相性の悪い単語をどう覚えるか

英英辞典の暗記をしていると、相性の悪い単語をどうやって覚えるかがキーになります。

辞書を通読してチェックした段階では、パッと見て意味が分からない単語ということで一律にチェックしていきましたが、実際は、なんとなく意味を知っていたり語源で意味が分かるものと、全然分からない単語に分かれます。

全然分からない単語のことを、この本では、

相性の悪い単語、と呼び、覚え方が書いてありました。その方法は、

電子辞書で意味を調べて、ヒストリー機能を毎日見て、覚えていなければその単語の画面を再度開いて意味を確認する。翌日ヒストリー機能を使い、その単語を見て、意味を覚えていなければまた画面を開く。するとその単語がヒストリー機能の一番上に移動する。他にも相性の悪い単語は電子辞書で引き、毎日復習し、覚えていなければその単語の画面を開いてその単語をヒストリーの一番上に移動させる。

というやり方です。ヒストリー画面と言うと、だいたいこんな感じですよね。

これは私が、全然覚えられないわ、と思った単語が並んでいます。気が向いた時にスマホの電子辞書を立ち上げて、ヒストリーを見ると、これがまた全然意味を覚えていないんですね。そして意味を確認すると自動的にリストの一番上に来るから、なかなかヒストリー画面から消え去ってくれません。

これは画期的な方法ですが、これだけではやはり覚えられません。そこで、致命的に相性の悪い単語はノートに書きだしてみました。

abdicate とか abject とか、何度見ても忘れます。しかしaberration はようやく覚えました。このあたりは、何か各個人の脳との相性の良し悪しがあるのかもしれません。

この作業をAから順にやっていくので、途方もない時間がかかります。最後までできるのか!?と常に不安です。

しかし決めたことなので、やっていきます。

英英辞典の通読完了

4月から通訳ガイドの仕事を始めて、英語学習時間は激減していました。英単語よりも、『古事記』とか調べてました。

が、今は仕事が無くてニート状態なので、英語学習を再開しました。

1月から進めてきた、こちらの英英辞典の暗記

ようやく、覚えるべき単語のリストアップを完了させました。まだ何も暗記していません。最初から最後まで通して読んで、知らない単語をチェックする作業をやっていました。方法はこの本の通りにやっています。

こんな感じで蛍光ペンでチェックしました。

知らない単語は深く考えずにチェックしていけ!とのことでしたが、さすがに辞書なだけあって、マニアックな単語が多いんですよね。写真で言うと、hacksaw とか haggard とか hailstone とか、果たして人生で出会うことがあるのだろうかと心配な単語が続出です。

実を言うとこの辞書はこの手の単語が多く、通読するのが大変でした。『中上級者がぶつかる壁を破る英語学習最強プログラム』によると、これぐらいの辞書を暗記するとかなり洋書が読めるようになるらしいので機械的にチェックしていきましたが、なかなか骨の折れる作業でした。まあ英語学習自体は好きでやっているので、嫌になることはありませんでしたが、そんなにスイスイ進むわけでもありませんでした。

あと、語義も、短くまとめられているので、分かりにくいです。似たような辞書ですがこちらの方が、語義が分かりやすくて英英辞典の入門としてはお勧めです。

”LONGMAN HANDY LEARNERS DICTIONARY” を最後まで読んでチェックするのに、私の場合は約75時間かかりました。ついつい知ってる単語の定義も読みつつ進めていたので、もっとサクサクとチェックだけしていけば早く終わったと思います。

さて、ここまでは準備段階です。ここからが本番の、暗記作業に入っていきます。

暗記は、特別なメソッドがあるわけではありません。読んで声出したりして、覚えてるかチェックして、の繰り返しになります。めちゃ普通ですね。

『中上級者が~』の本で紹介されていたコツとしては、電子辞書のヒストリー機能を使うというものでした。私もちょっとやってみましたが、これがなかなかインスタントで高性能な単語帳になるんですね。また詳しくは別の記事で紹介します。

英英辞典暗記というと途方も無い作業ですが、せっかく仕事を辞めて暇人になったので、やり切れるように進めていきます!

