旧形式最後のTOEICで欠席してしまいました

今日は、2006年から今日まで続いた問題形式のTOEIC公開テストの最後の開催の日でしたね。

もちろん私も受験を申し込んで、この日に備えてコツコツと問題集を音読していました。

が、なんと試験当日に風邪で体調不良になり、受験できませんでした。TOEIC開催中の2時間をベッドの上で過ごすことになりました(笑)

せっかく旧形式の問題を勉強したのに、無駄になってしまいました。問題形式が変わっても旧形式のテキストでの勉強は効果があると思いますので、無駄と言うのは言い過ぎですが。

しかしもう、気分を切り替えて明日からは新形式(新新形式)の対策です!

現状、新新形式の問題集は数がありません。質が担保されているのはこれぐらいではないでしょうか。

この状況下でできることは、以下のような行動になるでしょう。

  1. 唯一のテキストである公式問題集のみをやる。
  2. 問題形式に左右されない単語集(金のフレーズ等)を復習する。
  3. 今までの形式のテキストで勉強する。
  4. 開き直ってTOEIC以外の英語学習をする。

新新形式でのハイスコアを狙うならば、やはり1がベストな解でしょう。私はついさっき、公式問題集を注文しました。せっかくこのテキストしか実質存在しない期間ですから、このテキストを仕上げるべきでしょう。

Twitterを見ていると、新新形式に対して不安を覚える声も多いように感じます。

私としては、いいかげん旧形式に飽きていたころなので、これは新しい刺激になって良いことだと思います。また私は英会話や受験英語など、もともとTOEIC以外の英語が得意だったため、形式変更によってスコアが下がるタイプの受験者ではないと思っています。

なんて余裕な発言をしていて酷いスコアだったらカッコ悪いですね。新新形式でのハイスコアを目指して、また頑張っていきましょう!

The American Heritage Dictionary of Indo-European Roots, Third Edition”の感想

オススメ度(5段階) ★

今度の6月、また英検1級を受けようと思っています。英検1級に関しては私は2年前に受験しており、けっこう対策しました。合格できませんでしたが…。

語彙がキーになると思い、語源で学ぶ語彙系の本を読んでみました。

調べていくと、語源系の語彙本は印欧語根という切り口を使って語源を説明していることを知りました。印欧語根とは、あらゆるヨーロッパ系の言語のもととなった仮想言語である印欧祖語という言語の、語根です。語根を知っていれば、未知の単語でもパーツの組み合わせから意味を推測できるだろうと考えたわけです。

で、アメリカ人向けのそういう本に挑戦しようと思って買ったのが、”The American Heritage Dictionary of Indo-European Roots, Third Edition”というわけです。

流石にこの本はレベルが高すぎました。背伸びをしすぎたようです。私程度の英語力では参考になることはほぼ無く、本棚で眠っています。こういう学習法は、度が過ぎると、「覚え方を覚える」のが難しくなってしまい、逆効果になることが往々にしてあるのですが、この本を読むこと自体ものすごく大変で、まさにそんな感じでした。

印欧語根から語源を説明した本なら、もっとマイルドで楽しい本が出ています。

こちらの本も、古いですがシンプルで悪く無いです。

TOEIC対策にも使えそうな洗練された本ならこちら。

語源で暗記する単語の本は、一冊は読んでおくと良いと思います!ただしThe American Heritage Dictionary of Indo-European Roots, Third Edition以外で!

受験英語とTOEICの違い

私は昔から受験の参考書が大好きで、大学に合格してからも書店の参考書コーナーは必ずチェックしていました。最近、西きょうじ先生が新しい文法の本を出すとのことで、勢いで注文してしまいました。楽しみです。

受験勉強の時は英語は得意科目だった割に、初めて受けたTOEICは550点でした。同級生は普通に700点ぐらい取ってるのに…。

受験英語は得意だったのにTOEICはいまひとつ、という人はけっこう居ると思います。

昔はよく分かっていなかったのですが、これは大学受験とTOEICでは必要な英語力が違うことによります。その違いとは、次のようなことではないでしょうか。

受験英語の特徴
難しい英文を読む必要がある。
和訳する力が必要。
内容理解の問題では論理的思考力が問われる。
時間はあるのでじっくり考えられる。
文法問題では知識の多寡を問われる。

