『英語の語源辞典』のレビュー

今日は語源について書いた本を紹介します。

英語の語源事典―英語の語彙の歴史と文化
オススメ度(5段階) ★★

英検1級の勉強を始めたころ、膨大な量の単語に圧倒されて、語源知識を身に付けて単語の意味を推測して解いた方が良いと思って読んでみました。

そしたら、内容が濃すぎましたね。学習書というよりは英語学の専門書のような内容でした。英語がいかにして伝わったか、語彙を身に付けてきたか、という話から始まり、各単語の語源に入っていくわけですが、ちょっとアカデミック過ぎます。神話の話も多数出てきます。

こういう話が楽しめる英語マニアの方にはオススメですが、TOEICの語彙の学習をしたいという方には全くオススメできません。

英検1級に関しては、多少は点数の足しになったかもしれません。英検1級の語彙はアカデミックですからね。

同じ語源の本だったら、これらの本がオススメです!

語源でたどる英単語まんだら

語源で覚える英単語3600

TOEIC当日の過ごし方

明日はTOEICですね。私は勉強せずに受けると以前宣言しましたが、やっぱり明日は棄権して簿記2級の勉強をします。

私は受けませんがせっかく明日はTOEICなので、受験当日の動きについて書きます。

受験当日は、みなさん色んなジンクスやウォーミングアップ方法があると思います。模試を解く人や、敢えて英語には一切触れないという強者も。

私は人一倍ジンクスが好きなタイプで、当日はいつもジンクス通りに行動して試験時間を迎えます。

日本語をシャットアウト

まず当日は朝から、日本語情報をシャットアウトしますね。できるだけ日本語を読んだり聞いたりしません。もちろん自分からも話しませんし書きません。完全にそうするのが理想ですが、家族が居ると難しいですね。朝から絶えずリスニングし、英語だけを取り入れます。

ウォーミングアップ

当日はリスニングを中心に、ウォーミングアップになる勉強をします。TOEICはリスニングが先なので、リスニングのできがリーディング時の精神状態に影響します。また、リーディングよりも瞬発力が問われるのがリスニングですので、「構え」というか「モード」ができていることが大事です。入念なウォーミングアップが必要なのです。何としてもリスニングで失敗しないように、当日起きてからの数時間だけでも英語モードを作りたいところです。

単語の復習をするというのも悪くはないと思います。目標が800点で、金のフレーズで単語暗記に重点を置いている場合などは金のフレーズを通しで復習などすると良いと思います。直前に見た単語がそのままスコアに直結することが高確率で起こるでしょう。

私は当日までやってきたシャドーイング、音読素材をもう一度やりますね。総仕上げです。そして、家を出てからは、公式問題集のリスニングパートの音声を聞きながら会場まで行きます。そのまま試験直前まで聴き続けます。

ドーピング

ドーピングは絶対にした方が良いです。カフェイン系の飲み物は何だかんだ言って集中力が上がります。TOEICは集中力が凄く重要ですから、飲むだけで集中力が上がるものを使わない手はありません。オリンピックと違って薬物検査はありませんので、何を飲んで試験を受けても良いわけです。飲んでスコアが上がるならビールでも良いと思います(笑)

私はパワードコーヒーというコーヒーを飲みます。朝の10時ぐらいに飲みます。試験直前に飲むと試験中にトイレに行きたくなるからです。メガシャキ、Red Bullなどが人気ですが、私のオススメはパワードコーヒーです。

昼食

昼食は、脳にエネルギーを送るためにしっかりブドウ糖を取ります。私は効率良くブドウ糖を摂取できる菓子パンが最強!と思っていたのですが、実は菓子パンは良くないらしいです。砂糖が大量に入っているので、血糖値が上がった後にインスリンが分泌されて逆に低血糖になるらしいです。低血糖は眠くなるので試験にはご法度です。

最近は糖質制限食をしているので、ローソンの糖質制限パンとからあげクンとゆで卵を食べています。揚げ物は消化の負担になるかと思いきや、そうでもありません。実は糖質を含むごはんやパンの方が身体に重いんですね。試験の直前も糖質制限をすればクリアな頭で試験を受けれます。