TOEIC990 Academyに参加しました

今日は、英語学習法のセミナー、「TOEIC990 Academy」に参加してきました。

講師は菊池健彦さんとJet Bullさんで、なんと、TOEIC990点を二人合わせて100回以上取っているという驚愕の組み合わせです。

そんな二人ですが、言っていることは一貫して、地道に単語を覚えていくという方法論です。マジで近道は無いようです。

単語の暗記って地味だから、甘く見ていた時期がありました。1個単語覚えたところで英語読めるようにならんだろ、と思っていたわけです。そして、凄いテクニックは無いものかと探していました。

しかし、やっぱり単語を地道に覚えていくのが一番有効なのかもしれませんね。

菊池さんのこちらの本

を読んで、TIMEなどを読みながら地道に単語を調べて覚えていった結果、英語力が身に付いたということは事前に知っていましたが、今日、実際に話を聞いてみて、背後にある菊池さんの気持ちも伝わって来て、より理解が深まりました。

後半、Jet Bullさんのお話では、単語の暗記と音読に関して、非常に具体的な方法論が聞けました。体験談を中心に伺った私のインタビュー

満点ホルダーに会いに行く 第1回 Jet Bullさんインタビュー

と、根底にあるものは同じだけど、より確立された学習法の例が示されました。特に収穫があったのは、速読しようとすると冠詞や前置詞、語尾のsなどを読まないことがあり、結果として意味が取れないという話でした。知らず知らずのうちにそれをやってしまっていたような気がします。それを防げることが、音読の利点です。

セミナー参加で、また英語学習に対するモチベーションが上がってきました。当面は通訳ガイドとしてのデビューに向けて、その準備をするため英語学習は停滞しますが、コツコツ続けていきたいと思います。

ロバート・ヒルキ氏講演会の感想

ロバート・ヒルキ氏の講演会に行ってきました。ロバート氏と言えば私も『直前のテクニック』でTOEIC勉強を始めた人間なので、まさに恩人でした。

TOEICの権威として知られるロバート氏ですが、今回はTOEICで点を取るための講演ではありません。

“JAPAN THROUGH THE EYES OF A LONG-TERM FOREIGN RESIDENT” というタイトルで、異文化理解についてレクチャーするものでした。実はこちらがロバート氏の専門分野のようでした。TOEICの専門家だと思ってましたよ。

メインテーマとしては、日本の文化はhigh context cultureと言って、コミュニケーションを取る時に、言葉よりも言外のメッセージが大事になってくるが、欧米の多くの国はlow context cultureで、はっきりと言葉で表されるメッセージが大事で、文化の違いを理解してコミュニケーションを図るべきだということでした。

こういう話は本で読むよりもロバート氏のような方から実感のこもった話を直接聞いた方が心に残って良いですね。今後、欧米人とコミュニケーションを取る時にも活かせると思います。

様々な文化があるという紹介の中で、インド人がなぜ噓をつくのかという話が面白かったです。

インド人に道を尋ねても、だいたい正しい答えが返って来ません。なぜ彼らは嘘をつくのでしょうか?

それは、何かを尋ねられて「知りません」と答えることが、間違ったことを教えるよりも不親切だという文化だかららしいのです。彼らは正しい道を知らない場合も、親切心から、自分で勝手に答えを作ってしまいます。

そんな嘘つきだらけでインド人はどうやってコミュニケーションしてるんだ!?と思いましたが、インド人同士は、そのコミュニケーションの間合いを分かっているので、相手が話を作り上げているのか、何となく分かるんだそうです。

んなアホな!!と思いましたが、日本人のコミュニケーションも、それぐらい難しいケースは多々あると思います。

例えばロバート氏が挙げていた、外国人が勘違いしやすい日本語は

「ちょっと難しいです」

「前向きに検討します」

です。前者は英語に直訳すると”a little difficult” ですが、実際の意味は、”No” でしょう。

後者は割と有名なお役所言葉で、体の良い断り文句ですよね。どちらも日本人なら意味を間違えることは無いと思います。しかしこれはかなり複雑なコミュニケーションですよ、実際。断る時にハッキリ断らないというのは日本文化の大きな特徴ですね。

というわけで、2時間に渡る講演でしたがロバート氏の話がめちゃくちゃ面白かったので、集中して聞き続けられました。本当に参加して良かったです。

英英辞典の暗記 35日目

インフルエンザに感染し、しばらく寝てました。熱が最大で37.5℃しか出なくて、インフルエンザ陽性というのが信じられなかったのですが、そういうこともあるみたいです。

頭がぼーっとしたり頭痛がしたりといった症状はしばらく続きましたので、紛れもなくインフルエンザだったのだと思います。

英語学習もストップしていました。ようやく再開したところです。瀕死の重傷から蘇ったサイヤ人の戦闘力が上がるように、私も超回復して英語力を上げたいところです。

英英辞典の暗記は、35日目を迎えました。いまだ、知らない単語をチェックする段階です。暗記するところまで辿り着いていません。早く暗記したくてウズウズしてるんですけどね。

こちらの辞書を使っています。

514ページあるうちの、375ページまで到達しました。アルファベットのSです。Sで始まる単語というのは物凄く多く、この辞書の約70ページを占めています。アルファベットは26文字あるのに、Sから始まる単語が7分の1近くを占めているわけです。なんてこった!

