『メガ模試』のレビュー

今日はちょっと古めのTOEIC本の紹介です。

メガ模試TOEICTESTリスニング1200
メガ模試TOEICTESTリーディング1200
オススメ度(5段階) ★★★

リスニング、リーディングそれぞれ12回分の模試が収録されているというお買い得な模試本です。

これだけ収録されていて公式問題集より安いです。っていうか、2回で3000円って公式問題集高いよね…。それでも公式は買わなきゃならんという…。

解答も訳が書いてあるだけで解説がありません。自分で調べて解答根拠が分かる上級者向けです。メガ模試は、とにかく数をこなすのに向いています。何度も解き直して深く学ぶなら公式などの高級模試を使った方が良いでしょう。

私は公開テストが近づいた時に調整用としてこの模試を使っています。そういう使い方には向いていると思います。

あと、注意すべきはリスニングの音声がかなり早くて発音も怪しくて、本番に近い問題は期待できないということでしょう。かなり変な音声です。トレーニングには良いかもしれませんが、このリスニング模試の点数は気にしない方が良いです。

リーディングはかなりオーソドックスで、ちょっと前のTOEICって感じがするので、リーディングだけ買うのがオススメですね。

たまにはこういう廉価だけどそこそこのクオリティの模試をたくさん解いてみるのも良いんじゃないでしょうか。もちろん、学習の基本は少ないテキストを反復ですが!

 

証明写真印刷サービス

TOEICを連続で受けていると、証明写真が足りなくなりますよね。

あれ、証明写真機で取ると1回800円とかして、地味に金がかかって厄介です。

かといって自分で写真を撮って写真用の紙に印刷するのは面倒くさい……。

そこで、コンビニで証明写真を印刷するサービスというのを使ってみました。スマホで自分の顔の写真を撮ってそれを登録すると、コンビニのコピー機から証明写真として印刷できるというサービスです。200円で3枚出ました。安いですね。

あと、色んなシーンで使えるようにスーツで写真を撮る場合も、家で一瞬スーツを着るだけなのでめんどくさくないです。これはすばらしいサービスだと思います。

こちらのサイトなので、今度のTOEICにどうですか?

 

完全に宣伝みたいなブログになってしまいましたが、別にサイトからお金をもらっているわけではありません……。

一種のTOEIC受験のテクニックということでお届けしました。

TOEICスコアがないとできない仕事

来月、海外に出張に行くことになりました。1週間行ってきます。研修なので、海外で業務を行うというわけではないです。

行き先は英語圏ではないですが、この出張研修に参加するには英語ができることが条件でした。

私の担当している業務と重ならない部分もあるのですが、私は仕事で海外に行ってみたかったので、希望して、英語力が評価されて私が選ばれました。

英語力というか、TOEICのスコアですけどね。TOEICを受けていて良かったと思いました。どんなに英語が話せてもTOEICのスコアが無ければ評価してもらえませんのでね。

昔就職活動をしていたころ、会社の説明会に行くとだいたい

「英語はできた方が良いですか?」

と質問する学生が居て、会社員からの答えは決まって

「できた方が良いけど、英語が全てではないです。海外駐在にしても、英語ができる人が選ばれるんじゃなくて、仕事ができる人が選ばれるんです。」

というものでした。私はこれを鵜呑みにして学生時代にTOEICをサボり、授業で使うアカデミックな英語の勉強しかしませんでした。

が、実際は上記の回答をした人は、おそらく英語ができないからそういうことを言うのでしょう。英語ができないけど日系企業で特に自分が不利を被ってない、ような気がするから、自己肯定の意味も含めてそういうことを言っているのだと思います。

彼らの言い分は「英語よりもまず、信頼できる人と一緒に働きたいです」というものです。日系企業で評価されるには、言葉遣い、人付き合い、言うことを聞く、ということの方が大事です。就活の面接でもそういうところが大事です。

ただ、現実には、英語ができることが条件の仕事が発生してきているんですね。仕事ができることが条件で英語がオマケ、じゃなくて、英語ができないと参加できないこと、というのがあるのです。そしてその英語力を判定する方法がTOEICのみだったりしますね。

さて、TOEICも近いですが、出張まで1ヶ月しかないのでDMM英会話で英会話のやり直しをします!