スマホの電源を切る

これらジンクスを忠実に守りながら試験会場に到達したら、早めにスマホの電源を切ります。TwitterのTOEICクラスタには

「今日はメジャーフォームです」

というような書き込みをしてらっしゃる方も居ますが、本当に1点でも、いや5点でもスコアが欲しいならそれすらしないべきです。

別に直前にTwitterで書き込んだらスコアが下がるとか、その時間を惜しんで復習したらスコアが上がるということは無いと思います。英語力は一朝一夕では身に付きませんので、今さらそんな誤差でスコアに影響は無いです。

ただ、最後の最後まで英語モードを作るために行動する、というのを当日のテーマにしても良いと思うのです。Twitterは試験後に存分にやれば良いんです。

今日は私なりのジンクスを紹介しました。みなさんもそれぞれ、飲み物とか睡眠時間とか、色々とゲン担ぎがあると思います。ゲン担ぎは、その通りに行動すると精神が安定しますが、どれかをやり逃すと途端に不調になるという欠点があると思います。明日はきちんと思い描いた通りに行動して、良い気分で試験を受けてください!応援しています。

勉強する場所 自宅派VS外出派の戦い

TOEICなどを勉強する場所として、よく挙げられるのが、喫茶店やファミレス、図書館だと思います。自宅で勉強する人を自宅派、自宅以外で勉強する人を外出派と呼ぶことにします。

外出派の言い分としては、

  • 自宅はだらける
  • 自宅は散らかってる
  • 外は人の目があるから集中しやすい
  • 家族がうるさい

というものがあります。これはどれもごもっともで、非常に説得力があると思います。外出派という流派には理があるように思えます。極端な人になると家では一切勉強しないという人も居るでしょう。かの有名な齋藤孝先生もこんな本を出して喫茶店で勉強することを推奨しています。

15分あれば喫茶店に入りなさい。

先生は喫茶店のヘビーユーザーで、かなり喫茶店推しです。この本はなかなか面白い本で、喫茶店で学習するメリットがいろいろと分かりますので、読むと、さあ喫茶店に行って勉強するぞ!という気になりますので、もともと外出派の人はもちろん、自宅派なんだけど外出も取り入れたいという人にもオススメです。

なんとなくですが、世の中には外出派が多いような気がします。ただ、これは図書館や喫茶店に行くと嫌でも勉強してる人が目に付くのに対し、自宅で勉強している人の姿というのは目に見えないのでそんな気がするだけかもしれませんが。

かく言う私は、自宅派です。その理由は

  • 勉強道具が多いので持ち運ぶのが面倒
  • 移動時間が無駄
  • 外に行くために着替えるのが面倒
  • 金がもったいない(喫茶店の場合)
  • 音読できる
  • 近所のコメダに行くと小学校の同級生が居て気まずい

というところです。なんか自分で書いてて、どんだけ面倒臭がりなんだ俺は?という気がしてきました。

根底にある考え方としては、もしも自宅でMAXの集中力を発揮できるなら自宅でやった方が良いと思うんですよね。実際はそれができないからみんな外に行くし、僕は家でだらだらしながら勉強してるわけですが。

しかし、たまには喫茶店で勉強することもあり、その度にやっぱり外の方が集中できるなぁと思います。でも面倒くさいので基本的には自宅で学習してます。

今日は自宅派と外出派の言い分を紹介しましたが、どちらが優れているなどということは言いません。各自、自分に合った勉強スタイルを確立して成果を出したら良いと思います。

TOEIC直前期の過ごし方

来週は第200回のTOEICですね。私は事情により英語を全く勉強していませんが、申し込んでしまったので受けます。今日はTOEIC直前の過ごし方について書きます。

試験まであと1週間という状況では、模試をやった方が良いと思います。それも初見の模試を。

初見の模試を3つぐらい、きっちりと時間を計って解くのが良いと思います。直前の木〜土曜日に1つずつ解きます。

その前の月〜水は、時間があれば模試の復習ですが、無ければ音読教材の復習など、今までやってきたテキストを定着させます。

よく言われるのが、試験前は初見のものはやらない方が良いという説。これは、半分正しくて、半分正しくないと思います。

試験の直前の水曜日までは、徹底的に復習で良いと思います。初見のものはやりません。

ですが木曜日からは先述の通り初見の模試を3つ解きたいです。やはり当日初見の問題を解く脳を作るべきだからです。そしてその模試は復習はしなくて良いと思います。間違えたところをさらっと確認するだけで良いです。あとの時間は、その時期まで音読してきた教材を音読します。つまり、直前期には初見のものと初見でないものの両方をやるべきです。

