで学年全体に買わせて

「塾には行かなくていい。新しく本を買う必要もない。学校のやり方に従っていれば良い大学に行けます。」

とよく先生は言っていました。成績劣等生だった私は、先生の力量に疑問を持ちました。授業は全然分からないし、Next Stageなんかで受験の問題が解けるようになる気配がありませんでした。そんな時、本屋で受験の神様である和田秀樹の本と出会ってから勉強に覚醒したのでした。和田秀樹の受験テクニックの本に説得力がありすぎて、

「先生の言うことを黙って聞いてるだけじゃ受験には勝てないんだな」

と確信しました。それから私は、常に自分なりに工夫して勉強をし続け、大学に合格しました。学校の先生の言うことは無視して、最後の方は学校を休んで勉強しました。

世の中には何年も浪人してしまうダメな勉強法マニアの人が確かに居ます。でも、とにかく量をこなせという論には、私はいまだに疑問を持ってしまうのでした。

正しい英語の発音は存在しない

日本人はよく英語の発音について「正しい発音」とか「きれいな発音」という言い方をします。

「音読は正しい発音でしないと間違った発音を覚えてしまいます」

という音読についての注意喚起も聞いたことがあります。

でも、正しい発音っていったい何なんでしょうかね?非常に違和感があります。

大多数の日本人にとって正しい発音、きれいな発音、ネイティブみたいな発音というのは、アメリカ人のような英語だと思います。中学校で、Rの発音は巻き舌と習いました。確かにアメリカ英語では巻き舌です。そのせいでRの音が巻き舌になっている英語が正しい英語だと思っている人が多いです。

が、イギリス英語だと、Rは巻き舌になりません。waterもウォーターって発音します。カタカナ英語に近いです。

アメリカ英語とイギリス英語という代表的な2つの英語の発音は、かなり違います。アメリカ英語が正しい英語だと思っている人は、イギリス人がしゃべる英語は、発音が正しくないと思ってしまうかもしれませんね。

アメリカ人の英語が世界標準なのだからアメリカ英語こそが正しい発音だと思っている人も多いと思います。でも例えばTEDのスピーチで、非英米人が英語で話しているのを聞くと、どちらかと言えばイギリス英語に近い発音をしている人が多いです。アメリカ英語が世界標準というのは勘違いだと思います。

あと日本人の英語の先生とか英語ができる人って何故かやたらとアメリカ英語を上手く話すんですよね。これもアメリカ英語こそ正しいという妙な誤解を作っている要因かと思います。

TOEICのリスニングのナレーションはアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの英語で構成されています。ではこの4つの英語がネイティブの英語だから、これらの英語に近い発音ならば正しい英語でしょうか?

そしたらインド人やメキシコ人の英語は正しくない英語ということになってしまいます。確かにネイティブと非ネイティブの違いはありますが、英語として意味が通じているんだから、正しくないということは無いと思います。また、別にインド人は自分たちの英語が正しいとか正しくないとか考えていないと思います。単に自分たちが英語だと思うものを話しているだけだと思います。

私は、もう正しい英語の発音が存在すると考えるのをやめたら良いと思います。あるのはアメリカ英語やイギリス英語、それにカタカナ英語にインド英語など、いろんな英語です。

私は通訳案内士という英語を話す仕事をしていますが、以前から、アメリカ人の真似をして英語を話すとアメリカ人以外には通じにくいということは感じていました。

参考:Global English とは何か?

これらの経験から、私はアメリカ人のような英語を話そうとすることをやめました。自分が最も話しやすい発音で英語を話すようになりました。カタカナ英語をベースに、アメリカ英語とイギリス英語が混ざったような英語です。どこの国でもない、無国籍の英語が完成しました。私のオリジナル英語です。

ただ、リズムや強弱は英語っぽいため、私の英語は通じます。完全にカタカナを読んでいるようなガチガチのカタカナ英語を話してしまうと、誰にも通じません。日本人以外には。

