915点と780点のabilities measured 比較

第202回TOEICのabilities measured (以下AMと略します)が届きました。

780点を取ってしまった今回のAMと、915点だった時のAMを比較することにより、放っておいても落ちない英語力と放っておくと落ちる英語力を検証したいと思います。

まずは、屈辱の780点(L430 R350)

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次に栄光の915点(L480 R435)

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二つを比べてみましょう。

リスニング編

リスニングは、スコアで言うと480点から430点に落ちてしまいました。

430点の時も短い会話の問題については94、94と高水準をキープしていますが、長めの会話は82、77と、480点の時の94、94からかなり落ちていますね。というかどうやって480点なんていう高得点を取ったんだ俺は…?

PART1、PART2の短文の問題は、勉強しなくても落ちないという結果が出ました。

リーディング編

リーディングは、スコアで言うと435点から350点に落ちました。

特筆すべきは350点の時の文法の項目で91を取っていることでしょう。435の時よりも良いです。また、語彙についても良い時が82で悪い時が78なので、たいして変わりません。

読解については悪い時が56、53、63で良い時が84、100、83ですから、落ちましたね、としか言うことがありません(笑)19問も塗り絵してしまったのでこんなものでしょう。

PART5は、勉強しなくても落ちないということが分かりました。

まとめ

L Rともに、短文の問題はキープして、長文の問題は落ちたという結果でした。

ベストスコアが970点以下の人にとっては、TOEICの難問はやはり長文問題、即ちPART 3,4,7 です。満点を狙う人はPART 2 が難関らしいですが普通の人にとっては3,4,7をどう攻略するかがスコアに直結します。

このことは普段の学習においてもそうなのですが、学習をやらないと能力が落ちるという点からも証明されてしまいました。特にPART 7はもともと時間内に終わらないこともあり、少しの能力の低下が致命傷になることが分かりました。

ここから思ったことは、

もうTOEICの勉強はPART 7しかやらない!

ということです。いつまでも気持ち良いPART 5をやっていてはダメなんですね。とにかく7なんだよ!俺に必要なのは。PART 7のテキストでシャドーイングでもやれば3,4も対策できますし。

他の試験等あり、引き続きTOEICにはいつから本腰を入れられるかは分からないのですが、時間のある限り、PART 7の対策をしていこうと思いました。読解特急シリーズの解明を頑張ります。

第202回TOEIC 結果発表

2015年7月に行われた第202回TOEICの結果が発表されました。

私のスコアは

L 430
R 350

Total 780

でした!ベストスコアの915から大幅なダウンです。

2ヶ月間全く英語をやらなかったり、試験前も満足のいく勉強は全くできず、当日は19問も塗り絵をしてしまったので、間違いなくスコアは落ちていると思いましたが、ここまで取れないとは!俺は900点を取ったことがあるのに!ちなみに学習記録はこんな感じでした

900点を取った時の私の勉強法がTOEIC対策に偏重していて、真の英語力を身に付けていなかったからスコアが落ちたのでしょうか?

そんなことはありません。ここに書いたように、私はテキストこそTOEIC対策書を使ったものの、巷で真の英語力を身につける勉強として絶賛されているシャドーイングと音読によってスコアを上げました。決して、TOEICの問題集ばかり解くなどという、一部の英語教育関係者に怒られそうな勉強はしていません。

900点を取っても、英語はやらなければあっという間に忘れるのです。どんな方法で身に付けたかは関係ありません。だいたい、真の英語力って何なのか分かりませんしね(笑)そんなものより私はスコアが欲しいです。

今回780点を取ってみて、なんだかすっきりしました。

本気で勉強していると、スコアが落ちるということが怖くなってきます。落ちるのが怖いから激しく勉強して、なんとかスコアが上がっていく、の繰返しでスコアは上がっていきます。スコアが下がることへの恐怖は、スコアアップのきっかけになります。

ただ、それではしんどいと思うんですよね。たまには自分の中で思いっきり低い点を取ってみると、最低ラインが分かって、恐怖を感じ無くなります。どんなにやらなくても780点は取れるという自信になりました。