たまたまこの辞書にSから始まる単語がたくさん掲載されているだけという可能性もありますが。

Sと、その次のTを抜ければ後はもう、VとかZとか、レアな文字を残すのみですので、心理的にサクサク進むでしょう。もう少しの辛抱です。

英英辞典を頭から読んでいると、似たような綴りの単語に気づきやすいです。salvage(救出する) と savage(凶暴な) は綴りは似ているけど意味が全然違いますね。

なまじ語源に関する知識があると、綴りが似た単語は意味も近いという推測を立ててしまうので、こういう違いに気付けるのは良いことです。

というメリットはあるものの、やはり英英辞典の暗記というメソッドは時間がかかって仕方がありません。私のような暇人にしかオススメできませんね。TOEICスコアを上げたいけど忙しい人は、金のフレーズを暗記した方が良いと思います。当たり前か。

ゲーム力と学力の関係

最近、ゲームにハマっておりました。ちょっと前のパワプロをやっておりました。

英英辞典の暗記がなかなか進まなくなったので、ゲームはハサミでディスクを切ってから、捨てました。

それほどまでにゲームは、「ついやってしまう」物なんですよね。少なくとも私にとってはそうです。

例外にもれず、私は小さい頃、ゲームが大好きな少年でした。中学生〜高校生まで毎日2時間以上はプレイしていたと思います。しかし高校3年生の時、受験勉強をしようと思い立ち、完全にゲームを辞めて1年間猛勉強し、なんとか早稲田大学に滑り込みました。

そこで気付いたのが、勉強ってゲームみたいなもの、ということです。受験勉強を始めてからは、なんて楽しいんだろうと思いながらやっていました。ゲームは最初、無理やり辞めたんですが、途中から全くやりたいと思わなくなりました。まぁ大学受験後は、度々ハマっているんですけどね。

ゲームと勉強が似ているなら、ゲームが上手い人は学力が高いことになります。私の勝手なイメージですが東大生の多くはゲーム好きな人が多い、というか東大にはゲームオタクがたくさん居ると思っています。これは特殊な例ですが、東大卒プロゲーマーの「ときど」という人が居て、彼なんかはゲームが上手いことの応用で勉強もできたんではないかと思います。

かと言って、中学生の時に一緒にゲームしてた友達でゲームが上手いやつは、その後勉強するわけでもなく、勉強できないまま高校に進学していきました。彼らの多くは勉強ができないただのゲームオタクでした。

ゲームが上手ければ勉強ができる、というわけではないので、その関係は、次の図のような4象限に分かれます。

③はゲームにも熱中せず、勉強もしない人です。そういう人がみんな無気力というわけではないですが、ここでは話を単純にするために無気力ゾーンとします。

私は常々、④のゲームオタクと、①のときど氏のような人の違いは何なのかと思っていました。

④の人もあることがきっかけで勉強にハマれば、東大にでも入れる逸材が埋もれているはずです。ちょっとした成功体験で勉強が面白いと感じれば、その子がハマる対象はゲームから勉強になり、以来勉強オタクになって学力が上がっていく、なんていうことはよくあることだと思います。私自身そうでした。東大には入れませんでしたが。

きっかけは偶然によるものが大きいですが、もう1つ、現世的な欲望が大きな要因になっていると思います。

ゲームは上手くても、女にモテませんし、お金もほぼ稼げません。対して勉強は、ゲームよりは遥かにモテやお金に結びつきます。モテたくて、また将来稼ぎたくて、ゲームオタクが勉強オタクになって東大に入る、というのはあり得ない話ではありません。東大生の多くはモテるわけでもないことや、東大に入ってもお金持ちに必ずなれるわけではもちろんありませんが、今回は単純にゲームとの比較で話すので、話を続けます。

また、ゲームは売る側が、プレイヤーを受動的な消費者にしようと仕掛けている面が強いです。ゲームはすぐに結果が出るし、映像や音で刺激があるので快楽を感じやすいです。対して勉強は、刺激も無く退屈で、なかなか結果が出ないので面白いと感じるのが難しいです。

ゲームの中でも格闘ゲームのような対人ゲームはなかなか結果が出ないので勉強と同じようなトレーニングが必要なので勉強により近いかもしれません。ときど氏が格闘ゲームのプロであることと関係があると思います。

モテたい、金が欲しいという強い欲望が勉強に駆り立て、始めてしまえば後は脳科学的に言って脳が勝手に勉強を求めます。

やはり、モテたいとか金が欲しいというのは大きな原動力になります。まずはそういう欲望を育てることこそ、大事なことなのかもしれませんね。

 

TOEIC倶楽部発足!