寿司屋でお客さんと英語で話していたら、店員に

「ネイティブみたいな英語ですね」

と言われましたが、私はいわゆるアメリカ人の英語を目指していないのでこれは間違いです。でもリズムが英語っぽいからそう聞こえてしまうんですね。

なので、英語のリズム、強弱は大切です。でも、巻き舌のRとか、aとeの中間の音とか、shとcの音の違いとかそういうのは気にしなくて良いと思います。

正しい英語の発音なんていうものは存在しないので、自分が話しやすい英語を堂々と話しましょう!日本人もインド人並に堂々とカタカナ英語を話したら良いと思います。

第230回TOEIC 感想

今日は第230回TOEICを受験してきました。東京の会場でした。

TOEICでは12時半を過ぎるともうトイレに行けないみたいな雰囲気を試験管が作ろうとしてきますが、実際、この間にもトイレに行くことはできます。むしろ本当に開始ギリギリに引きつけてトイレに行っておきたい人はこの時間を狙ってトイレに行くのでは?と思います。

今日の私は試験開始直前の12時50分ぐらいに便意を感じたため、トイレに行ってウンコしました。いやー危なかったです。試験中に行ったらタイムロスが大きいですからね。

もちろん13時には何食わぬ顔をして試験開始しました。

今日はリスニングが本当に難しかったですね。Part2で分からない問題がたくさんありました。素直に質問に答えているだけの問題がかなり少なかったような気がします。

Part3もオーストラリア英語の男性ナレーターに苦しめられました。けっこうミスっていると思います。

今回は完全にリーディングに絞って対策をしていました。前回228回はリスニングは無対策でもできたのでもう良いか、と思ったのです。が、今回は本当にリスニングが難しかった。

しっかり対策したリーディングでは、とにかく塗り絵をしないようにと、スピードを飛ばしていきました。

Part7では最初に設問を一切見ずに本文を一気に通読し、設問を解く時は本文を読む時間をなるべく少なくすむように心がけて解きました。しっかり読み切ったセットの時は、本文に帰らずに設問を読んでそのまま回答をマークします。

これはかなり不安な解き方です。できることなら回答根拠をしっかり確認してからマークしたいです。でもそれをしていると確実に塗り絵をすることになるので、本文を読むのは我慢です。

この解き方をしていると、本文について、きっとこういう意味だっただろうと仮定して問題を解くことになります。なので正答率は落ちているでしょうね。

しかしこの解き方のおかげで、今回は塗り絵せずに最終問題までマークできました。最後の195〜200のセットでは、残り4分しか無く、ギリギリの勝負でした。でもこのセットは簡単だったこともあり、むしろ正解を選んだ自信があります。一種のフロー状態に入ってましたね。

前回が体調不良で力が出せなかったので、今回は久しぶりにTOEICで全力を出すことができました。

老若男女が一箇所に集まって、ダーッと問題を解いて公平に採点されるというのは改めて考えると凄いことです。こんなに公平な勝負が他にあるでしょうか。特に、可愛い女の子も普通のおっさんもスコアの上では平等だということにシビれますね。TOEICは、流行るべくして流行っています。

ネイティブスピーカーは有利だから不平等でしょうか?そんなことはありません。むしろ、ネイティブが涼しい顔をして満点を取る一方で、問題集ばかりやっているTOEICマニアの人もちゃんと満点にたどり着けるという素晴らしいテストです。TOEICはみんなに平等なんですよ。

今回も満点は取れてないでしょうから、まだまだ私の勝負は続きます。

今回の試験対策は、主に既出問題集を使いました。既出問題集については以下の記事で書いています。

参考:TOEIC既出問題集(過去問) リーディングのレビュー

TOEICの歌でスコアを上げよう!

TOEIC満点講師の加藤優先生が、TOEICの歌というのを歌っています。

TOEICの頻出フレーズを覚えるために作られた歌です。TOEIC頻出フレーズで全て構成されていながら、きれいなメロディーと加藤先生のハイレベルな歌唱によって、ちゃんと歌として成立しています。英語が全然分からない人が聞いたら普通の洋楽だと思ってしまうでしょう。

これは、聞くだけでスコアが上がると思います。特に、タイトルにもなっている

Should you have any questions

というフレーズはTOEIC頻出で、しかもTOEICの勉強をしていないと聞き慣れない表現だと思います。私はTOEICの勉強をして初めてこの構文を知りました。最初は、なんでyou should が倒置するんだろう?とかなり戸惑いました。if you 〜という意味になる構文なんですね。

