第210回TOEIC 結果発表

5月29日に受験した、第210回TOEICの結果が発表されました。記念すべき新形式1回目の私のスコア結果は

L 470
R 445
Total 915

でした。トータル915は、今までのベストスコアとピッタリ一致しました。新形式になってもTOEICの難易度は変わっていないということでしょうか。

今回、私はそれなりに学習して臨んだ試験でした。が、結果は現状維持。

そこそこ頑張って勉強してようやく現状維持ができるんですね。これはTOEIC、英語に限らず、いろんなことに関して言えるかもしれません。

「あいつは昔から変わってないなぁ」

って言われる人は、ある程度進化している人であって、本当に現状維持している人は

「あいつはダメになった」

と言われるという話を何度か聞いたことがあります。

ともかく、頑張ってやっとできるのが現状維持ですから、スコアアップしようと思ったら、ある程度激しい勉強が必要だと改めて感じました。遊びや仕事など、他の行動を制限してようやく得られるのがスコアアップなのです。

他人と比べない

最近、他人と比べないことは大事だなぁと思います。

自分の価値は自分で決めれば、長い目で見て自分がやりたい方向に進んでいきます。他人と比べると、雑念が入ります。

特に英語は顕著で、生まれながらにバイリンガルとして育つ環境に居た人には敵いません。常に自分で基準を設けて、それをクリアしていくことを良しとする方が、本当に自分がすべきことができると思います。

しかし一方で、人間は他人と比較しないと自分の存在さえも認識できないようにできています。他人が居なければ、自分という存在も無いのです。自分という存在は他人の存在に依存していますね。

他人と比較することは、向上心にも繋がります。私は進学校の出身ですが、みんなが良い大学を目指していたのは将来のためなんかではなく、隣のヤツに負けたく無いからだったように見えました。

TOEICなんてその最たるもので、知ってる人のスコアを抜かしたいと思うことは強烈な勉強の原動力になります。

即ち、受験やTOEICなどの試験のスコアは、他者と比較して自分を向上させるのは良いことなのです。

他人と比較しない方が良いのは、仕事や結婚など、もっと正解の見えない人生のテーマですね。これは本当に、自分が良ければ良いという考え方をした方が幸せになれると思います。そうすることで、常識という自分で作ってしまった変な枠から出て、本当に自分の人生を楽しむことができるようになるハズです。

今日の記事は、頭で分かっていてもなかなか実行できないので戒めとしてここに書きました。

英語は大人の趣味

先月は自分の中でボランティアガイド強化月間だったため、毎週名古屋城に行って外国人をガイドしていました。しかし毎週土曜日にガイドに行くと、かなりの時間を使うため、インプットの時間が減ってしまいます。

そこで、一旦今月はガイド活動を減らし、今月と来月をTOEIC強化月間と位置づけました。7月のTOEICではベストスコアを更新したいと思います。

と、まぁこんなことをもう4年近くやっています。その間、簿記をやったり通訳案内士資格を取ったり、スペイン語をやったりしていますが、また英語をやっています。

英語というのは、大人がやるのに最適な趣味だと思うんですよね。その理由はたくさんあります。

  • 金がかからない
  • 終わりがない
  • 仕事に結びつく
  • 友達を増やせる
  • 旅行が楽しくなる

なんでみんなやってないのかな?とたまに疑問になります。

文法特急1で動名詞と名詞の使い方を復習

前回のTOEICに向けて、文法特急1を読み返していました。

この本はもう4年ぐらい前に買ったのですが、いまだに読むたびに発見があります。

both A and B とか、be consistently 〜 みたいな基本的なパターンに限らず、実はかなり応用的な内容もカバーしているのです!

