発音が上手いとアクセントが上手いは別

英会話に関してよく

「あの人は発音が上手い」

と言うことがあると思います。しかし

「あの人はアクセントが上手い」

とは言いません。

これは、発音が良い・悪いという言葉が総合的に英語を話すのが上手い、下手を表す言葉として使われているからだと思います。

しかし英語を発話するのが上手いかどうかのポイントには、本当は発音・アクセント・リズムという別々の要素があります。発音が上手いとアクセントが上手いというのは意味が違います。

発音が正しいというのは、出している音が正しいということです。LとRの区別やBとVの音の違いを正しく出すことです。

英語が英語っぽく聞こえるためには、発音も大事ですが、アクセントやリズムも非常に大事です。ある程度の速さで、正しいアクセントで声を出すことで英語らしくなります。

発音を正しくするよりも、アクセントを正しくする方が簡単だと思います。勢い?みたいなのがあれば大丈夫だと思います。

発音、発音、とよく言いますが、まずはアクセントを正しく話すことを意識すれば、グッと英語っぽくなると思います!

Lang-8で添削してもらう1つのコツ

Lang-8というサービスをご存知でしょうか?

語学学習用のSNSです。我々が英語で日記を書くと、日本語を学習している英語のネイティブが我々の日記を添削してくれて、我々はそのお返しに、彼らの日本語の日記を添削するというサービスです。

無料でネイティブの英語が学べる!素晴らしいサービス!なのです。

ですがそれは、英語のネイティブがちゃんと日記を添削してくれたら、の話です。

実際には、日記を書いても添削してもらえず、寂しい思いをすることが多いです。そもそも英語を学習している人は世界にウジャウジャいますが、日本語を学習している人は少ししか居ません。悲しいことに日本語は重要度が低いので人気のない言語なのです。

英語のネイティブに添削してもらいたい人は多いけど、日本語のネイティブに日本語の日記を添削してもらいたい人は少ないです。需要と供給のアンバランスなわけです。

親切なネイティブが添削してくれるのを指をくわえて待っているしか無いのでしょうか?

そんなことはありません。この添削市場には、歪みがあるのです。

実は、女の子は添削してもらいやすいという、歪みがあるのです。

日本の女の子は欧米人に人気があります。ちなみに日本の男の子はフィリピンでモテます。日本の男の子が海外でモテないということはありません。

欧米の英語ネイティブスピーカーは、どうせならかわいい日本人の女の子の日記を添削したいと思っています。彼らの邪な気持ちを、逆に利用すれば良いのです。

利用と言ったってどうやって?と思うかもしれませんが、答えは簡単です。

ネカマをやれば良いのです!敢えて説明する必要ないかもしれませんがネカマとは、ネット上のオカマのことで、女性のフリをしてLang-8に登録するということを意味します。

しかも英語って、男性も女性も一人称が一緒だし、日本語のように女性言葉と男性言葉というのもほとんど無いので、ネカマをやっていてもあんまり後ろめたさというのが無いんですね。これはチャンスですよ。

ネカマ作戦によってあなたはたくさんの添削を得ることになるかもしれませんが、お礼に、しっかりと彼らの日本語の日記を添削してあげましょう。

お礼に日本に旅行に来た時のデートを要求したら、きっぱりと断りましょう(笑)いや、別に断らなくても良いか(笑)

『新TOEIC900点特急2 究めるパート5』のレビュー

ようやく2周目が終わりそうなので、この本の感想を書きます。


オススメ度(5段階) ★★★★

私は、前作『900点特急』のおかげでTOEICで900点を超えた経験があります。詳しくはこれらの記事に書きました。

私がTOEICで900点を突破した方法

900点特急の音読を3ヶ月終えて

まさかこんなハイレベルで人を選ぶ問題集の続編が出ると思っていませんでした。それだけ世間のTOEICプレイヤーのレベルが上がってきたということでしょう。続編のクオリティは、果たしてどうなんでしょうか!?

問題のレベルや方向性は非常に前作と似ていると思います。TOEIC本番であればpart5の40問のうち2問ぐらいしか出ないような難しい問題がたくさん収録されています。

ただ、これも前作と同じ感想にはなりますが、滅多に出ない難問だからと言って、解くのが無駄な問題というわけではありません。特に文法問題の難問は、修飾や態や時制など、どこまで行っても基本問題の組み合わせでしかないんですね。つまりこれらの難問は難問対策になるだけでなく、基本〜中級レベルの問題の復習としても有効です。

よって、『900点特急』で私がやったような、音読しまくって暗記してしまうというのは、今回も非常に効果的な学習になると思います。

part5の問題は短い文を一瞬で読む練習になるので、リスニングの選択肢の先読みのトレーニングにもなります。この本を読み込むことで、TOEICの全パートの学習ができるでしょう。

現行の形式でのTOEICも、もう数えるほどしかありませんが、5月までの学習はその後も決して無駄になりませんので、このまま頑張っていきましょう!

