セミナーの重要性

英語学習関連のセミナーが、あちこちで開かれているようです。

僕は田舎に住んでいるのもあって、ほぼそういうセミナーには行きませんが、セミナーには適度に行った方が良いと思います。

基本的に私はセミナーに参加しても英語力は上がらないからその時間英語の勉強した方が良いんじゃないの、と思ってます。毎週セミナーに行ってる人が居たら、セミナーばかり参加して勉強してない人だな、と思います。

でも、私自身、2年前にJet Bullさんのセミナーに参加して、かなり変わりました。その直後、物凄く学習モチベーションが上がり、すぐにTOEICで900点を取れたんです。あのセミナーの音読の話は、今でも学習の大きな軸になっています。

どんな勉強をしたら良いかという情報は本やネットで充分手に入ります。しかし、セミナーというライブの体験があって、鮮烈なイメージとなって自分が変わりました。やっぱりセミナーの効用は凄いと思います。

誰でもモチベーションには波があるので、一人で黙々と勉強してそれを保ち続けるのは、ほぼ無理なんですよね。セミナーで瞬間的にテンションが上がるのも、その高テンション状態を利用してしっかり学習すれば良いことだと思います。

というわけで、良さそうなセミナーがあったら参加しましょう。モチベーションが上がります。

英文解釈教室とポレポレ英文読解50

一年ぐらい前に英文解釈教室を購入し、すぐに挫折しました。

この本は難しすぎです。当時でもTOEICは900点超えていましたが、これに出てくる英文はサッパリ分かりません。解説を読んでもなかなか理解できません。倒置と挿入が大量にあり、パズルみたいな英文なんですよね。ギブアップしました。

最近、英検1級の勉強をしていて読解が弱いな……と思ったので、英文解釈教室を再開しようとしたのですが、類書で評価の高いポレポレが気になっていたので、こっちも買ってみました。受験参考書はバイブル的な本が安いのが良いですね。

これは英文解釈教室とかなり似ていると思いました。例文が難しすぎます。そして、解説も難しい…。英文解釈教室の解説よりも読みやすいんですけど、それは理解しやすいこととはまた別なんですよね(英文解釈教室の解説が読みにくすぎる)。

どちらも即時ギブアップ必至の激難問題集ですが、ポレポレはまだ救いがあると思いました。本が薄いからです。とりあえず流してでも読めそうな分量なんです。これはありがたい。英文解釈教室は分厚くて心が折れます。

この2冊はやけにゴチャゴチャした変な英文ばかり出てくるので、入試問題に特有であって、実際の英語とかけ離れていると言う人も居るかもしれませんが、そんなことはありません。洋書を読むと、英文解釈教室やポレポレの例文を読んでいる時と同じ気分になります。洋書の英文も、非常に文構造が掴みにくいです。英文解釈教室と似ています。

よって、実用的な英語を身に付けるうえで、どちらも凄く効果的な本だと思います。

ポレポレはまだ読んでみようって気分になるので、当面は英検1級対策としてポレポレに取り組んでいきます。

モチベーションは何でも良い

アテネオリンピック柔道銀メダリストの篠原の本を読みました。

私はアスリートの書いた本が好きです。なぜなら、意外と綺麗事ではないアスリートの本音が書かれているからです。

篠原という人は、世紀の大誤審によってオリンピックの決勝で敗れ、そのことについて

「自分が弱いから負けた」

と発言したことで有名です。この発言は、当時、私の学校の先生が学級通信のネタにするぐらい篠原の株を上げた発言で、みんな篠原は潔いスポーツマンだ!と言っていました。日本人ってそういうの好きでしょ?

私も篠原に対してそんなイメージを持っていたのですが、実際はもっと気さくで、面白い人だということが最近の発言で分かりました。中でも気になったのが、柔道が好きじゃなかったという発言です。この発言の真意が気になり、篠原の本を買ったわけです。

篠原は、良い意味でマジメなスポーツマンというタイプではありませんでした。遊びの話やタバコが止められない話が書いてあって、普通の人でも親近感が持てる人です。

先生に無理やり柔道部に入れられて柔道を始めて、若いころは全く強くなく、しかも柔道が嫌いだったそうです。最後まで特に柔道が好きというわけではなかったらしいです。じゃあなんで銀メダルを取るまで続けたのかというと、それは私の解釈になりますが、ただ金メダルを取りたかったからなんじゃないかと思います。周りに流されて来た自分が嫌で、柔道の才能に気づき、自分でも勝てるということを証明したくて頑張ったのだと思います。