TOEICの特徴
基本的な英文が出る。
英語を英語のまま理解する力が必要。
内容理解の問題で思考力は問われない。英語が読めれば解ける。
時間が足りないので、英語を処理する速さ=点数となる。
文法問題では英文の構造を問われる。

これは、結構な違いだと思います。多くの人はTOEICの前に大学受験で英語の基礎力をつけると思いますが、適応力が無いと、大学受験の力をTOEICに活かせません。

ただ、センター試験の英語とTOEICはタイプが似ていると思います。TOEICの方が圧倒的に難しいですが。

大学受験の英語力をTOEIC向けにチューニングするには、TOEICに出る英文を素早く処理できる能力が必要です。それには、『文法特急』を解いてTOEICの文法問題で問われるポイントを理解し、さらに文法特急を音読して、TOEICの問題の処理速度を上げるのが良いでしょう。シャドーイングすればリスニング対策になります。

大学受験の英語が得意だった人は特に、文法特急をやっておけばすぐにTOEICでも良い点数が取れるようになると思います!

ショーンKが見せてくれた夢

先週、世間を騒がせたニュース。ショーンKという人が経歴詐称をしていたそうです。オープンキャンパスに行っただけでハーバードMBA卒ということにしたり、世界に支店があるコンサルティングファーム、「ブラッドストーン・マネジメント・イニシアティブ・リミテッド」を経営していると言って、実は実体の無い会社だったとか。

誰も彼の経歴詐称に気づかず、ありがたがって大企業や官公庁が彼に講演を依頼していました。大企業や官公庁のオッサンがどれだけ権威主義か分かって面白いですね。

しかし10数年も騙してきた彼の能力は、相当なものです。まず、英語力は詐称でなく凄いです。ハーフというのも嘘で普通の日本人なのに、まるでネイティブのような英語を話します。

 

彼はきっと日本で凄まじい努力をしてこの英語力を身につけたのだと思います。これは詐称ではありません。英語力は話すと分かってしまいますからね。

1年前にTOEICで900点を取ってから、私の英語熱はかなり下がっていました。しかし先月、通訳ガイド新人研修に行って、再びやる気の火が灯りました。そしてさらに、ショーンKが燃料を投下しました。

ショーンのハッタリは、英語力という本物の実力に裏打ちされたものでしょう。彼の壮大な嘘は英語力という土台の上に作り上げられたのではないかとさえ思います。

ショーンは努力して勉強し、人生のドリームを掴みました。

英語が話せても他に何かできなきゃ意味が無いとか言う人はいつの時代も居ますが、耳を傾けるべきではありません。他に何もできない人こそ、英語力で突き抜けるべきだと私は決意を新たにしました。もっと英語力を身につけてから他のことを学ぶべきだと今は思っています。

辛い時はショーンの動画を見てヤル気を出し直しましょう!人生はどんな風にでも演じられます。(彼は演じ過ぎちゃったわけですが…。)

主語と動詞の出現を待ち構える

昨日、久々にこの本を読み返していました。

この手の英文解釈系の本では伊藤和夫の『英文解釈教室』という本が有名ですが、『英文解釈マニュアル』の方が分かりやすくて実用的だと思います。

やはりこの本の素晴しさは「新5文型」という考え方に行き着きます。新5文型とは、従来の5文型がSVOという最低限の要素だけを書いていたため実際の英文ではそんな文章は稀で実戦で役に立たないことから、その他の要素までを公式として盛り込んだ実戦的な5文型です。従来の5文型では「SV」として表現されていた文も新5文型では

イントロ S Sの説明 一般動詞 Vの説明

と表現され、そもそも英文はSではなくイントロという補足情報から始まることが多いという非常に重要な情報が示されています。

この新5文型を身につけると、

主語と動詞の出現を待ち構えながら英語を読んだり聞いたりする

ようになります。英語に限らず全ての言語は、主語と述語を繰り返しながら何かを伝える構造を持っています。例えばこれらの例文も

  • 車が赤い
  • 子供が走る
  • 寝る前に(私たちは)歯を磨くべき

全て、「〜は〜だ」「〜は〜する」という構造を持っています。

外国語を読んでいると、どれが主語でどれが述語か分からないという状態に頻繁に陥ります。それが、文が分からないという状態の原因です。英文解釈のコツは、主語と述語をしっかりと認識することです。