この歌で繰り返しこのフレーズを聞いておけば、本番のTOEICで出てきた時に格段に文章の理解度が上がると思います。しかも試験ではない、本物の英文の中でも頻出ですね。

他にも you are cordially invited upcoming celebration とか、とにかくTOEICの頻出単語で埋め尽くされていて素晴らしいです。

加藤先生が書いたこの問題集ともフレーズが重複していて、この本を解くのと歌を聞くのを並行してやれば相乗効果があります。

私はこの本に関しては旧版を音読しまくったこともあり、本当に加藤先生にはお世話になっています。

参考:900点特急の音読を3ヶ月終えて

参考:私がTOEICで900点を突破した方法

もう第230回TOEICまであと2日と迫って来ました。歌を使って暗記するというメソッドは非常に暗記効率が良いため、直前にやるのも効果があると思います。

加藤先生と一緒に歌って、TOEICの点も上げちゃいましょう!!

I’m sorry. とごめんなさいの違い

ガイドの仕事をしていると、細かいミスはよくやってしまいます。ちょっと道を間違えたとか、情報を伝え忘れたとか。そういう時は

“I’m sorry.”

と素直に謝るのが良いのですが、この”I’m sorry.” という言葉、ちょっと厄介な言葉です。

アメリカ人は交通事故を起こした時などに”I’m sorry.” と言わないと聞いたことがあります。自分の非を認めたことになり、後々、裁判等で不利になるからです。すぐにごめんなさいとかすみませんって言う日本人とはかなり違いますね。

で、私も曲がりなりにも英語で話す仕事をしているので、無闇に”I’m sorry.”と言わない方が良いかな?と思ったことがありました。

しかし最近はアメリカ社会でも、そこまで”I’m sorry.”と言うことを躊躇わないとも聞いたことがあります。

なので、自分がミスした時は素直に謝るようにしています。俺は悪くないという態度を取るよりも、その方がお客さんとの関係は良くなるように思います。

そもそもこのI’m sorry.”という表現、日本語の「ごめんなさい」とは何かが違うようなんですよね。

私の好きなドラマ『デスパレートな妻たち』を見ていると、頻繁に「ごめんなさい」ではない”I’m sorry.”が出て来るんですよ。特によく字幕に出てくる日本語訳は

「お気の毒に」

ですね。相手に不幸なことがあった時に言うようです。このドラマ、登場人物が毎回何らかの不幸に見舞われますからね。「ごめんなさい」は自分が悪いことをした時に言う言葉ですが、この意味の”I’m sorry.”は、自分が第三者である時に使われます。

この”I’m sorry.”は覚えてしまうとかなり便利な表現となります。私も、お客さんが転んでしまった時に言ったことがあります。これを言っても、私が誤っているという意味にはなりません。

さて、そこで私は考えたのですが、”I’m sorry.”は相手にフォーカスした言葉なのではないかと思います。自分のせいだったり、他の要因だったりして相手に気の毒なことが起きた時に、お気の毒様です、という意味で言うわけです。

対してごめんなさいは、自分が申し訳ないことをした時にしか言わない言葉で、発話者自身にフォーカスした言葉だと思います。そもそも漢字で書くと「御免」となり、これは許してくださいという意味が本来の意味です。ごめんなさいは許しを請う言葉なんですね。英語に訳すとforgive me の方が近いのではないでしょうか。

このように、英語のドラマは英文のニュアンスを掴むのに良い勉強になります。よくTOEIC900点を超えたら英語のドラマや映画は英語字幕で見た方が良いなんて聞きますが、私は日本語字幕で見た方が良いと思います。上記の例のように、よく知っていると思っていた単語をネイティブがどう使うかを学ぶには、日本語訳で他のプロの人が訳した意味を確認した方が良いからです。

また、英語字幕だろうと日本語字幕だろうと、流れてくる音声は英語なのでリスニングの練習効果は変わらないと思います。日本語字幕で見たらリスニングの勉強にならないなんてことは無いでしょう。

若干話が逸れましたが、今日は「お気の毒」という意味の”I’m sorry.”を紹介しようと思ってこの記事を書きました。皆さんも是非、思い切ってこの意味で使ってみてください。自分の非を認めたことにはならないので安心してください。