スポーツマンは、そのスポーツが好きでやっているとは限りません。得意だからやっているだけの人もかなり多いと思います。そもそも、プロ野球選手は野球をやるのが一番お金を稼げます。だからやっている人は多いハズで、別に野球が好きじゃなくても不思議はありません。日本でそういうことを言うと人気が無くなるので日本のプロ野球選手はそんかこと言いません。

しかし、南米の貧しい家庭出身のサッカー選手は、堂々と

「金のためにサッカーをやっている」

と言うでしょう。それを誰も、汚いとか言って批判しない。サッカーは彼らにとって仕事だから、金のためにやっていて当然です。

英語も一緒です。モチベーションは、何だって良いです。そこに優劣はありません。モテたいから英語をやるでも(モテませんが…)、教養のためでも、転職のためでも、暇だからやるのでも、何だって一緒です。どれだけやってどれだけ成果が出たかの方が大事。英語が嫌いでも、成果が出てればOK。

 

年齢と英語力の話

今日はいつものボランティアガイドをしていたのですが、高校生の会員と知り合いました。

勉強熱心な高校生だな…ぐらいに思っていたのですが、ゲストと英語をしゃべらせてみたら私より上手い英語を話したのでびっくりしました。むりやりTOEICに換算すると満点ぐらいの実力を感じました。

俺はいったい、今まで何をやっていたんだ……と思いましたね。毎日毎日、仕事から帰ってきたら英語を勉強、そもそも大学では英文学をやっていました。ちょっとTOEICで950点取ったからと言って、俺の英語力は高校生以下か……と落ち込みました。しかも彼は帰国子女では無かった。

こういう勝負は、早いうちに降りた方が良いです。英語の上手さで言ったら、それこそネイティブバイリンガルの帰国子女なら10歳でTOEIC満点を取ってる人も居るでしょう。若くて英語が上手い人は、腐るほどいます。そもそも東大に行けなかった時点で、東大に行けた人たちに圧倒的に負けている。

人と比較するんではなくて、自分の人生の中で英語を覚えたいからやる、TOEIC満点を取りたいからやる。という思考で居た方が良いです。

まあ実際は先述の通りの若い人と自分を比較して自分を奮い立たせてモチベーションにするという面もあります。しかし彼らにはその土俵では絶対勝てないので、あまり深く考えるべきではありません。

私自身、人と比較すべきでないと常々言っていますがこれは自分自身に言い聞かせているようなもので、なかなか実行できません。なので何度でも書きますし、言います。

そもそも英語の上手さとか数学ができるとかと言うのは、突き詰めていくとオリンピックに似た、不毛な戦いです。どんなに頑張っても、常に上が居ます。最終的には敗者になるためのゲームです。

人生の成功は、心の持ち方一つで変わったり、もっと得体の知れないものなんですよね。もちろん私は、それでも英語を勉強しますが、本当にフォーカスするのは、自分の人生の充実であるべきだな、と思いました。

 

リスニングは何故難しいのか?

リスニングって難しいですよね。音声が速く流れて来て、理解して、解答を考えてマークしなければなりません。忙しい試験だと思います。

日本語だったら簡単なんだけどなぁ……。なんて思ったことありませんか?

しかし仮に日本語だったとしても、リスニングは難しいのかもしれません。

と言うのも、世の中に居る「話が通じない人」というのは日本語のリスニングができていない可能性があるのです。話が通じない人が年寄りに多い理由はそれです。先述のようにリスニングはなかなか忙しい作業であり、日本語のそれができていない日本人がたくさん居ても不思議ではありません。

「話が通じない人」というのは一般的には性格が悪い人のことを指します。まさか音声を聞き取って理解する部分に問題があるとは、予想しないものです。ちゃんと聞こえてるんだけどこちらにとって都合の悪い返答をする人を「話が通じない人」と一般的に言います。

もちろん多くの話が通じない人はそういう性格の悪い人や利害関係が激しく対立する人を指すのですが、中には日本語を聞き取れてない人が居る可能性も考慮した方が良いです。こちらの説明の仕方にも見直すところが出てくるでしょうから。