また、新たな気づきもありました。リスニングは430点と、あんまり点数が落ちていないことが不思議なんです。塗り絵でリーディングを大量失点する私にとって、リスニングには塗り絵が存在しないからだと思うのですが、直感的にはリスニングの方が感覚に頼るのでやらないと能力が落ちる気がする割に、落ちてないんですね。やはりTOEICのカギはリーディングということでしょうか。

もともと私はかなりカンでリスニングを解きます。そしてカンが当たりまくって高得点を取ります。今回もカンはそこそこ冴えて430点取れました。

リーディングは、そのカンが通用しないような気がしますね。実力が完全に出るというか。

さて、最悪の結果になってしまいましたので、流石に次回のTOEICまではそれなりに勉強して試験を迎えられそうです。それも、低いスコアを取ることの1つの効用ですね!

第203回TOEICへ向けて

2015年9月13日に開催される第203回TOEICに申し込みました。

前回、私はモチベーションの低下により、ほぼ英語を勉強せずに受けてしまいました。おそらく800点取れておらず、700点も取れたか分からない具合でした。

ここから、次の目標ですが、900点台への復帰とします。

ベストスコアが915点というのは、最高に調子が良い時が915点ということであり、ちょっとでも歯車が狂うと900点取れないぐらいの実力です。安定して900点を超えるにはまだ実力不足だと感じています。

今回使用するテキストは読解特急4とします。今まで気になっていたのですが充分に学習できていなかった本です。

新TOEIC TEST読解特急4ビジネス文書編

以前書いた通り短文の音読&シャドーイングで成果は出ましたが、よりPART7に強くなるため、長文の音読、シャドーイングに挑戦します。具体的には以下の計画を作りました。

8月13日までは黙読により、英文の理解を深めます。日本語訳も読みます。

8月14日から、音読&シャドーイングを開始します。1日でテキストを1周、音読もしくはシャドーイングのどちらかを実行します。模試は、TOEIC前1週間以内に、2つほど解きます。それ以外は英語学習はしない予定です。学習時間は1日1時間の予定です。

失った英語力を取り戻せるように、頑張ります。

第202回TOEIC 学習の記録

第202回のTOEICに向けて私がやった勉強の記録を書きます。

3月15日、TOEICが終了してから、私は英語学習を減らしました。
気になっていた問題集の『PART5特急』を買い、気が向いたら解くという生活でした。

4月の中旬頃から、突然簿記2級の勉強を始めます。これが思ったよりも難しく、毎日勉強し飲み会にも行かず有給も使って勉強して6月14日に試験を受けました。結果は不合格でした。私には簿記の才能が無いみたいです。その間、英語は一切勉強しませんでした。

7月26日の202回TOEICには申し込んでいたので、6月15日から私はゆっくりと勉強を始めました。6月中かけてPART5特急を1周解き終わりました。そんなペースでした。

7月に入り、PART5特急を声に出して読もうと思い、テキストを見ながら聞こえてくる英文と同時に英語を音読するオーバーラッピングを始めました。400問収録されているこの問題集の1問から200問を読み、その次の日は201問から400問を読むというやり方でやりました。この、音声に併せてPART5特急の半分を読むという勉強を実行すると、だいたい40分ぐらいかかります。最大でその40分しか勉強しませんでした。

そして、7月16日からオーバーラッピングから音読に切り替えようと思い立ち、ふつうに音読を始めました。しかし、この類のテキスト、答えを暗記していないと音読しにくいんですね。答えを見ながらやるという手もありますが。問題を解きながら音読していたら、非常に勉強のテンポが悪くなり、ヤル気が無くなっていきました。

そして、TOEICまでの10日間、半分ぐらいは勉強しない日でした。上述の音読も、やって一日25分ぐらいで止めました。何故かこの時、私の身体は英語学習を拒否していました。

そしてTOEIC前日、メガ模試という問題集を解きました。リスニングとリーディングを通しで解きいたので、模試一回分を解いたことになります。結果はリスニングが100問中61問正解、リーディングが64問正解という散々なものでした。この問題集はリスニングの音声がTOEICよりも早く、あまり再現度の高いものではありません。でも、このできならもう明日はダメだな、と私は勝負する前から諦めていました。そしてTOEIC当日を迎えます。