英語の場合は主語と動詞を探すことになります。上の例の日本語だと「車が赤い」という文は動詞がありません。日本語にはbe動詞がありませんから、主語の次に助詞が来て形容詞が来るわけです。しかし英語ならば”the car is red”となり、形容詞を使った述語も、まずは動詞が来ます。述語を認識するためのコツが、動詞の出現を待つことになるわけです。

TOEICのPart5は、文構造を見抜く問題が、かなりの数出題されます。それは上記の主語と動詞をきちんと認識するための最高の練習になるでしょう。また『超・英文解釈マニュアル』はTOEICのPart5の対策としても最高の参考書となります。

主語と動詞を待ち構えるスタイルの確立は、英語力上達のための最重要課題ですね。

シャドーイングの利点

指のささくれの むき剥き方をミスって膿み始めました。パンパンに腫れて痛いです。

最近の学習は、こちらのテキストを使っています。

普通に解く、音読する、シャドーイングする、という方法で勉強していますが、最近は特にシャドーイングに力を入れています。

シャドーイングという学習法は、慣れてくると今まで気づかなかった色々な良いことを発見します。

  1. 手を使わない
    手を使わないので、移動中に取り組みやすいです。ただ、声は出すので、歩きながらブツブツつぶやいてる変な人になる危険性はあります。
  2. 目を使わない
    仕事で8時間パソコン画面見て、暇な時はスマホを眺めて、帰って来たら本でTOEIC学習。これは目が疲れます。途中、目を閉じてシャドーイングをして目を休ませると良いと思います。
  3. 暗記しやすい
    シャドーイングをしていると、意外と早く英語を暗記することができます。これは、聞こえてきた音声を口に出すまでに脳内で何度もリピートしてリテンションしているからそのまま覚えてしまうのではないかと思います。

音読とシャドーイングは学習の両輪ですが、意外とシャドーイングを中心に据えるバランスにした方が良いかな、と思い始めました。

来月のTOEICまで頑張りましょう!

聞き流し学習は効果的か

先日、こんなことがありました。

石川遼君が宣伝したスピードラーニングは、石川遼君が上手に英語を話すせいで、多くの日本人に、聞き流すだけで英語を話せるようになるという誤解を与えてしまいました。そんなことあるわけありません。中学生の息子さんは、三単現のsとかbe動詞とか、基本的なことからコツコツと勉強し直すのがベストでしょう。

英語をかなり勉強してきた人の間では、聞き流しは効果が弱い学習であるということをよく聞きます。リスニング系列の学習だったらシャドーイングやディクテーションのように、もっと集中して聞くトレーニングの方が効果があると定評があります。

しかし、やはり歩いてたりブログ書いてたりする時はどのみち勉強はできないので、聞き流しにも一定の出番があるのではないかと最近私は考え直しています。

そこで米国版のAudible.comの出番です。これは、洋書をかなり聞き取りやすい朗読をしてくれますので、聞き流しでも聞き取ることができ、学習効果があるのではないかと思っています。TOEICのリスニングで400点ぐらい取れれば聞き取れるでしょう。

Audibleはリスニング学習のツールとしては衝撃的なものだと思います。ぼーっとしがちな時間にリスニングしながら洋書を読めるというのは凄いことなんじゃないでしょうか。

すぐに見るのが面倒臭くなるTEDなんかよりも、私はAudible.comに凄い可能性を感じています。

part7の音読よりもpart5の音読の方が有効な理由

最近、本格的に英語熱が戻ってきました。毎日良いペースで勉強しています。

今日も昼休みに本気で『900点特急Ⅱ』を読んでいたら、あることに気づき、そのままツイートしました。


ということです。去年の夏頃、私は読解特急4の音読にチャレンジしていました。44周音読してTOEICに臨んだものの、終了時間を間違えるという失態もあって850点に終わりました。あまり効果があったとは言えません。