英語学習本はこれで決まり

英語学習ブームの盛り上がりは停滞することを知らず、年々その熱は高まっているように思います。書店に行けばTOEIC対策本は平積みされ、その横には、

「どうやって英語を身につけるか」

ということを書いた、いわゆる英語学習本が跋扈しています。

3ヶ月でTOEICで400点上がったとか偏差値40から同時通訳者になったとか、怪しいストーリーがこれでもかと並んでいますよね。それらは胡散臭い例ですが、同じジャンルの本に、音読は500回繰り返すべし、みたいな硬派な本もあり、精神論と言えなくも無いものの確かに500回も音読すれば効果はあるでしょうから正しいことを言っている本もあります。

英語学習本は私もいくつか読んで来ましたが、この1冊は別格に読む価値があるように思えます。

シャドーイングと音読の科学

内容は以前にこのブログで紹介しましたので、こちらの記事をご覧ください。

音読500回は英語習得のためにおそらく正しい方法ですが、やはりどこか精神論っぽさがあるんですよね。そのせいでなかなか取り組めないという理論派の人も居ると思います。

『シャドーイングと音読の科学』は科学的根拠を示し、圧倒的な説得力を以て我々を音読に取り組む気分にさせてくれます。

ただ、この本の科学すらも若干、根拠に乏しくオカルトの範疇を出ないような気もします……。まぁ、他の凡百の英語学習本より説得力があることは間違い無いです。

第204回 TOEIC スコア発表

第204回TOEICのスコアが発表されました。

私のスコアは

L 445
R 405
Total 850

でした。まさかの、前回と全く同じスコア850点でした。

今回のTOEICは、終了時刻を15分勘違いするというありえないミスをしてしまった回でした。それで850点なら、まあ上出来かもしれません。

学習記録の記事に書いたように、読解特急4の音読をそれなりにやっていたので、リーディングを台無しにしてしまったことが悔やまれます。

さて、12月のTOEICまで、もうそう日は無いので、切り替えていきましょう。

Global English とは何か?

海外出張の感想その2です。

研修中、私たちはアジア人同士で英語を使ってコミュニケーションをする必要がありました。

それは私にとって本当のGlobal English とは何なのかを考える機会になりました。

今まで私が手本にしていた英語は、ネイティブのアメリカ人が話すような英語でした。waterが藁で、I get off が揚げドーフに聞こえてしまうような、リンキングしまくった英語です。こういう英語をカッコいいと思って、わざわざリンキングの練習をしたりしていました。

また、ネイティブっぽい表現というのにも憧れています。これは何も、変なスラングを使うという話ではありません。文法的な発想がネイティブっぽいものも含みます。分詞構文や仮定法過去など、高度な文法を自然に織り交ぜる話し方のことです。

しかし、こういう英語は例外なく、ノンネイティブには通じません。相手の英語力が高ければ通じますが、そうではない状況は多いのです。日本人はくどいほど仮定法過去を勉強するので知っていますが、たぶん他国のアジア人はそんな文法知らんと思います。

そこで必要なのが、真のGlobal Englishです。それは何なのかと言うと、分かりやすい語彙を使う、ゆっくりしゃべる、はっきりしゃべる、ということだと思うのです。今まで、ネイティブっぽいと思ってマネしてきた英語とは真逆のものでした。

ネイティブのような英語は、英語で複雑な感情を表現するためには確かに必要です。しかし、聞く側の相手もネイティブ英語を理解できなければなりません。ノンネイティブ同士の英語である場合、Global Englishを使った方が良いと思います。

Global Englishを身につけるために何をしたら良いかと言うと、TOEICの勉強です。

TOEICの英語は、語彙も文法も非常に平易なので、Global Englishに近いと思います。TOEICに出てくる表現で会話してれば、ノンネイティブの人にもバッチリ通用するでしょう。特に、ビジネスで頻出の英語を広くカバーしているので、グローバルにビジネスをする人にとって勉強する価値の非常に高い試験と言えるでしょう。

総じて、仕事に関しても、英語に関しても、気づきの多い出張になりました。海外旅行は、しなくても別に困らないので、それはそれで過ぎていってしまいます。また、情報だけならわざわざ行かなくてもネットで調べれば今の時代は簡単に分かってしまいます。でも、行かなきゃ分からないことや、感じないことというのが絶対ありますね。

海外出張の感想

お久しぶりの更新です。仕事で海外に出張に行っていました。

他国で同じような仕事をしている人と合同で研修を受講して来ました。公用語は英語で、英語で講義を聞いたりディスカッションしました。TOEICで鍛えた英語力を試す絶好の機会だったわけです。

単に他の研修生のレベルの問題ですが、私は参加者の中では英語ができる方で、TOEIC900点の英語力は高いと思いました。

夜は食事会もあり、また昼間も移動中など、国際交流の機会はふんだんにありました。やはり日本については関心が高いようで、いろいろ聞かれます。ただ、昼の食事中にいきなり

「日本はAVが有名だけど、みんな見てるの?」

と聞かれたり、やたら日本の男性の不倫事情を聞かれたりで、日本のイメージってそういうのなのか?と気になりましたね。その女性は『失楽園』を読みドラマの『昼顔』を見たと言っていて、偏ったイメージを摂取しとるなぁと思いました。