直前に初見の模試を解かないという人は、あまりテクニックを使わないで、余裕を持ってTOEICを解いている、かなり英語力がある人だと思います。例えば帰国子女で特にTOEIC対策などしなくてもサクっと高得点を取ってしまう人。

対して私のようにコツコツとTOEIC本をやって、本番もギリギリの勝負で900点以上を取るタイプの人は、当日問題を解くためのカンや時間配分の身体的感覚はかなり重要です。それを磨くには、初見の問題を解くのが最も効果的なのです。

『直前の技術』はTOEICの基本書

初めてTOEICを勉強する人に1冊だけ本を勧めるとしたら、これを選びます。

新TOEICテスト 直前の技術—スコアが上がりやすい順に学ぶ
オススメ度(5段階) ★★★★★

この本は、小手先のテクニックっぽいタイトルですが、その中身は単にTOEICの解き方の基本中の基本を抑えたものです。

例えばPart5でしたら、4択のうち正しい品詞を選ぶ問題は頻出ですが、そういう仕組で解けるということを知らないと、文全体を読んで、一つずつどれが正しいかを考えて解くハメになります。選択肢がこういう問題です。

(A) rapid
(B) rapidity
(C) rapidly
(D) rapidness

空欄の前後を見て、後ろに名詞があったらAだったり、欠けている要素が無い場合は副詞のCを選ぶなど、TOEICのPart5はそういう思考回路によって解くのが普通の解き方です。空欄前後だけを見て解くのはテクニックかもしれませんが、それぐらいのことをしなければ、初心者の頃はとても時間が足りません。基本的な解き方です。

品詞の問題という問題が毎回必ず出題されていることすら知らなかった私は600点すら取れませんでした。800点を超えたのはこの本をやってからでした。

英語力を身に付けてから高得点を取れば良いと言う人も居ますが、英語力を身に付ける前にこういう解き方で少しでも高い点を取れた方が良いに決まっています。さらに、英語力が付いた後もこの解き方を知っていてより高い点を取った方が良いに決まっています。

小手先のテクニックはいつの時代も批判されてきました。インチキだとか実力じゃないとか言われて。この本は、きっとたくさん売るために、即効性がありますよということを示すために、そういうタイトルをしているんだと思います。でも中身は、単にハイスコアを取る人の思考回路を説明しているだけです。セコいなどということは一切ありません。堂々とこの本のテクニックを使いましょう。試験というのはカンニング等の不正行為をしなければ何をしても良いんです。

今はもっと良書があるかもしれませんが、TOEICの解き方の基本を解説した本としてこの本は決定版です。600点取りたい人も800点取りたい人も、必ず解きましょう!

SNS病を治す方法

勉強の大敵は、やはりSNSだと私は思います。

現代人はSNS病だと思います。1問解いたらTwitterをチラチラ見たりしてますね。これを止めれば、かなり勉強効率は上がるでしょう。ですが、何となく見てしまいますね。

不思議なことに、見ても、チラッとみんなの書き込みを見るだけで終わって、別に特別楽しいわけではないんですね。別に見なくても良いのにチラチラ見て時間だけ消費してしまう。悪魔のツールです。

SNSは人間関係を可視化したツールなので気になるんだと思います。Facebookはリアルの人間関係をそのまま持ち込んだSNSだし、Twitterも、やってるとTwitter上で知り合った人たちとのやりとりが楽しくなって来るんですね。やはり人間の最高の関心ごとは人間関係だし、コミュニケーションへの欲求とはとても強いものです。

で、これを止める方法ですが、一番良いのは自分が書き込まないことだと思います。

他人の書き込みが気になっているようで、実はSNSで見ているのは、自分への反応があるかどうかです。人間関係は関心ごとですが、それは自分を中心とした人間関係が気になっているんですね。

私はTwitterへの書き込みをグッと減らしてみたんですが、不思議とあまりTwitterを見なくなりました。そして、たまに思いついたツイートを書くと、その後1時間ぐらい気になって何度も見てしまいます。

やはり自分の書き込みへの反応があるかどうかを気にしてしまうのです。

ちょっと書きたいことを思いついても、グッと我慢する。そうすると、何を書こうとしたか忘れます。そして書き込まず、Twitterを見なくなる。好循環です。

SNSを辞めた方が良いというわけではなく、その中毒性の強さ故に勉強と相性が良くないだけです。一区切りついて、書きたいことが溜まったら思いっきり書き込んだり他人と話せば良いと思います。

ただ、自分はもっと集中して勉強したいと思っているのにSNSが邪魔をしている。そんな場合は書き込むのを止めることをオススメします!