と、3月にTOEICを受けてからの学習をまとめると以上のようになります。どうしても勉強をヤル気がせず、本当にやれませんでした。

私は英語学習が好きで今まで続けて来ましたが、やはりどうしてもやる気がしない時というのはあるんですね。もともと飽きっぽい性格なので、一時的にTOEICに飽きたのだと思います。また気が向くのを待つしかありません。

これを機に、また出直したいと思います。

第202回TOEIC 感想

202回TOEICを受けて来ました。メジャーフォームでした。

今回も、試験中にトイレに行ってしまいました。そしてもちろん、手を洗ってないです(笑)試験前のドーピングはギガシャキを使いました。カフェインの利尿作用ハンパないですね。

今回、2ヶ月完全に英語をやらなかったりして、準備不足で試験に臨みました。TOEICで900点を取った人が、勉強をやらないとどういうことが起きるのかということをレポートしたいと思います。

PART1、2はブランクを感じさせない感触で進みました。いつも通り解ける問題を解き、解けない問題は解けないという感じ。

ですがPART3、4は、かなり厳しい戦いでした。長めの英文の意味を処理する能力がかなり落ちていると思いました。

そしてPART5も、1、2と同様、900点取った時と近い感覚で進んでいきました。短文を処理する問題はあまり実力が落ちてないようです。トイレに行った時間も含めて16分ほどで終わりました。

PART6はもともと苦手意識があり、今一つでした。分からない問題は仕方なくマークし、9分かけて終了。

時刻は14:10。50分でPART7を解けるかの勝負です。今回はダブルパッセージから手を着けました。すると、難しくて英文が全然頭に入ってきません。1セットあたり9分ぐらい消費し、しかも分からなくて嫌々マークした問題が多数という致命的な状況でした。1セット9分も使っていたら全然ダメなんですが、今さら戦略を変えられず私は泥沼にはまりました。

シングルパッセージに着手した時、15分ぐらいしか残っていませんでした。こうなってくるともう気分も落ちていて、全然ダメでしたね。私はもう諦めていました。

結局シングルパッセージを19問も手を付けられず、塗り絵してしまいました。

まさか、前回915点を取った私が19問も塗り絵をしてしまうとはショックでした。勉強不足なのでスコアが落ちるのは当然ですが、こんなに解けないとはね。

PART1、2、5は、あまり前回と変わらない感覚で解けました。やはり点を取りやすいPARTなだけあります。

しかし、PART3、4、7に関しては、はっきりと、900点を取った時と解いている感覚が違いました。全然英文が頭に入って来ず、もうダメだと思いました。

今まで860点以上を取った時は、直前にかなりTOEIC対策の勉強をしており、TOEIC脳で問題を解いていました。今日はそれが全然できず、英文を思うように処理できず、終始苦しい戦いでした。なんかもう、PART7が致命的でしたね。今日の脳の状態ではどうにもならないとさえ感じました。

今回、700点もあるのか怪しい感じがしております。この悔しさをバネに、また猛勉強して900点に返り咲くことは、おそらくできると思います。でも以前900点を取った時は、飲みにも行かず、ゲームもやらず、ビジネス書さえ読まないような生活をして英語をやっていたので、失うものも多いと思いました。まして、このブログのテーマである満点を狙うともなると、かなり犠牲にするものは多いんじゃないかな。今後のTOEICとの付き合い方はよく考え直します。まだ満点に向けて猛勉強する時は来ていないと思います。

逆説的ですが、

900点取れても勉強せずに英語力が落ちたら意味がない

とは思わず、今これだけ英語力が落ちたのだから、なおさら取れる時に900点と通訳案内士を取っておいて良かったと思いました。一生勉強し続けなければ英語は必ず忘れますが、900点や通訳案内士を取ったという事実は消えません。こういった資格を持っていることに対して、人から評価されるという効果を少しでも期待するならば、後で衰えてしまうのだからこそ能力を記録しておく必要があると思います。

一生を英語に捧げるかどうか分からない以上、そういうセコい考え方も時には必要だと思います。

198回TOEIC 結果発表

第198回TOEICの結果が発表されましたね。

私のスコアは

L480 R435

トータル 915

でした!