900点特急Ⅱを買いました

990点を取るまで、もうTOEICの本は買わないと豪語していましたが……

ついうっかりこの本を買ってしまいました(笑)

新TOEIC TEST 900点特急II 究めるパート5

いつも言ってる反復学習の必要性と矛盾しますが、たまには新しい本の刺激があった方が良いかもしれません。それぐらい、この本はワクワクする問題集です。

とにかく、難しすぎるんですよね。900点取ったことある私ですら半分ぐらいしか正解できません。しかし解説を読むと、ちゃんと意味がある難しさなんですね。

また、問題文自体に様々な仕掛けが施されていて、音読用の素材としても良さそうです。

この本をやり込みたいという衝動に駆られましたが、今月25日のTOEICまでは『読解特急4』の音読を続けると決めているので、まだ900点特急Ⅱはガマンです。途中で戦略を変更するのは良くないですからね。

残業と有給休暇について

最近、残業が自分比でたくさんあるせいで、あまりTOEICの勉強ができていません。と言っても21時ぐらいまでなので、ある人にとっては早い時間かもしれませんが……。私にとっては21時は遅いですね。

でも、有給休暇は取得しています。年間20日も支給され、使わなければ没収されます。日当1万円の人が10日有給休暇を残して消滅させてしまえば、それは会社に10万円寄付しているということです。そのような会社のアービットラージを許してはいけません。

有給を使わなければ残業が発生しないのに有給を使うのは、悪でしょうか?

例えば1日の労働時間が8時間だとして月曜日に有給を使ったとします。その後、火〜金にそれぞれ2時間ずつ残業すると、一週間の労働時間は40時間になり、有給を使わずに毎日労働した場合と同じになります。しかしこの場合は残業代が払われるので、給料は上がります。

そういう有給の取り方は、マナー違反なのでしょうか?

全くそんなことはありませんね。この度私は、上記のような働き方をしても罪悪感を感じ無いロジックを生み出しました。

そもそも有給を20日使い切った後の状態が規定の労働時間であると考えれば良いのです。

20日使い切った状態では、問題は残業するかしないかしか無くなります。仕事が終わらなければ残業するし、終わればしない。シンプルです。そこで残業するのはマナー違反でも何でもありません。必要だから残業するのです。(正確には時間外勤務命令を上司から受ける必要がありますが)

現実には有給を20日使い切っていないことがほとんどかと思います。しかし、そもそも有給というのは20日使い切るのが当然の権利です。権利を行使し切った状態を常に想定し、残業するかしないかというシンプルな捉え方をすれば良いのです。

有給と残業は関係無いということですね。有給を20日使ったから労働時間が足らなくなり残業する必要が生じたというのは何の問題も無いことが分かります。

さて、これで私は罪悪感を感じずに有給を取りつつ残業できるようになりました(笑)

みなさんもどんどん有給を取ってTOEICの勉強をしましょう。

第203回TOEIC スコア発表

昨日は第203回TOEICのスコア発表でしたね。

私のスコアは

L 430
R420
Total 850

でした!前回の780から、70点の大幅なアップです。と言ってもベストスコアは915なわけですが……。

今回の試験に向けてやった学習は、2つの記事に書きました。

203TOEIC 勉強時間の記録

203TOEIC 勉強方法の記録

勉強時間の記録に示した通り、TOEICの学習時間は1ヶ月で26時間です。11時間もやってない計算になります。

それでも結果が出たのは、『読解特急4』の音読にやることを絞ったからだと思います。短時間で結果を出すには、短い範囲の英文を繰返し読むことだと思います。こういう手堅い勉強法が、一番効率が良いですね。

たくさんの範囲の英文にチャレンジすると、短時間では少ない回数しか読めません。それでは定着が浅くなり、スコアに結びつきません。

今回の結果は、やることを絞って短時間で結果を出すというやり方の1つの指標になるものでした。今後も、このやり方をシステム化して取り組んでいきます。自分を学習システムの中に入れてしまうようなイメージですね。

パラグラフリーディングを見直す

私の英語学習の目標の1つは「日本語の書籍を読むかのように洋書を読む」ことなのですが、TOEICで900点を超えてもいっこうに読みたい洋書を読めるだけの英語力は身に付きませんでした。

今まで学習をしながら洋書読みにチャレンジしてきましたが、改めて考えるとパラグラフリーディングという読み方が役に立つのではないかと思いました。

パラグラフリーディングとは、英文はパラグラフ1つに1つの意見が書かれているという前提に立ち、パラグラフ単位で長文の意味を理解していく読解法です。福崎伍郎先生の参考書、勝利のパラグラフリーディングという本で勉強しました。懐かしいです。

福崎の英文読解―勝利のパラグラフリーディング (東進ブックス―名人の授業)

センテンス単位で読むのではなく、パラグラフ単位で読むということを心がけると、細かい部分が読み取れなくても大筋が理解できるので、まあ良いかという感じで先に進んで行けます。本1冊は基本的に長いので、これぐらい大まかな読みが良いのかもしれません。

パラグラフ中の1つ目の文の意味が取れたら、まあ2つ目の文は分からなくても、1文目の補足ぐらいに思っておけば良いのです。逆に1文目が分からなかったら2文目をヒントにして改めて解釈し直すという感じですね。

ただ、パラグラフリーディングはTOEICではあまり役に立たないのではないかと思います。TOEICのPART7では、かなり些末なことを質問されるので、細部を読んでいないと解けないのです。一文一文を正確にかつ素早く読む能力がTOEICには必要だと思います。文の要旨を掴むパラグラフリーディングは、大学受験や英検で使える読み方でしょう。