最近、900点特急2で覚えたPart5の問題パターンが、実は文法特急1にも載っていたということがよくあるんですよね。

例えば動名詞と名詞を選択する問題です。これは私は最近になるまで、後ろに目的語を取る場合は動名詞でそうでなければ名詞を選ぶという解法を分かっていませんでした。900点特急2を解いて覚えて、レベル高いなぁ、なんて思っていたのですが、文法特急1に載ってたんですよ。基本問題の範疇を超えてますね。いや、この問題を私が難しいと思っているだけかもしれませんが……。

文法特急1は基本から応用までカバーした驚異的な問題種です。ある意味、900点レベルまでこれでいけると言えます。文法特急2のコラムでTommyさんが、文法特急を500周ぐらい解いて950点取れるようになったって言ってましたしね。

TOEICが新形式になって、まだ信頼できる問題集が出ていない状態です。早く花田先生が新形式に対応できる文法特急を書いてくれないかなーと待ち遠しいですね!

英検に激震が走った

昨日のTOEIC新形式の興奮が冷めない中、私は衝撃的な事実を知ってしまいました。

なんと、英検の採点方法が大幅に変わるそうです!!詳細はこちら。

リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの配点が、均等になるそうです。英検1級がどうなるかと言うと、今までは

リーディング 51点
ライティング 28点
リスニング  34点
スピーキング  100点

だったのが、比重が全部均等になるらしいです。1次、2次の区切りは変わらないので、鬼門の1次試験は、リーディング、ライティング、リスニングの3つが均等になった試験で合否が決まります。

今まで英検1級と言うとリーディングの比重が大きく、また異様に難しい単語問題が25問もあって、多くの受験者が英検1級を敬遠していました。難しい単語問題が25問というのは変わらないのですが、配点は思いっきり薄まりますので、もう別に解けなくても良いわけです(笑)

単語問題は鉛筆を転がしてマークして合格する人が、今まで以上に多くなるでしょう。これは、4技能をバランス良く勉強してきた人にとっては大チャンスです。もうこれを機に英検を受けるしかないですね。

私も凄く受験したくなってしまいましたが、6月はあまりにもTOEICと日程が近く、また最近は名古屋城での通訳ガイド活動に力を入れていたので、申し込みをしませんでした。しかしこの配点の変更があったなら受けたかったな……。

10月は受ける予定でおりますので、TOEICファンの皆様、これからは英検共々頑張っていきましょう!

第210回 TOEIC メジャーフォーム 感想

行ってきました!第210回TOEICの公開テスト、メジャーフォームを受験しました。

ついに新形式始まりましたねー。公式問題集を解く限りではめちゃくちゃ難しかったのですが、公開テストでは、そこまでは感じませんでした。きっと受験している時の体調の違いによるものだと思います。さて、ではパート毎の感想を書いていきましょう。

Part 1
今回から6問に減ったとはいえ、その日のTOEIC全体のテンションを決定付けるパートです。ここは前門正解しておきたいところ。しかし、2問目が聞き取れませんでした。以降、その気持ち悪さを抱えて受験するハメに。

Part2
今回は、すんなり解ける問題があまり多くなかったような気がします。

Part3
1セット目で、いきなり3人で会話する問題が出て、なにー!と思いましたね。しかし落ち着いて処理。難易度は普通だったと思います。

Part4
最初の4セットが凄くゆっくりナレーションされ、余裕でしたね。そして5セット目から急に早くなったような気がします。元オリックスブルーウェーブの星野投手のスローカーブから、いきなり大谷翔平投手の160キロのストレートが来たような感じで、私はタイミングが合わず三振(3問ミスること)してしまいました。そして最後の方は図表が登場する問題で、図表を中途半端に先読みしていたら問題文が先読みできず、あっという間にやられました。そもそもこのタイプの問題に対する作戦が甘かったように思えます。どこを重点的に先読みしたら良いんでしょうか。

Part5
絶対分からんわ!というぐらい難しい問題が少なかったような気がします。10分ぐらいで解いて次のPartへ。

Part6
新生Part6は、難しいですね。文挿入問題が特に難しい。これのせいで1セットにつき3分ぐらいかけてしまいました。

Part7
ここまでたどり着いた時点で残り時間54分。1問1分のペースで解けば終わります。シングルパッセージで時間を稼ぎたかったのですが、異様に難しかったです。そしてダブルパッセージは簡単という変な回。問題のトリプルパッセージも、本文にクセが少なく、読みやすい問題でした。6分を残して最後のセットへ突入。今回は塗り絵は無いな、と思い、最後のセットは通読してから問題を解くことにしました。ところがこれが失敗で、本文の分量が多く、さらに196問目の問題はいわゆるNOT問題というやつで、解くのに時間がかかりました。そのせいで気づいたら残り1分になっていて、2問は塗り絵をしてしまいました。