2回連続で900点を取得です。前回の900点が私のジツリキであったことが証明されました。また、900点を超えるとあとは非常に険しい道のりとなるTOEICですが、5点だけでもアップさせることができたのは成果と言えます。

ただ、今回は900点特急の音読を3ヶ月取り組んだ後の受験だったため、もっと高いスコアを期待していました。モデルとなったJunさんという方が3ヶ月で885点から970点に上げた方法なので、同じスコアからスタートした私もそれを目標にしていました。

しかし結果は大きく及ばず、TOEICの厳しさを再確認しました。でも900点を2回超えることができた勉強法なので、かなり効果のある勉強法であることは疑いようもありません。

途中、1ヶ月間の音読を終えた後の受験で900点を超えたため、かなり気の緩みがあったと思います。

この900点特急の音読という非常に前時代的でありながら効果的な学習については、

3ヶ月間でいったい何回読んだのか?

読んでる間にどのような変化があったのか?

など、別記事としてまとめたいと思います。

第198回TOEIC 感想

昨日は第198回のTOEIC公開テストを受けて来ました。

今回は試験中にトイレに行くこともなく終えたのですが、できは正直イマイチです。

まず、Part1の1問目で、あんまり自信が無かったんですね。たぶん正解しているんですが、意表を突かれ、立て直すのに時間がかかりました。

Part2は前半が難しく、後半は普通の印象。

Part3、4は極めて普通の難易度だと感じました。

リスニングは、3,4で点が取れているはずなので、そこそこのスコアは出ると思います。

リーディングでは私はPart6,7,5という変則的な順番で解きます。最後に焦った状態で解くのは、Part5が良いだろうと思っているからです。

まず、昨日はPart6が不調でした。たぶん2問ぐらいミスっていると思います。

Part7は普通だと思います。いつもの通り時間が無くなり、残り13分でPart5へ。

Part5も、125問目ぐらいまでは普通に進んでいったんです。しかし、そこから、ある程度文脈を取らないと解けない語彙問題が多く感じました。13分しか無く、ほぼ読んでる時間が無いので、これはキツい。かなりの数をカンでマークしてしまいました。

Part5が解けず今回のテスト全体に高スコアを期待できない結果となってしまいました。

リベンジ!といきたいところですが、4月は用事が入り受験できず、また最近は料理やスペイン語などTOEIC以外にもやりたいことがいろいろあるので、今後どれくらいTOEICを受けるか、ちょっと悩んでおります……。

私がTOEICで900点を突破した方法

TOEICで900点を突破した時の学習記録については、こちらの記事に書きました。今日はその学習がなぜ必要でどのように効果があったのかという考察を伝えます。尚、どうしてもスコア帯によって必要な勉強法は異なりますので断っておきますが、私が伝えられるのは885点から910点に上がった時の方法です。

※こちらの記事はTOEICの問題がPart5が40問出題された時代のTOEICについての記事ですので、ご注意をお願いします。

課題の認識

私の課題は、制限時間内にリーディングが全問解き終わらないことでした。TOEICで885点と言うと全問解ききることができるだろうと昔は思っていたのですが、模試でも本番でも、いつもリーディングで3問ぐらい塗り絵(時間が足りなくなって勘でマークすること)していました。これを全問解ききるスピードを付ければ900点は取れるだろうと思っていました。逆に言えば私はPart7の正答率などはかなり高かったのです。時間さえあれば正解にたどり着けるタイプの受験者でした。

何故塗り絵をしてしまうのか

私はいつも、Part5に19分ぐらいかけていました。分からない問題に遭遇すると1分ぐらい悩んでしまい、結局勘でマークする、ということがよくありました。その結果Part7で3問ほど塗り絵していました。これは非常にもったいないことです。

塗り絵を解消するためにどうしたら良いのか

リーディングで手強いのは、何と言ってもPart7です。ここを速く読めれば、かなりタイムを短縮できます。しかし、英文を読むスピードを上げることは、一朝一夕にはできません。