なぜ英語を勉強するのか

英語を勉強していると、避けられない問があります。それは

なぜ英語を勉強するのか

というもの。究極の質問じゃないでしょうか。

人間は動機があって行動するという前提に立てば、これの答えがありきで英語を勉強しているというのが正しい順序なのでしょうが、人間はそんなに単純ではないと思います。なんとなく始めた英語にハマったり、当初は会社に言われて始めたのが、途中からTOEICの点数を上げることが楽しくなってしまったり、動機があって行動しているわけではない人というのは多いと思います。

私なんかはモロにその典型で、もはやなぜ英語を勉強しているのかよく分かりません。もちろん、その答えの候補はたくさんありますが、聞かれるとスパッと答えられません。

もともと大学では英文学を専攻していました。でもそれは教育学がやりたかったのに成績が悪くて教育学のコースが取れなくて、なんとなく英語は必要そうだから英文学専修を選んだというだけなのです。しかも英文学専修では日本語訳された小説を読んで感想を書いて終わりみたいなヌルい勉強でしたので英語を勉強していませんでした。英語力を上げる勉強を本気でやり始めたのはサラリーマンになってからなのです。

確かな一つの答えとしてあるのが、

英語で書かれた情報を自力で手に入れるため

です。就職したてのころ、私は、投資の勉強をしていました。

私の職場は絵に描いたような年功序列で、仕事をしていようがサボっていようが、年を取らないと収入が増えません。若いうちに自分のお金を増やしたかったら投資をするしか無いことに私は入社して早々に気づきました。

そこで注目したのが、海外に投資することでした。物凄く影響を受けたのが、この本

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

です。日本経済はもう成熟してるから、海外に投資するのが良いことを学びました。そして著者の橘玲氏は、外国の銀行や証券会社で口座を作って投資することを提唱していました!

私は賢者の海外投資に強く憧れました。少ない給料を海外に投資して何倍にも増やそう、などと思っていましたね。そのためには英語の書類を読んで理解できなければなりません。海外の銀行口座を作り投資する、というのが当時の私の英語学習の目標でした。

いちおうこの目標は達成しており、知り合いのつてのおかげもあって海外に銀行口座を作って投資はしました。でも全然儲かりませんでした。っていうか損しました(笑)

橘玲氏の本では、海外に口座を作る方法も紹介されていますが、同時に、国内の証券会社から海外の株式に投資をすることも強く推奨されています。特に海外の株や債権を買うインデックスファンドが推奨されてますね。

直接外国の証券口座を作るのはそれはそれで有効なのでしょうが、日本の証券会社から海外の株式に投資するインデックスファンドを買うだけでもなかなか良い投資ができるので、無理に外国で口座を作る必要は無いかな、と今では思っています。

投資に関してはもう英語は使っていません。今は何かの情報を特に求めているということも無いので、正直なぜ英語を続けているのかよく分かりませんね…。転職する、というのはもちろんありますが、転職だけが目標だったらここまで英語の勉強は続いていないような気がします。今は英語を勉強すること自体が好きで、その結果として何か良いことがあったら良いな、という感じですね。

 

5月TOEICに向けて、勉強しません

気づいたら5月……時間が経つのは早いですね。

いや、早くないです。早いって言ってると本当に早く感じてあっという間に人生が終わってしまいそうな気がするんですよね。だから、せめて言葉だけは

「時間が経つのが遅いなぁ」

って言いましょう。

さて、5月もTOEICの受験を申し込んだのですが、私は今回、全く勉強しません。

先日ブログに書いたように、現在は簿記二級に向けて勉強しているので、英語は全くやっていないんです。大学受験生みたいに多数の科目を並行して勉強できる人は凄いと思います。私は無理!試験勉強は一つずつやって確実に合格したいです。

というわけで今回はTOEICはおろか英語の勉強すらせずに受けるという暴挙に出ます。気が向いたら、歩いてる時にリスニングしたり、気になる洋書を読んだりはしますが、勉強と言えるようなことは一切せずに受けるつもりです。せっかくなので

900点取った人が、2ヶ月間英語を勉強せずにTOEICを受けたら何点取れるか?

ということを知るための受験にしようかと思います。無勉で受けることはそう無いでしょうから。

私のスコアが何点落ちるか、皆さん楽しみにお待ちください。