パラグラフリーディングが実際にどれくらい有効なのか確かめるために、英文のライティングに関する洋書を読んで英文のパラグラフが書かれる過程を学んでみます。それらの洋書をちゃんと読めたら、このブログでも紹介したいと思います。

※洋書とひとくくりにしてしまいましたが、パラグラフリーディングが有効なのは、筆者の主張が明確な本です。小説には使えません

全ての目的は手段になり、全ての手段は目的になる

目的と手段は、しばしば逆転します。

例えば、転職するためにTOEICスコアを上げようと思って勉強していたら段々とTOEIC自体が楽しくなってきて、転職活動をせずにTOEICを勉強して受け続ける。

最初はTOEICは転職の道具という認識だったのに、いつのまにかTOEICが目的になっています。

こういう人は、揶揄されますね。

「目的と手段を履き違えているよ。TOEICは転職の道具でしょ?」

しかし、目的と手段を逆転させてしまうことは、本当に悪いことなのでしょうか?そんなにバカにされるべきことでしょうか?

目的と手段の逆転ということは実は全ての行為について起こっています。全ての行為は、ある人から見たら手段であり、他の人にとっては目的なのです。

同じ仕事をしていても、それをある人は金を稼ぐ手段とし、ある人は生き甲斐とします。普通の人にとって電車に乗ることは移動の手段ですが、鉄オタにとっては乗ることが目的です(ただし「乗り鉄」に限る?)。また、ある夫婦が居て、妻はセックスを子作りの手段と考えていて、夫はセックス自体が目的かもしれません。

そもそもほぼ全ての趣味というものは、もともと手段だったりした物を収集したり追求していって目的化したものです。スポーツが良い例で、元は狩りや生きるための手段だった行動を競技化したスポーツは多いでしょう。競歩など最も尖った例ではないでしょうか。超基本的な動作を競技化しているわけですから。

だから、あの人は目的と手段を履き違えている、と言うのは必ずしも批判すべきことではないのです。カントの哲学的な解釈をすると、むしろあらゆることを目的化するのはより崇高な生き方のように思えます。

ただ、何か絶対的な尺度があったり、目的を共有している人同士の場合は話が別です。ビジネスという文脈では、成果が一定の尺度で計れるため、ある目的を達成するための手段を目的化することはやはり批判されてしまうでしょう。目的達成から遠ざかるわけですから。

価値観や目的を共有している人が手段を目的化している場合は批判のタネになりますが、そうでない場合はそんなことで批判すべきではないと思います。

ビジネスという文脈では批判できますが、人生という文脈では批判できないのです。

『金のフレーズ』を何度も忘れる

次回TOEICに向けて、読解特急4に加えて『金のフレーズ』をやり直しています。

新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ

この本は何度もやっているのですが、改めて答えを隠して単語をテストしていくと、自分は忘れている単語が多いことに気づきます。しかも同じ単語を何度も忘れている。

日本語を先に見て英単語を当てるという形式なので、答えが複数あることも多く、ピッタリ当てにくいというこの本の構造も、忘れやすい原因の1つだと思います。

初めてこの本を買った時に分からなかった所は、やっぱり今も忘れていることが多いですね。圧倒的に苦手な何かがあるんだと思います。

逆に、覚えている単語は本当によく覚えています。フレーズごと覚えてるんですよね。

conduct a survey とか kitchen appliances とか、妙に耳になじんでいます。何故だ?

超基本的かつ重要な『金のフレーズ』さえ、こんなに記憶にムラがあることが判明してしまいました。やはり、まずはこういう重要な本をしっかり暗記することが大事だと思うので、ますます新しい本を買ってる場合じゃないですね。

案外『金のフレーズ』を本当にちゃんと覚えていたら、それだけで800点や900点がグッと近づくんじゃないですかね。もちろん、それだけでは取れないと思いますが!

シャドーイングと音読の違い

引き続き、『読解特急4』の音読を続けています。

私が音読学習を続けているのは、この本の影響が大きいです。

シャドーイングと音読の科学

簡単に要約すると、音読は文字を音声に変換するのを自動化するトレーニングだから、それをすると意味を理解することに多くの意識を使えるようになるよ、ということが書いてある本です。本の要約はこちらの記事に書きました。

改めて言いたいのは、シャドーイングはリスニングの学習であって、音読はリーディングの学習だ、ということです。

聞こえてくる音を自分の口から発するのと、読んだ文字を音に変換して口から発するのは、脳や神経で起こっていることは全然別の反応のようです。

なので私は、TOEICで苦手なPART7を攻略するべく、シャドーイングは控えて音読をすることにしています。最近はほぼ音読ばかりやっているため、その結果は次のTOEICの結果で分かると思います。本当に音読によってリーディング力が上がるのでしょうか?

シャドーイングと音読は同一視されがちですが、実際は全く別の学習なので、どんな英語力を身に付けたいかを考えて、比重の置き方を決めると良いと思います。