それよりも、全体の時間配分を見直すことにしました。よく言われるのが、Part5に14分、Part6に6分、Part7に55分という時間配分だと思います。これを強制的に実行するための手段が、Part5を最後に解くという方法です。焦って解くと1問に1分とかかけられないので、Part5で無駄な時間を使わないで済むんですよね。ただ、今まで19分かけていたPart5を14分で終わらせて、できれば正答率を上げたいので、やはりPart5の強化は最重要課題でした。

そこで、JunさんというTOEICで何度も満点を取得している方が仰る900点特急の音読という勉強法を始めました。

900点特急の使い方

(こちらは2017年に発売された改訂版ですが、この記事を書いた時、私は旧版の本を読んでいました)

この本の効果的な使い方を説明しますが、実際は900点特急の中で推奨されている勉強法を実行したのとあまり違いはありません。実は本の序盤に書いてあったのです。それを今まで実行していなかった私が悪かった。さて方法は以下の通りです。

    1. 問題を解く、解説をじっくり読んで理解する
    1. リスニング用音声を聞きながらテキストを音読、即ちオーバーラッピングする
  1. シャドーイングと音読をする

基本的には以上の順番で行いましたが、声を出せない環境で勉強する時は黙読で回答する→解説を読むというところに戻ったりしていますので、上記の過程を何周もやっているという感じです。この辺りの話は、前回の勉強記録の記事の方に詳しく書きました。

900点特急の学習過程での変化

1冊のテキストのみを使い続けていると、自分の状態が変化します。

最初に訪れた変化は、答えを覚えたため、間違えなくなったということです。ただ、まだ選択肢を見なければ答えは分かりません。選択肢を見ると、間違えずに回答を選べるという状態です。これは、答えの選択肢を見なければ答えを思い出せない、又は外れの選択肢も見なければ答えを選べない、という点でまだ学習途中の段階です。ちなみに、答えは全て回答根拠と合わせて覚えることが大事です。

次の変化は、選択肢を見ずに正解を出せるようになったということです。ただ、前後の単語などを見て、少し考えて思い出すというレベルです。

最後に、問題を見た瞬間に答えが分かるという状態になりました。ここまで来るとさすがに、Part5の他の問題集を解く能力もかなり上がっていました。だいたいの問題が、900点特急の問題のどれかのパターンに当てはまるんですね。900点特急は問題の空欄になっていない箇所についてもTOEIC頻出の表現が頻出の、非常に美味しい問題集です。空欄以外の部分もけっこう覚えてしまっているので、同じ表現が出題されると、何となく解けます。

900点特急学習を終えた効果

900点特急の全問の答えを暗記して即座に解ける状態でTOEICに臨んだ私は、それまでと比較して確実にPart5で瞬殺できる問題が多いと感じました。Part5を13分で攻略でき、私は自分の公開テスト受験歴の中で初めて塗り絵無しで試験を終えることができました。結果、正答率も向上していました。

また、Part7や、リスニングパートにおいても効果がありました。何度もシャドーイングしていたので、TOEIC本番ではかなりリスニングの調子が良かったです。そして、これは何となくとしか言えないのですが、Part7を解くのも早くなったと思います。これらの効果は、TOEIC受験後に読みましたがこちらの本『シャドーイングと音読の科学』で説明されている効果が実際にあったのだと思います。

Part5形式の問題が100問と、Part6形式が10題しか収録されていない900点特急を何度も解き、音読とシャドーイングをしただけですが、TOEICにおける全パートで得点力が向上しました。Part4やPart7などの長文も、結局は短文の組み合わせで構成されているので、一文一文の理解を深めるPart5の繰返しは効果があるのだと思います。実は900点特急はかなりエッセンスの詰め込まれた問題集だったのです。

同じ問題集を何度も解く・読むことの是非

私は昔から、同じ問題集を何度も解くのが嫌いでした。大学受験の時も、特に試験直前などは問題集は多くても2周ぐらいしか解かなかったと思います。勉強は飽きずに続けることが大事だと思っていて、同じ問題集を何度も解くと飽きるので、あまりやりませんでした。

しかしTOEIC業界では、HAMMERさんとか凄いTOEIC講師の方はみんな口を揃えて

「一冊の問題集を徹底的にやれ」

と言っています。私は今まで逆らっていたわけですが、今回実行してみて、その効果を実感しました。

また、この勉強法はテキストを1冊しか使いませんので、非常にシンプルで勉強しやすいです。日々の仕事で忙しいサラリーマンに向いている勉強法だと思います。特に一日の勉強時間が2時間ぐらいしか取れないのならば、一冊に絞って深く定着させるのが良いと思います。