そんなわけで、日本語でさえリスニングというのは難しいから、英語ならなおさら難しいですよね……という話でした。

丁寧な英語はどれくらい必要なのか

この本はなかなか良い本でした。

ワンランク上のビジネス英語を紹介するのがテーマで、使うとレベルが高い英単語が掲載されています。TOEICに頻出の英単語が非常に多いので、TOEICの英語はレベルが高いのかと思えるところが面白いです。

終盤に、使わない方が良い表現というのが紹介されていました。例えば何かをしてはいけないと言う時に”You can’t do.”と言うと直接的過ぎるので”It is not allowed to do”と言いましょう、みたいな話です。

言われてみればその通りで、ネイティブでない私でもYou can’t do では直接的過ぎるかなという気がします。

で、そういうケースがたくさんあるなぁと学べますので、実際に英会話をした時も気になります。今のはマズイ表現だったかな……と。

通訳などの英語のプロとしては丁寧な英語表現は必要だと思います。しかし、まだ身に付いていない状態でそれを意識すると、なかなか英語が出てこずに英会話力が落ちてしまいます。先日のガイドの時にそうなりました。

相手がネイティブでなければ、まぁ直接的な英語でも良いかなと思います。遠回しな英語だと相手に伝わらないかもしれませんので。しかしレベルの高い英語も身に付けていきたいところですね。

最近の英検1級対策

最近は10月の英検1級に向けて学習をしとります。

しかし旅行に行ったり、ボランティアガイドしたり、なかなか試験勉強に専念できません。そろそろ本気出す!と思ってこのブログを書いています。

英検1級は、過去問が存在するという大きな特徴があるので、過去問を中心に学習していこうと思います。

膨大な範囲に渡る英単語も、実は同じような単語が毎年出題されてるようですので、過去問の暗記は効果的だと思います。読解問題についても、過去問の精読を大事にします。英検1級の英文は単語的にも構文的にも難しいですが、見てすぐに意味が分かるぐらい覚えたいところです。

音読はしません。TOEICと違って、じっくり頭の中で考えて解く試験だと思っていますので。

3年越しの目標である英検1級、今回こそは是非とも合格したいです。

TOEIC915点から950点への軌跡

1年半の間、停滞していた私のTOEICスコアでしたが、ついに、950点という大幅な上昇によってベストを更新することができました。950ぐらいあると、990を狙ってますって言っても許されるような雰囲気があるので、素直に嬉しいです。

せっかくなので、915点から950点へ上昇した時の学習内容について書きます。

学習時間

一体何時間学習したの?ということで、2015年の8月から2016年の7月までは、TOEICの学習時間を計っていました。この1年間の通算学習時間は、283時間でした。TOEICの学習時間なので、洋書を読んだり、英語でガイドしてる時間は含んでいません。

途中、英語を全くやらずにスペイン語をやっていた時期などもあるので、1日1時間もやっていない計算になります。それでも勉強の火種は消さずにコツコツと蓄積させていった結果です。

今回のスコアアップを達成した直前2ヶ月の学習時間に関して言えば、一日あたり1時間20分ぐらい学習しています。やはり何年もかけて少しずつ学習するよりも、スコアを上げたいならば短期間に集中してやる方が結果は出ますね。

学習内容

スコアが上がる決め手となった最後の2ヶ月の学習内容を紹介します。

使った本は、これらの本です。

久しぶりに文法特急の1を解いたら意外と間違えてしまったので、最初の20日ぐらいは文法特急の1を音読してました。さすがに全問スラスラと解けるようになるので、そこから900点特急2をやったら、これまた以前勉強したのに解けないんですね。そこで、残りの日数は900点特急2の音読とシャドーイングをしていました。

並行してやっていたのがPart5特急です。この問題集は多くの問題において、文法特急や900点特急と問題のパターンが被っています。なので文法特急の音読で暗記した問題を実践して定着させるのに最適です。5周以上は解きました。でも10周はやってないな…。

そして、極めつけは韓国の公式実戦問題集です。やはりスコアを上げたいなら模試を解くのが一番です。どうせやるなら公式系が良いです。他の模試はTOEICとテスティングポイントがズレたりしていますから。

日本版の公式問題集はテスト2回分しか収録されていませんから、5回分収録されている公式実戦はありがたいです。日本語の解説が無いのが不便ですが、900点取れるぐらいの実力があれば大丈夫です。特にリスニングはスクリプト見れば正解の根拠が分かるので解説は不要です。リーディングのPart5の難しい問題は、結局回答根拠が分からないなんてこともありますが、そこは、知り合いの満点取得者に聞いてしまいましょう。