やはり平安時代など、性に対して非常に開放的だった歴史もありますし、今でも性的な表現の規制が緩いようで、日本のイメージ=エロというのが世界的に有名になっているようです。これは日本の恥ではなく、日本文化だと思いますね。このまま続いて行って欲しいです。

いろいろありましたが、TOEICに関する話題と言えば、韓国人にTOEICは流行っているのかと聞いてみました。やはり噂通り、みんなTOEICに勤しんでいるようでした。ほとんどの会社に入るためにはTOEICのスコアが必要なようで、700点ぐらい必要らしいです。

日本でも就職の際にTOEICのスコアは確かに必要かもしれませんが、それよりも、よく分からない面接の評価が重視されるので、きっと状況はかなり違うでしょう。そのうちに日本でもそうなるかもしれません。

総じて、今回はTOEICを学んだおかげで得られた貴重な体験でした。学んでいて良かったと思います。そしてTOEIC900点というのは英語を使用するのに充分なスコアですので、これからはもっと英語を使っていこうかな、と思いました。

新新TOEIC決定!

TOEICの形式が今度の5月から新しくなるそうですね。

公式サイトが詳しいです。

問題形式の変更点を読んで、リスニングは図表が入ったらますます聴く力じゃない力が試されるようになるんではないか?なんてことを考えました。以前から先読みにおけるリーディング力の重要性が唱えられてきましたからね。

リーディングは、これ以上長文化して、時間内に終わるのだろうか?という気がします。しかし、ここ数回のTOEICはPart7で妙に捻った問題が多く、無理に難易度を上げているような印象がありましたので、一旦そういうのがリセットされて、新新形式導入直後はむしろ簡単な回が続くんじゃないでしょうかね。

あと変更後すぐには良いテキストが出ないでしょうね。

私がTOEICを初めて受けた時は、新形式が導入されて間もない頃でした。そのせいで新形式対応の良い感じの問題集を見つけられないまま、私はTOEICを好きになることなく、TOEICを止めました。文法特急という革命的な名著が世に出るのはその2年後でした。

なので、例えば来年から大学生になる人などで、初めてTOEICを受ける人は、しばらくロクな参考書が出てないけど時間が経てば猛者達が素晴らしい本を必ず出すということを知っていおいて欲しいですね。

いわば、新形式導入直後は、ゲームの攻略本が発売されていない状態なんです。

攻略本は絶対発売されますので、どうかTOEICを長い目で見て欲しいと思います。

『英検準2級文で覚える単熟語』で英会話練習

来週、海外に出張に行くので英会話の練習をしています。主にDMM英会話をやっています。

DMMは1日25分だけなので、その他の時間にも何かやろうと思い、音読の素材を新たに買いました。こちらの本です。

CD付 英検準2級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)

この本を選んだのは、尊敬するJet Bull さんがブログで、英会話の練習ならばこう言う簡単なテキストが良いと仰っていたからです。こちらのブログ記事です。

確かに、英会話で使う語彙って英検準2級ぐらいの簡単な語彙なんですよね。見出語を見ると kind, company, neighbor など、昔習ったんだけどよく考えたら会話で使えそうな単語が並んでいます。こう言う簡単な語彙がすぐに口から出てくることが英会話では大事なんですよね。

というわけで、英会話の練習をするならば簡単な単語集を音読するのは有効だと思います。今さら準2級なんて……とバカにせず、音読しましょう!

The Pyramid Principle のレビュー

The Pyramid Principle という本をご存じでしょうか?

The Pyramid Principle: Logic in Writing and Thinking (Financial Times Series)

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則(日本語訳です)

ビジネスマンが学ぶロジカルシンキング、ロジカルライティングの本のバイブルです。コンサルの人が特に学んでそうな印象ですね。

この本は、ピラミッドストラクチャーと言う、文書の構造を説明した本です。ピラミッドストラクチャーとは、メッセージがあって、それを理由付けやデータが下から支えるような文章の構造のことで、論理的な文章のお手本です。確かにビジネスで客や上司を説得する際の文書やプレゼンの構成で使えそうな内容が書いてあります。非常に有益な本です。

この手の本は、ロジカルな言語である英語で書かれたものが本場であるはずなので、分かりやすい洋書がたくさんあるだろうと思って、

Logical writing

Logical thinking

などとAmazon.comで検索をかけてみましたが、意外と良さそうな本が見つかりませんでした。意外と良い本が少ないのではないかと思います。

日本語の書籍だと、この手の本はウジャウジャ出版されていて、良書が多い印象があるんですよ。ただ、どれもThe Pyramid Principleを分かりやすく解説したような内容の本ですが。

英語で書かれた本はThe Pyramid Principleというバイブルがあるので、これを読んでおけば間違い無いということなのかもしれません。

しかしこの本、値段が高いという難点がありますね……。7,000円もします。何でこんなに高いんでしょうか。中古で安く出品されている時を狙って買うと良いと思います。

もちろん日本語訳も出版されていてしかも安いですが、伝説的な本なので、英語学習者なら是非原書にトライして欲しいと思います!