最後に一言

900点特急は一冊で相当効果が出る、非常に美味しい問題集です。しかし問題が難しいこともあり私のように1回だけ解いて本棚に眠らせている人は多いと思います。もし900点の壁に阻まれて、勉強の指針を見失っている方が居らっしゃったら、是非900点特急のやり込みに挑戦してみてください。きっと効果を得られると思います。

第197回TOEIC公開テスト 受けて来ました

先ほど、第197回TOEICを受けて来ました!メジャーフォームです。

私は試験当日は、色々とゲン担ぎをこなして行って試験を受けます。中でも最も大事なのは、ドーピング。今回選んだのはパワードコーヒーという飲み物です。まぁこれは科学的に言っても脳が興奮状態になるのでただのゲン担ぎではないのですが。

カフェインを摂取すると過剰にトイレに行きたくなるので、午前10時15分の時点ですでに飲んでおきました。

その後、試験までに4回もトイレに行き、無事体内の尿を排出した、と思っていました。

が、リーディングで30分を経過したぐらいでしょうか。めっちゃトイレに行きたくなってしまいました。私はリーディングを時間内に解き終える実力が無いため、できれば試験中にトイレには行きたくないです。とにかく我慢していました。すっごい気が散りますね…。

が、残り30分ぐらいのタイミングで、これはもうトイレに行かなきゃ無理だな、というポイントまで来てしまいました。そして挙手する私。超特急でトイレに行きました。

1秒が惜しい状況なので、手は洗いませんでした。

※私は普段トイレに行った時は必ず手を洗います。

トイレ行ったら、途端に頭が冴え始めました。ラスト30分から私は猛反撃を始めました。こんなことならもっと早く行っておけば良かった!もっとリーディング全体で集中できたのに。

塗り絵をしてしまうのが嫌でトイレは我慢していましたが、私も早い段階でトイレに行くスタイルに変えようかと思いました。

あ、ちなみに試験自体は、まぁそこそこのできです。850は切ってないかな……と思います。受験された皆さんお疲れ様でした。

スコアは思ったより落ちない

今日は先月の第194回TOEICの結果発表の日でしたね。私のスコアは

L 435 R 430

Total 865

でした。ベストの885から20点のスコアダウンを喫しましたが、なんとかAクラスは守りました。

そう、守っただけなんですよね。今回のTOEICは守りのTOEICでした。試験問題がかなり難しく感じ、リスニングの時点でこりゃあ900はムリだ!と思ったんですよ。あとはもう、スコアダウンを小さくする戦いになってしまっていたように思います。

麻雀でも、配牌が悪い局はオリ気味に打って失点を避けます。今回のTOEICは問題=配牌が厳しかったように感じます。

もちろんそんなの全部言い訳で、私の準備不足こそが900点に到達しなかった理由であることは間違いないですが。

ただ、今回、スコアはもっと取れてないかと思いました。Part 3 で明らかに意識がトンだ瞬間というのが数回あったんですよ。もう終わったと、それぐらい思ってました。しかし蓋を開けてみればいつもどおりリスニングの方がリーディングよりも点数が良い。

意外とスコアが落ちないのがTOEICの不思議なところで、やはり高度な統計処理がなされたスコアは信頼できるものだと再確認しました。

TOEICを何度も受けると、スコアダウンが怖くなります。TOEICは恐怖との戦いです。

でも思ったよりスコアは落ちません。テストの質が良いから。

だから、スコアダウンを恐れない大胆な調整が必要なんだと思いました。

今は悔しくて、TOEICが受けたくてたまらない状態ですが、通訳案内士試験に備えて11月と12月のTOEICは受験しません。私の場合、TOEIC直前はかなり丁寧に調整しないとスコアを出せないという確信があるんすよね。

次回、1月、そして3月のTOEICまでには、今まで避けてきた問題集にも取り組んで、解ける問題を増やして臨みたいと思います。その前に通訳案内士試験なわけですが…。