自分が今までTOEICの勉強をしてきて効果があったと思うのは、やはりこの2冊を何度もやった時でした。

この2冊は、全てのセンテンスがTOEICにおいて重要な語彙と構文のみで構成されていると思います。

part7の英文というのは、上記ツイートに書いたように、音読する価値の無い超簡単なセンテンスもかなりあります。我々が失点するのは、そういうセンテンスが原因ではありません。900点特急に出てくるような難しいセンテンスで意味が取れずにつまずくのです。part7も、そういう要所を攻略するのがキーになってくると考えれば、要所になりうる1センテンスを音読して暗記しまくるのが効果的です。

part7の音読は辞めました。再びpart5の問題集を音読しまくります!!

スペイン語学習記録 2016年2月

すっかり忘れていました。2月のスペイン語学習時間を書くことを。

2月の勉強時間は以下のとおりでした。

日付 時間(分) 内容
2016/02/01 30 spanish grammar
2016/02/02 30 spanish grammar
2016/02/03 60 spanish grammar これなら覚えられるスペイン語単語帳
2016/02/04 60 spanish grammar これなら覚えられるスペイン語単語帳
2016/02/05 20 spanish grammar
2016/02/06
2016/02/07
2016/02/08 20 文法から学べるスペイン語
2016/02/09
2016/02/10
2016/02/11
2016/02/12
2016/02/13
2016/02/14 81 collins easy learning lang-8日記
2016/02/15 30 collins easy learning Spanis Grammar
2016/02/16 30 collins easy learning Spanis Grammar
2016/02/17 30 collins easy learning Spanis Grammar
2016/02/18
2016/02/19
2016/02/20
2016/02/21
2016/02/22 110 collins easy learning Spanis Grammar
2016/02/23 40 collins easy learning Spanis Grammar
2016/02/24 20 collins easy learning Spanis Grammar
2016/02/25 30 collins
2016/02/26 15 collins
2016/02/27
2016/02/28
2016/02/29
合計 606 10.1

1ヶ月で10時間しか勉強しとらん……。

2月は勉強以外の活動をしていたり体調を崩したり精神的な調子を崩したり、通訳ガイドの新人研修に行ったりで、大きく失速しました。

内容的には、しばらくは声を一切出さずに、文法の理解に努めようかと思います。基本的な文法をある程度理解したら音読して暗記する、という方針でいきます。まだ音読は私には早い。

通訳ガイド新人研修に行ったら英語熱が再燃してきたため、スペイン語はしばらく低空飛行の予定ですが……。

日本とアメリカのaudibleは全然違うサービス

amazonがやっているaudibleというサービスをご存知でしょうか。月会費制でオーディオブックを聞くサービスです。

これには日本版とアメリカ版があって、それぞれ別のサイトです。

日本版audible

アメリカ版audible

さらに、2つのサービスは全然性質が違います!!(2016年3月7日現在)

日本のは月1,500円で、オーディオブックを聞き放題です。1冊聞いても100冊聞いても1,500円で済みます。

アメリカの方は、月14.95ドルで、1冊しか本をもらえません。2冊目以降は、その都度お金を払って買わなければなりません。ちなみに日本に住んでいてもクレジットカードで完全にサービスを利用できます。

一見すると日本の方が良いサービスに見えるかもしれません。しかし、今の日本のaudibleは魅力的な蔵書がありません。種類が少ないし、本の質も悪いです。

対してアメリカの方はKindleで買える本の種類に近いんではないかと思います。読みたいと思える本がたくさんあります。しかし値段が高いですね…。

英語学習をするなら、アメリカ版が良いと思います。日本版には語学というカテゴリーがあって、英語やTOEICの参考書がいくつかありますが、蔵書がイマイチです。良い本はありません。というか最近の英語参考書はCDやダウンロードの音声がついてるから、わざわざオーディオブックを使う必要が無いですね。

オーディオブックで英語学習をするなら、やはり洋書です。なのでアメリカ版のaudibleに登録して、興味のある洋書を聞くのが良いと思います。朗読は非常に聞き取りやすいです。

日本ではまだまだ浸透していないオーディオブックという文化ですが、果たしてこれから流行るんでしょうか……?あんまり流行らないんではないかと思います。