今回からTOEICは新形式ですので、ものすごく苦戦するかと思ったのですが、意外といつも通りのでき具合でした。リーディングの最後で油断して塗り絵してしまったのが心残りです。最後のセットは必ず制限時間ギリギリで解くことになるので、通読して解かない方が良いですね。設問と本文を交互に読んでいき、逐一解いていく、HUMMER式という解き方が良いと思います。

久々にTOEICを受けたらやっぱり楽しかったので、まだまだこれから満点を目指す旅は続くな~と思いました!

 

※追記

問題用紙がピンク色だったため、メジャーフォームと書いてしまいましたが、後で、すべてのフォームで問題用紙はピンク色だったことを知りました。なので私が受験したのは、敢えて言えば名古屋フォームだったことになります。Part1で、ホースを持った人の写真が出てきたフォームです。

ETSも、ついにマニアに戦争を仕掛けて来たということでしょうか……。

『華麗なるギャツビー』のレビュー

今日は家で映画を見ました。

同じ原作でディカプリオ主演で映画化されているのでこちらの方が最近では有名だと思います。

古い方は、ミア・ファロー主演かつフランシス・コッポラが監督ということで気になっていたので見てみましたが、やはり面白かったです。原作の小説が面白いから、どうやっても面白いですね。

この小説、登場人物がみんな身勝手で、妙なリアリティを感じてしまうところが好きです。最後の悲劇も、まぁ現実に起きたらそうするよね……という感じがして、悲しいんですが、納得してしまいます。そんな最悪に身勝手な女性をミア・ファローが上手く表現してますね。

何と言っても、悲劇へ向かっていくギャツビーの純粋さが良いんですよね。設定が荒唐無稽でも、ここぞというところで人間の心や行動にリアリティがあれば話は必然的に面白くなるのだと思います。

英語もかなり聞き取りやすく、学習にもオススメの話でした。楽しみながら英語を勉強したい人は是非見てみてください。

わざわざDVDを買って見たんですが、後から、Amazonプライムのビデオで無料で見れたことを知りました(私はプライムの会員です)。それを知った時の私のショックと言ったらもう……。

The Millionaire Next Door のレビュー

面白い本を読みました。

金持ちになる方法を書いた本です。

金持ちになると言うと、多くの本は株で儲けたり起業したりすることを推奨していると思いますが、この本はお金の使い方に着目した本です。

億万長者へのインタビューで、資産を持っている人は、慎ましい生活をしていることが分かりました。隣の億万長者というタイトルのように、億万長者は隣で目立たない暮らしをしている人だったりするのです。

多くの人は、見栄のための出費で生活を苦しくしていると、確かに私も思います。高い車やマイホーム、私立の学校など、不要なものにお金を払っている人が多すぎます。ただ、そういう人の欲望によってこの資本主義社会は回っていますが。

この本は英語が分かりやすく、オススメです。英語が分かりやすいというか、「億万長者はみんなケチです」というメッセージのために長い文章が書かれているので、内容が分かりやすいです。アメリカの本は冗長なものが多いですからね。

半分ぐらい進んだところで、中古の車を購入する話が延々続いてつまらなくなったので、読むのをやめました。同じ話の繰り返しなので、全部読むほどの本ではないと思います。

そこそこオススメの本でした。

『新・観光立国論』のレビュー

これは凄い本でした。観光業に関わる人は必読の本ではないでしょうか。

最近、テレビでは中国人観光客の爆買いが報道され、訪日外国人旅行客が増えたことがよく報道されています。2015年は1973万人に増えたそうで、これは10年前の2005年の約3倍の人数です。一見、最近の日本の観光ビジネスは上手くいっているように見えます。