文法特急シリーズの音読、シャドーイングに加えて韓流の模試を解いて試験当日まで過ごしました。

まとめ

これは本当に繰り返しになってしまうのですが、今回も基本的なテキストのやり直しの重要さを再確認しました。文法特急1の解き直しで950に達するなんて3年前は思っていませんでした。しかしTOEICとはそういう試験なのです。簡単な問題を瞬殺できるようになるまで定着させる、これの繰り返しですね。

そしてできることなら勉強時間を増やす。これが超大事です。使ってるテキストはお馴染みの物だったんですが、今回の私は勉強時間を増やして臨めたのでスコアアップできました。

身も蓋もない結論ですが、スコアアップのためには勉強時間を増やしましょう。

第212回TOEIC 結果発表

7月に受験した第212回のTOEICの結果が発表されました。お盆休みも取らず、キッチリいつも通りの日程でスコア発表されるんですね〜。結果は

L 495
R 455
Total 950

でした!!!!これまでのベストの915を大幅に更新です!!久々にやりました。

私のスコアは1年半も停滞していました。900点を超えると本当にベストを更新するのがシビアになってくるんですよね。

ただ、今まで単に勉強不足だっただけのような気がします。今回は実際に勉強時間を増やして臨んだらベストを更新できたんです。

あと不思議なのは、私はリーディングが苦手なのでもう何年という単位でTOEICはリーディングの対策しかしていないのですが、何故かリスニングのスコアが上がり続けるということです。ついにリスニング満点まで来てしまいました。なぜリーディングは伸び悩むんだろう?

ともあれ、これで990までの一区切りとされる950には到達することができました。あとはもう、990を目指すのみです!

915→950というスコアアップを果たした学習内容についてはまた改めて紹介します。

英検1級とTOEICの長文読解問題の違い

英検1級でもTOEICでも長文読解問題というのはスコアの中で大きなウェイトを占めています。長文ができるかどうかは試験攻略の分かれ目でしょう。

英検1級の長文読解問題とTOEICのPart7では、問題の作りに大きな違いがあります。

それは、英検1級は回答根拠の存在する段落が決まっているのに対し、TOEICは長文内のどこに回答根拠があるのかが分からないというポイントです。

英検1級の長文読解問題は、2種類あります。1つは問2で、文挿入型穴埋め問題です。2つの文章が出され、それぞれ3つずつ穴埋めの設問があります。

これには特徴があって、文章は必ず3段落で構成されていて、1段落に1つずつ穴埋め問題が配置されているんです。そして、解く時は、問題の属する段落を読むだけで解けます。回答根拠が段落をまたぐことは私の知る限りではありません。

2つ目の長文読解問題は問3で、長文が3つ出題され、それぞれ3、3、4の問題数で設問があります。文の要旨や筆者の主張を問う問題です。

これも特徴があって、最初の2つの長文はそれぞれ3段落で構成されています。3つ目は段落がいっぱいあって、数は決まっていません。で、3段落構成の長文はそれぞれ設問も3つずつですから、やはり段落が対応しているんですね。関連する段落ごとにしっかり読んで、その段落内で回答根拠を探すのがセオリーです。3つ目の長文は長いうえに段落が決まっていないのでかなり手強いです。ですが、どこを読んだら良いのかという点ではTOEICよりもだいぶ分かりやすいです。

対してTOEICは、回答根拠が置かれている場所が英検1級より分かりにくいです。問題数と段落数が一致していないんですよね。設問の順番と、本文内で登場する回答根拠の順番は同じである問題が多いのである程度は分かりますが、英検よりもどこを読んだら良いのかがハッキリしていないです。そしてダブルやトリプルパッセージになると、クロスリファレンス問題という、2箇所を読まないと解けない問題もあって、どこを読んだら良いのかということがさらに難しくなります。

以上のような違いを踏まえて回答のカギを書くと、英検は意味を正確に理解する精読力で、TOEICは長文内を素早く移動する速読力が必要ですね。

英検1級は長文問題でも難しい単語の意味を分かってないと解けない問題があります。なのでやっぱり単語かな……と思っています。人によっては単語は勉強するなと言う意見もあるようですが。

8月はTOEICのオフシーズンですので、せっかくですから10月の英検に備えて頑張って勉強しましょう!←自分に言い聞かせてます(笑)