私はTOEICを受験した後は毎回、名古屋某所で開催されるTOEIC反省会に参加しています。

このコミュニティはVOZEさんという方が主催されており、990点ホルダーも多数在籍するとても熱い人々の集まりです。私も毎回、皆さんの英語学習への勢いに圧倒されています。

この度、VOZEさんがオンラインでのコミュニティ「TOEIC倶楽部」を立ち上げられました。

このコミュニティは、TOEIC学習者同士で今後、かなり盛り上がることが予想されます。

私も、名古屋のTOEIC研究会に参加していなかったら、おそらく950点まで到達していないと思います。この会で刺激をもらい、今まで学習を続けてきました。

読者のみなさんも、TOEIC倶楽部で切磋琢磨しましょう!!

名古屋での学習会でみなさんにお会いできること、楽しみにしています。

オンラインスペイン語会話への期待

オンラインスペイン語会話のスパニッシモで授業を2回受けました。

私はオンライン英会話は21世紀最大の発明だったと思っているので、スパニッシモにはおおいに期待しています。

やはり、言葉は話してこそ価値があると思います。どんどん話して勉強した方が良いですね。ネイティブと会話できる機会には積極的にお金を払ってでもやるべきですね。

スペイン語を話したいのに全然できなくて、スゲー悔しいんですよね。この気持ちは何より大事なもので、そのためにわざわざグァテマラ人と会話しているようなものかもしれません。

しばらくスパニッシモでの学習を続けてみようと思います。

スパニッシモ再開

オンラインスペイン語会話のスパニッシモを再開してみました。

私はオンライン英会話で英語を身に着けた経験があるため、オンライン会話の有効性は身をもって知っていました。しかし、スパニッシモは授業の予約が取りにくいなどの理由で、体験授業を受けただけで終わっていました。

最近、ちょっと時間ができたので久々にスペイン語をもう少しやってみようと思い立ち、スパニッシモに課金して、受講を開始してみました。

とりあえず一番安い、月額7,850円(税抜き)のコースを受講してます。50分の授業を月に6回受講できます。

オンライン英会話の授業1コマが25分であることが多いことを考えると、50分の授業はちょっと長いです。先ほど受けたら、緊張感で疲れました。これは脳に負荷がかかっていて良いことですね。

1コマあたり1,300円かかるので、けっこう高価な授業だと思います。もっと受講するペースがつかめたら、1コマあたりの単価が安いコースに切り替えたいと思います。

グァテマラと日本の時差のせいで、授業が深夜や早朝に集中してしまい、まともな時間に授業を受けにくいという欠点があります。その点に関しては、先に1か月分の授業を予約してしまい、何が何でもその授業を受けることだと思います。DMM英会話のように、授業開始30分前に予約して受けるというフレキシブルな受講はできません。

手軽にできるというわけではないので、真剣に学ぶことが何よりも大事だと思いました。

英英辞典の暗記と並行してやっていきます。

Longman Pocket English Dictionary と Longman Handy Learner’s Dictionaryの比較

先月からやっている英英辞典を暗記するという学習は、この本に書いてあったことを参考に行っています。

この本では、覚える英英辞典として、以下の2冊の候補を出しています。

両方買ってみたので、前者をPocket、後者をHandyとして、比較を紹介していきます。概要としては、Pocketは基本的な語彙を説明した初心者〜中級者向けの辞書で、Handyは難しい語彙も収録した上級者向けの辞書です。

収録語彙数

Pocketはover 16,000 words and phrases を収録としています。

Handyはover 28,000 words and phrases を収録としています。

読んでみると一目瞭然で、Pocketの方は、私でも知っている単語が多いです。対してHandyは知らない単語がたくさん出てきます。Pocketは、英検1級の語彙問題によく出題される単語でも、載っていないことが割と多いです。Handyは、さすがに英検1級の語彙問題もほぼカバーしています。

語義・例文

断然、Pocketが良いです。同じLongmanシリーズなので、語義を説明するために使われている語彙は、基本的な英単語2000語で、同じです。しかし、Handyは紙面の都合上、かなり簡潔に書かれており、読んでも意味が分かりにくいです。

対してPocketは基本単語で簡潔に、そして可不足なく書かれており、非常に分かりやすいです。さらに、Handyは例文の掲載が非常に少なく、その点もPocketの方が充実しています。

紙面の見やすさ

これももちろん、Pocketが良いです。余白がしっかりあって、文字が見やすいんですよね。文字の大きさはあまり変わらないのに、見やすさが全然違います。Handyはぎっしり文字が詰まっていて読みにくいです。

 

以上のように、Pocketの方が、かなり使いやすい辞書でした。初心者〜中級者にオススメです。

しかし、難しい単語も暗記して、語彙力を高めるという目的に沿っている辞書は、Handyです。なので私はHandyの方を現在暗記しています。

ただ、Pocketを買ってみて、ああ分かりやすくて良い辞書だな〜なんて思ってしまったわけです。Handyは読みにくいですよ、本当に…。