が、この本では日本の観光ビジネスは全然ダメだと、バッサリ切り捨てています。全然ダメというよりは、まだまだこれから伸びると言っているとも言えます。

日本への観光客は、客数は増えても消費金額が小さいらしいです。経済の発展という点では、客数よりも消費金額の方が大事です。そもそも目標の立て方が良く無いですね。

何故、観光客にお金を使ってもらえないかと言うと、日本の観光地ではより多くお金を使ってもらおうというサービスが無いとのこと。料金は一律同じで、もっとこうして欲しいと客が要求しても、追加料金によって対応することはなく、それはできませんと断るような仕事のしかたをしています。

観光に限らず、日本のサービスって、安くて良いものを提供しようという姿勢なんですよね。ですから、サービスを向上させるという目標を掲げれば、できるだけお客さんにお金を使わせないで、今と同じ値段で良いサービスを提供しようとするわけです。世界的には、良いものを提供するならば金額が高くなって当然、という考え方が主流です。日本の観光地は、もっと富裕層向けのオプションを用意すべきとのことです。

しかしこれは日本の良さと表裏一体ですよね。安いのにこんなにサービスしてもらった、みたいなのが美徳とされていて、実際そういうのが日本人は好きなんですよね。金額でサービスをグレード分けしたら、客を差別するのか、とか言う人が出てきそうです。

他に印象的だったのが、この本では全体的に、日本の観光戦略がひとりよがりのものになっているという話です。クールジャパンとかって、日本にはこんなに素晴らしいものがある、日本人の精神性はこんなに素晴らしい、という考えがあって、それを分かる人に伝えたいという姿勢です。

客の立場からすると、そんなのどうでも良いことが多いです。それより、客が求めているものを提供する方がビジネスとしては上手くいくと思います。例えば京都の街は夜遊ぶところがあまりありませんが、そんなのは京都には必要ないと考えるのでなく、ニーズがあるならば作るべきです。

全体的に日本では、「それはそういうものだからそのままにしておく」みたいな発想が多いんですね。観光に限らず。

しかし、日本人は1億人も居ますから、全てを外国人向けにするのを嫌がる人が居るでしょう。英語の看板だって、日本人にとっては邪魔だから不要だったりすると思います。そういうところを変えないと、日本の観光業は良くならないでしょうね。

観光に限らず、全てのビジネスに通ずる話だと思います。非常に勉強になる本でした。

ゲストハウスで英会話

土曜日は名古屋城でガイドして来ました。オーストラリア人とスウェーデン人を案内したのですが、相手の英語が速すぎて何言ってるか分からずピンチでした。

そして日曜日から火曜日まで高山で観光してました。

一泊はゲストハウスに泊まりました。一泊3,000円で、8人部屋のドミトリーです。

共有スペースで食事をしていると、外国人の宿泊客が集まり、適当に交流しました。高山市は最近、物凄く外国人の旅行客が増えているとのことで、一体なぜ高山に来るのか気になっていたので、聞いてみました。

鍾乳洞に行きたいとか、たまたま他の地域で宿がいっぱいだったとか、ロンリープラネットに載ってたからとか、いろんな理由で高山に集まっていました。高山陣屋に来たかったと言うと思ったんですけどね(笑)

フランス人の女の子と話していたのですが、私は今までフランス人と英会話をした経験が少ないので、かなり苦戦しました。語頭のHを発音しないというフランス語の特徴を英語でもそのまましゃべっていたので、かなり分かりにくかったです。holiday をオリデーって発音したり。しかもその子、凄く早口でしたし。

しかし相手はフランス人でしかも可愛い女の子だったので、頑張って英会話しました(笑)人種差別をするつもりは無いのですが、フランスの可愛い女の子と会話と聞いてテンション上がる人は居ると思います。

英語は世界共通語とは言ったものの、話し言葉には各国の特徴があり、様々です。発音だけでなく、母語の影響を受けて英語を使う時の語彙や文法も違うのではないかと思います。

こういう、試験とは違って想定外の音が聞こえる英会話は、TOEICのきれいな英語をどれだけ聞き込んでも聞けるようにならないんじゃないか?と思いました。

いや、基本は身につくので、TOEICの英語を極めれば、今より想定外の英語にも着いていけるようになると思います。あとはそういう実戦の場を意図的に作ることですね。

ゲストハウスに意図的に泊まるようにしようと思います。